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【事件激情】その男、K。【一部改訂の報】

被告人質問はまさに7月25日の今日で、加藤智大は社会が悪いとか親が悪いとか語ってるかもだが、

ここまで公判が進行して、さまざまな新事実が出てきた。
あいにく東京地裁くんだりまで公判を傍聴しに行けないので、ずいぶんと遅くなってしまったわい。やっぱりケリがついてない事件ってのはむずかしいわいのう。

いちばん大きな新事実は、ここで、

joshugrl_icon.jpg
上州ギャル

と勝手に名付けている女性との関係の一件。
これはベクトルは合ってたものの、彼女自身の証言で分かった事実は思っていた以上だった。



検察ですら「せいぜいメル友」程度に思っていたらしい。
しかしもっと信頼関係がないと弁護側証人まで引き受けんだろう、と思ったのでもっと親しめに書いたけれども、
実際はそれよりもずっと関係が深い、「大切な友だち」だった。

joshugrl_icon.jpg
上州ギャルは20代で、たぶんよりいくつか年上。

“くろちゃん”のHNで掲示板サイトに参加して、みんなでゲームや趣味を好きに語り合っていた。

とくに何人かの気の合う掲示板仲間ができた。その一人が上州ギャルだった。

あるとき、“くろちゃん”は「掲示板仲間みんなで福岡サイト管理人に会いに行こう」と提案。

それ面白いかも、となったものの、仕事も住んでる地域もまるで違うので、残念だけどみんなで一緒は無理だよね、と「みんなで九州計画」はポシャったが、

その代わりに、“くろちゃん”がクルマ(たぶん愛車の軽)で青森から土地土地の仲間のもとを訪ねつつ福岡まで行く、経過をリアルタイムで掲示板に投稿する、という日本列島縦断企画を思いつく。(はすでに失業者なので問題なし)

福岡行きは、退職した9月15日以降に始まった。
青森を出たは車中泊しながら、まず上州ギャルの住む群馬へ。
tengmikoshi_icon.jpg

来るまでの旅路の模様を写メでせっせと掲示板に投稿。上州ギャルはそれを見ながら、“くろちゃん”が来るのを楽しみに待っていた。

上州ギャルは初対面で「すごく静かないい子」と好感もったらしい。
ゲーセンやプリクラやカラオケで楽しく遊んで、「車に泊まってきた」という“くろちゃん”を家に泊めてあげた。

夜、酒を飲むと、“くろちゃん”はすぐ酔っぱらって泣きながら、家庭や仕事や恋愛、「キモオタ」「不細工」発言。このあたりは前に書いたとおり。
「すごくネガティブな人」「自分のいろいろなことを話して構ってほしい『かまってちゃん』だと思う」と証言しつつも、彼女の“くろちゃん”への友だち意識は崩れなかったらしい。

上州ギャルの家を出発したは、今度はやっぱり掲示板仲間の兵庫の女性(これが兵庫の子の正体だった)のとこを経由。
images-1.jpg

そのあと福岡サイト管理人(弁護士の言う「ネットで親しくなった人に会いに福岡まで行った」っつうのはこれのことだったか)のもとに到着。
images-3.jpg

このときにサイト管理人“くろちゃん”と話して「自虐的なことを書いて笑わせようとしている」と受け取った。

は帰路で、ふたたび上州ギャルの家に寄った。1度目と2度目は同じ旅の往路復路だったわけだ。
joshugrl_icon.jpg

そして、3度目、10月“くろちゃん”はまた上州ギャルの家にやって来る。それまでと同じように遊んだ後、最後に“くろちゃん”「死ぬつもり」発言。
そのときは上州ギャルが懸命に説得して、“くろちゃん”も思い直した。

犯行時ののジャケットは、彼女が最後に“くろちゃん”に会ったとき着てたものだった。


と、
なんだなんだ、ずいぶん違う流れではないか。彼女がなぜ

josyugrl_shogen.jpg
「やっぱり、ほっとけないから」と言ったかも、こういうことなら納得できる。


なので元記事も慌てて書き直すんである。


しかーし、モテないながら醜い部分も受け止めてくれる女友だちもいる(これ、恋人つくるよりある意味難度が高い)し、それなりに恵まれた人間関係としか思えないんだが、なーにがそんなに孤独だったのか

上州ギャルは顔を合わせたのは3回だけだが、その前の掲示板でのやり取り、3回とはいえ酒を酌み交わしつつの濃密な交流だったわけで。
男女の仲ではなかったものの、の内面を深くまで知ってたわけで、そこまで近しい女は彼女以外にいない。
彼女の方でも「今も絆を感じています」と証言するほど。

