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【事件激情】ウルトラ 最終便 終段─続々【M資金】

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【事件激情】ウルトラ 最終便 終段─続々【M資金】




M資金の存在が公的に確認された事は一度もありません。
そして、M資金をふくむ様々な秘密資金詐欺で語る手口が存在し、
著名な企業や実業家がこの詐欺に遭い、自殺者まで出したことで
一般人の間でも有名になってしまいました。



────────────────ミドルエッジ 2019年10月2日
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──────────────M資金とは何だったのか?そして
────────────M資金を騙った詐欺の手口について」






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広げすぎた大風呂敷がついに畳まれる(はず)。
そこらじゅうにばらまいた伏線は漏れなく回収できるのか?
登場する事件テロ紛争戦争、その捜査活動は公表された情報に基づく。
黒字の人物赤字の人物紫字の人物および各国の機関団体部局は実在する。
白鳥百合子ニイタカ乃至カーチャこの文字色は架空の人物であり、
実在する人物との関わりも、根拠は創造にしてソースは妄想だが、ある意図がある。


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────────────────────────続きの続き


さて場面は前回 *【終段 ─続】の、

ここ↓からすこーし時間をさかのぼり──

uc49びゅう
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「なかっよしに何産土おてーさ」

uc49ガラガラガラ 
「にここ、よい来てっ帰とんゃち。でうそ、あ」

──ッャシピ、ラガラガラガ

uc49じゃいって03 
「!ンリーダねるくてっ行ゃじ」

──そんなかんじで10日くらい前まで巻き戻され。

uc49その10か

Late October, 2001
2001年10月下旬──

uc49Kogane.jpg

Kogane-Cho, Yokohama, Kanagawa
横浜市黄金町

uc49えーとはてな03
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「えーと?」

uc49あここだ
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「あ、ここだよね、たぶんおそらくそう思う」

uc49さんざん 
uc49さんざんみ02
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「ざんざん道に迷った挙げ句ようやく到着ー」
 



uc49ごめんく
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「ごめんくださーい」

「あー今行くから。ちょっとお待ちなされ」
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uc49どうもお 
「どうもお待たし──」

uc49あッあ
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あッ

uc49ここんとこ
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あッ、って、え?」

uc49ああッこ
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uc49ああッここ
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uc49ああッここん 
おおおおッ

uc49ここんとこ
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「ここんとこ毎度顔見てはびっくりされるんですけどわたし」

uc49でもよこ 
「でも横浜市街からこんな近くにザ・昭和な町が残ってたんですねえ」
「再開発から取り残された最後の地域だね」

uc49しゅうせん 
「終戦後は青線麻薬街ちょんの間、それから外国人娼婦の街。関東一の悪所魔窟などと称された時代もあったなあ。だが京急の工事でガード下は立ち退き、浄化運動で風俗追い出しも本格化するからこの猥雑な風景も姿を消す。ここも他と同じつまらない無味乾燥な風景に変わるだろう。僕もそろそろ店じまいの頃合いだ」

uc49ごめんく
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「いかにも君の信託口座の件で当時代理人を務めたのは先代だ。僕の伯父だが」
(あ、自撮りじゃなかったんだ。そりゃそうよね…)

「もう20年前に他界してしまった。今じゃ二代目の僕もジジイだよ」

uc49にしてもま03
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「にしても感慨深いな、生きてるうちに白鳥百合子と会える日が来るとはなあ」
「すみません。ここに辿り着くまでにずいぶん遠回りしちゃいまして」

uc49おじはニ 
「しかし君は若いなあ。白鳥家の養女とすると年齢が合わん気がするな」
「えーとこんなんですけど体質というか、実年齢はアラフィフなんです、わたし」
「 ゚ ゚ (д )」

uc49ごめんく
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「と、ともかく伯父ニイタカからこう託されていたそうだよ。白鳥百合子を名乗る女性が訪ねてきたら、彼女が戦えるように武器を授けてやってほしい、と」