幼なじみにしろ上州ギャルにしろ後輩くんにしろ、加藤智大という男は、友人知人の数こそ多くないものの、いったん親しくなるとかなり深い友情になる何かを持ってるらしい。
世間を敵に回しかねない情状酌量証人として躊躇いもなく出てくるほどなんだから。

今後の関係をどうするか、と弁護士からきかれて、

josyugrl_shogen.jpg
「もし“くろちゃん”が今も友だちと思ってくれているのなら、連絡をとって話をしたいと思う」

と、上州ギャルは語ったという。


さて、次は本筋の#08に戻る。…予定。


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| 事件激情 | 12:41 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

はじまりましたね、公判。

掲示板についての発言がなされたようですが、どうも動機がもうひとつ腹に落ちてこないです、この事件。

どう展開していくのでしょう、このシリーズ

| イワノフ | 2010/07/27 17:06 | URL | ≫ EDIT

> 巌の府どの

> はじまりましたね、公判。

ただいま進行中。というかもう終わった頃かな?

> 掲示板についての発言がなされたようですが、どうも動機がもうひとつ腹に落ちてこないです、この事件。

前も書いたんですが、他の通り魔が事件のずっと前からキがつく人になってるのに比べて、彼は3日くらい前までじつに普通なんです。その境目をわたる瞬間がまだ分からない。

これまで書いた分は、彼の警察での供述と、彼の知人たちに取材したマスコミ、弟の手記、当時の時代背景などを手がかりに組立ててるんですが、
案の定、彼から目線はずいぶんとズレがあります。終わってない事件はこうなってしまうからまったく。

いまリアルタイムの傍聴記録が更新されて途中まできてるので、まあ今夜じゅうにはいろいろ分かるのか、と。

動機は今日の公判の冒頭で彼自身が語りましたが、なんとも胡散臭い動機です。
本人も分かってないんじゃないか、今から言うことは後づけの理由なんじゃないかってのがワ士の見立てなのですが。

しかしワ士は仕事もせずに一体昼間っから何をしてるんでしょうか。

>
> どう展開していくのでしょう、このシリーズ

いちおう、次が#08で、あと3回か4回くらいで終わる予定です。最初は「事件の発生から逮捕までの2分間にあまりにも多くのことが起きた」というのに興味があったんですが、その前ふりのつもりがとんでもないことになってしまいました。

願わくは、これ以上カトーの言うことがこれまで大きくズレませんように、です。

|  noriaky231(仮名  | 2010/07/27 18:24 | URL |

自暴自棄の末に「存在証明したる!」
みたいな勢いでやっちゃった事件なんじゃないかしらん?
と想像してるんですけどね。

たぶん、「自分は生きていても何も評価されない、
誰の気にも留めてもらえない、
生きている実感がない」と思って生きてきたでしょうから。

ある意味自分に対しても未来の彼女に対しても、
理想が高かったんでしょうねー。
上州ギャルにこんだけやさしくしてもらっても
それとこれとは別、みたいな印象を受けるので(笑)

| ash | 2010/07/27 22:39 | URL | ≫ EDIT

> あっ種どの

> 自暴自棄の末に「存在証明したる!」
> みたいな勢いでやっちゃった事件なんじゃないかしらん?
> と想像してるんですけどね。

とワ士も思ってだいたいつくってたんですけどね。

27日の被告人質問で述べた「動機」が、

なんともはやキテレツな話で、

それだとちょいと補強工事をしないと間違いじゃん、
29日の次の公判でなにが出てくるのか待たねばじゃん、というかんじです。
先に言っといてくれやケイトー。


> 生きている実感がない」と思って生きてきたでしょうから。

一連の惨め書込みも前半あたりはネタなんですよね。ことさら大げさに自虐ネタで。
そこまでは分かってるんですが、
これがどの時点で芸でなくなり、「リアル」とシンクロしちまったのか、それもまた待たねばじゃん、です。

> 上州ギャルにこんだけやさしくしてもらっても
> それとこれとは別、みたいな印象を受けるので(笑)

ねえ。「ちょっといい人にしすぎたかな」と思いきや、さらにいい人だったですからね。

なんだか上州ギャルがめっさいい人を14万8千光年も超えて女神様か観世音菩薩のようにすら思えて来ましたよ。
それともよほどの隙の多い度外れたお人好しか。

巫女の格好が似合わなかったんかな。

たぶん彼女の方も男としてどうのって次元じゃなかったかもですなあ。じつはそういう盟友的な関係の方が実は情が濃いんでないかと思うのですが。

なんにしろ29日を待たねばジャンです。

|  noriaky231(仮名  | 2010/07/28 01:03 | URL |















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