uc49ぶきえー02 
「でもわたし、自他ともに認める運動神経の鈍さと射撃の低命中率なんですけど」

uc49いやいやそ 
「いやいや、そういう武器ではなくてな。伯父の言葉を借りれば、現代の地球上のどんな武器をも凌駕する最強の矛だ」

un15ドルです
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「その名をドルという」

un15ドルはだ 
un15ドルはだい 
「当時の基軸通貨はまだ英国ポンドだったが、彼女はブレトンウッズ体制の始まりでアメリカドルがそれにとって変わること、そしてそののちに現実となる変動相場制金本位制の終焉をも見越していたそうだ」

uc49きみが18
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「君が18歳になるまでの養育費としてニイタカの用意した信託口座があったのは知っているね。口座は閉じられたが、資金の大半は残り、ニイタカの決めたルールに従い代理人によって投資運用され続けた。半世紀にわたって。

投資先は主に欧米1世紀単位の歴史を持つ名門か、一方で新興系にもルールにのっとって積極的に一定の割合が振り分けられた。運用の管理人は英国人だが彼らも当然代替わりしとるよ」

uc49bk_Mしきん
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「どうもこの素性の知れない資金の動きを不審がった金融界の一部から風説が流布して、例のM資金の元ネタのひとつにもなったらしい。M資金なるGHQ埋蔵金が本当に実在するかは知らんが、これはMならぬN資金だな」

uc49ぼくがくた02 
「僕がくたばる前にこうしてニイタカの後継者に手渡せたとはこれほどうれしいことはない。伯父の宿題をようやく済ませた気分だ。税などもろもろ面倒事をクリアした額だ。ああ、残高もドル建て、だ」

uc49えいちじ 
uc49えいちじゅ 
「え、いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん、せ……、ええっ、これドル換算で?」

uc49これカッ はえー
「これ、カップヌードル何食分だろ」
「なぜそれを基準にするのか」

uc49えいちじ02 
「んんんん? でもこれってわたし本人でも口座開放するには
本人確認プラスパスワードも必要みたいですね」

uc49そのとお04
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パスワードを君が呈示しない限り、その基金に手を付けることはできない」
「はいはいそうそう簡単に運ぶスイーツなお話とは思ってませんでしたよ」
「問題は、そのパスワードだが──」

uc49ドサッ
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ドサッ

「(;・∀・) へ?」

ニイタカから伯父に届いた手紙や電報だ。この中のどこかに資産継承者の資格たるパスワードが隠されているそうだ」

uc49ぜんぶで02
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「全部で28通55枚手書きタイプ無線通信電報などさまざまだ。ただし、どれも意味不明な文字数字の羅列ばかりだ。例のヴェノナ文書と似た換字暗号で、解読のキーは暗号対応表乱数表ではなく、なんらかの書籍を使う書籍暗号ブックサイファーらしい。文字列ごとに書籍のページと行と何番目の文字かを示しているようだ」

uc49ただなあ 
「ただなあ、伯父はそれがどの本なのか言い残さんまま死んじまったんでな。遺言にも遺書にもそれらしい記述はなかった。伯父の蔵書のどれからしいんだが、」

「その蔵書、見せてもらっていいですか?」

uc49うげうっ
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うげ

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「うっへー本屋さんや図書館以外でこんな本が並んでるの初めて見た。しかも和洋硬軟ごった煮」

uc49あまりにも  
「あまりにも膨大だから整理しなければならんのだが、どの本が換字暗号の原本に使われたのか分からんので手の付けようがなくてね。そのまま残していた。版数や出版社によってページや行も変わってしまうからな」

uc49あいにくお
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「あいにく伯父は読書家かつ乱読だったのでね」

uc49わようち

「和洋中の法律関係から理系文系学術書、純文学から大衆小説、漫画まである」

uc49とてもそう

「膨大すぎてとても総当たりで試すことはできなかったよ。
まったく伯父も肝心なところで迂闊だなあ」

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「いえ、ニイタカさんと先生の伯父様が示し合わせてそうしたんでしょう」
「わざと? なぜそんなことをしたのかね?」

uc49たぶんテス
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「たぶんテストだ、と思います」
「テスト?」

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「わたしの脳みそがこの謎解きすらできない程度の仕上がり具合なら、彼女の資産の継承も秘密もろもろを知る資格もなし、お帰りはあちら、というわけです」

uc49もちろんこ02
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「もちろんこんなこと理詰めでいくら脳細胞をフル稼動させても、
的中させるのは限りなく不可能です」

uc49でもえそれ 
「でも──」

uc49えそれなの

uc49もちろんこ04

「え、それなのか? なぜ分かったのかね?」
解析です、キリッ」

uc49といいたい
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「、と言いたいとこですけど、ちょいとズルしました。
第六感? っていうか、お告げ?」


uc49ガラガ
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「凄い大金だな、というかド庶民の俺にはこれだけ桁が並ぶとただの数字だ」

uc49なんならだ 
「なんなら大邸宅とか別荘もドーンっと建てて豪華客船世界20周くらいとか悠々自適な老後を送り放題ですよ?」

uc49ダメだろお
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「ダメだろ、おれたちが散財するために残してくれた資産じゃないだろ。あくまで白鳥ニイタカという人の大仕事を引き継ぐ軍資金前提だろ、これは」
「そ、そうですよね、ちっ
「いまおれのせいにして贅沢三昧を企んでただろ。なに舌打ちしてんだよ」

uc49ぜんぶで02
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「というわけで、この忌々しい文字列のダラダラ洪水を、
この本と引き比べて解読しないといけないんですねー」

uc49あおいと
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青い鳥、か」

uc49しかーし うーん困ったなー(棒
「しかーし最大の問題はわたしが機械的な作業が大の苦手ってことなんですよね」
「つまりおれがやれというわけだな」

uc49はいどち02 
uc49ガラガ
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uc49はいどち02 
uc49ガラガ
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uc49むっふ 
uc49un32きみもしら 
uc49むっふふふ

uc49うっひっく アルディス~ 
うっうっ、ひっく、ひっく

uc49むふっふふ 
uc49un17ふうわたしがま
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uc49むっふふふぎ03
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むっふふふ、ぎゃっははは

uc49はいどち02

uc49マリモa 
「いやー手間かかりましたねえ」

uc49なんにち
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「何日がかりだっけ。もうへろへろですよ」

uc49やったのはおれ 
「やったのは俺で、白鳥はずっと横でマンガ読んでただろうが」
「マヤ、おそろしい子(白目」

uc49ずいぶん 
「で、これが口座の封印を解くパスワードってことでしょうね」
「ずいぶん簡単で短いな。なんでこれなんだ?」
「わたしは分かる気がしますよ、ニイタカさんがこの言葉を選んだ理由」
「?」
「“勝敗いまだ定まらず、勝負はこれからも続く”」

uc49ぎゃーっはは02 ぎゃーっははははっ
「おかげさまで巨万の富が我ら新婚夫婦のご祝儀ですよ」
ニイタカ弁護士先生たちが一抹の不安を抱くような高笑いだな」

uc49ぜんぶで02 
uc49ようけい
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横浜でもらった暗号文の解読結果、それと養兄のくれた手紙や文書を合わせた結果、ぼやっとですがいろいろとつながったような気がします」

uc49おにいちゃ
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「苦戦してるっていうロシア語ドイツ語はどうしたんだ?」
「あーそのへんは気合いでなんとかしました」
「相変わらず変態的な語学力を誇ってるな」
「確信も証拠もなしですから解析キリッとはいえない妄想創造ですけど」

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ニイタカさんがソ連へ渡ったあと、なにが起きたか」

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「そして、ニイタカさんはわたしにとって何なのか?」

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1 марта 1953 г.
1th March, 1953

1953年3月1日
昭和28年


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воскресенье
Sunday

日曜日

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Москва, Советский Союз
Moscow, Soviet Union

ソビエト連邦 首都モスクワ

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1953年3月1日運命の夜──


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ニイタカ最後の謀略が実行された。



事件激情ウルトラ 最終便 終段続々々スターリン暗殺説】へとつづく
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