【事件激情】ウルトラCC 第43便-結【9.11 THE DAY AFTER】











「ハイジャッカー19人のうち少なくともハリド・アルミダルとナワフ・アルハズミの2人が、1年半も前から米国内で暮らしていた。それをCIAは知っていて隠していた」
【事件激情】ウルトラCC 第43便-結【9.11 THE DAY AFTER】

「ミスシラトリ! あんた知っていたのか? このことを知っていたのか?」

「ええ、知ってたよ」

「知ってた? いつから!」

「2000年、昨年の春」
“そんな前から? その時点でみんなに知らせてたら
今回のテロだって防げたかもしれないんだぞ!”
「その通りだよ。言い訳はしない」

「この一件が終わったらいくら責めてくれても糾弾してくれてもいい。でも今あなたのすべき仕事はわさわざ衛星回線使って海の向こうのわたしを罵ることじゃないから」

「仕事?」
“デカの仕事、といえば決まっているでしょう”

「犯人を突き止めて、しょっぴくの」
12th September, 2001
2001年9月12日
Tuesday
火曜日

──アメリカ同時多発テロ翌日





登場する事件テロ紛争戦争、その捜査活動は公表された情報に基づく。
黒字の人物・赤字の人物・紫字の人物および各国の機関団体部局は実在する。
白鳥百合子はじめこの文字色は架空の人物であり、
実在する人物との関わりも、根拠は創造にしてソースは妄想だが、ある意図がある。

「とは言ったものの……」

「ミスシラトリ、高速衛星回線の方だが、いま取り組んでる不具合さえクリアすればなんとか使えるようになるまでこぎ着けた」

「と、通信技官は言ってたが」

「……なんか凄いことになってるね」
「ここはふだん重要証人の一時保護や秘匿捜査拠点に使ってる施設でな。だから回線ケーブルはともかくシステムがひと昔前から更新してないのだ。物流がいま完全にストップしてるから、手持ちの設備でなんとかしなきゃならん」
「あー我が国の警察庁も情報通信局の技官みんな毎日死にそうな顔してましたよ」

「理論上はこれで同期できるはず!」

「はずなのに。くそーっぜんぜん安定しないっ!」

「なんで? なんで30秒ごとにいちいち切れちゃうの?」

「ムキーッつながれーっ」

「んー思いっきり蹴飛ばすとかしたら直るんじゃない?」
「昔のテレビじゃないのだ」

Washington D.C.
White House
ワシントン ホワイトハウス


“12日の夕方、わたしがテレビ会議センター*を出ると、危機管理室**のあたりをひとりで歩き回っているブッシュ大統領に出くわした”
*事件激情内では「テレビ会議室」 **事件激情内では「シチュエーションルーム」

“何か、手持ち無沙汰なようすだった”(リチャード・クラーク著「爆弾証言」)
「あー諸君、いいかな。ちょっと聞いてくれ」


「諸君が非常に忙しいことはわかっている。だがなるべく早く、
すべてを洗いなおしてもらいたい。すべてだ」

「サダムがやったのかどうか調べてくれ。多少なりとも関係しているのかどうか……」

「しかし、大統領、やったのはアルカイダですが。サダム・フセインではなく」
“わたしはまたもや唖然とし、思わず不信の念を顔に出してしまった”

「わかってる、わかってる。だが……サダムが関わってるのかどうか、調べてくれ。
とにかく見てみろ。どんな小さな情報でも構わないから……」

「もちろん、改めて精査します、もう一度。ですがご存じのように、我々は何度もアルカイダに対する国家的支援があったのかどうか探ってきました。
結果、イラクとのつながりは何ひとつ発見されませんでした。わずかにからんでいるとすればイランです。またパキスタンとサウジアラビア、イエメンも同様の──」

「よろしい、ではその線でイラクを探れ。サダムだ」
「は、え?」

「では諸君、引き続き職務に励んでくれたまえっ」

バタンッ
“ライザ・ゴードン-ハガティが、口をあんぐりとあけてその後ろ姿を見送った”

「ウォルフォイッツの差し金だわ」

「ディック、どうしますか?」
「関係機関にアルカイダとイラクの関係について再調査を要請してくれ」
「もちろんご承知でしょうが、今さら時間のムダでは?」

「大統領からじかに命令されたとなれば無視するわけにもいかない」
「あのうミスタークラーク、若干真っ白に燃え尽きかけてません?」


「警視正どのーっ、戦闘機こわかったですーっ」

「ここ一体どこですか? へ? イエメン? イエメンってアフリカですか?」


“渋谷くん、へたってるとこ悪いんだけどさ、さっそく仕事してもらうから”
「ええええっ」
“そっちの誰かに迎えに行かせるから、周りに目印になるようなもの何かある?”


「す、砂と空しかないですー、警視正どのー」

صنعاء، اليمن
Sanaa, Yemen
イエメン首都サヌア
イエメンは1990年に南北統一したばかりで、かつての南イエメンの首都がアデン、
北の首都にして統一イエメンの首都がこのサヌアである。



「カミシュ将軍に直談判してファヒド・アルクソを引っ張り出す」
“カミシュってPSO長官の? 悪いけどそのう、彼は信用し切れない相手だよ?”
「知ってる。ジョンもそう言っていた」

منظمة الامن السياسي اليمنية
Political Security Organization of Yemen
PSO : イエメン政治治安機構
「ファヒド・アルクソ?」
اللواء غالب القامش
مدير منظمة الامن السياسي اليمني
General Ghalib al-Qamish
Director of the Political Security Organization of Yemen
ガリブ・アルカミシュ将軍@PSO長官


「今さらあの男にコールの件で聞くことがあるのかね?」

「いえ将軍、今日はコールの件で来たんじゃありません」
──いいかスーハン、カミシュを信用しすぎるなよ。

え? あなたと将軍は友人だと思ってました。だってあんなに親しくしてたし──

おいおいスーハンよ、レバノン生まれのくせにアメリカ暮らしが長すぎてこっちの連中の考え方を忘れちまったか?


カミシュはアルカイダと裏取引してる。アルカイダはPSOに何をするのか事前に耳打ちしておく。PSOはイエメンへの影響を最小限にするよう立ち回るってわけだ。

その代わりPSOはアルカイダにぎりぎりの便宜をはかってやる。適度な見て見ぬふり、パスポートや移動手段をこっそり用意してやる。裏でツーツーってやつだ。
じゃ、アメリカの駆逐艦が狙われてることも知ってた?

どうかな。ただはっきりしてるのはあのテロで吹っ飛んだのはアメリカの軍艦、死んだのもアメリカ兵ばかりってこと。そして実行犯一味のクソは牢獄にぶちこまれたように見えるが、そのじつおれたちアメリカ人から隔離して、尋問できないようにしてる。つまりクソはおれたちの追及から安心安全に守られてるってことだ。

じゃあ将軍は奴らのエージェント同然じゃないですか。
とも言い切れんのさ。ここがおれたちの感覚では理解しがたいところだがな。
カミシュの役割は複雑なんだよ。
イエメン自体がアルカイダのテロの標的にされず、一方で金づるのアメリカの機嫌も損ねんようそれなりにうまくやる、
自国民の怒りが政府に向かず、北に多いシーア派と南に多いスンニ派のどっちも刺激しすぎないように臭いものにフタして丸く収める、
ついでに大統領サレハが親しいイランにも気をつかう。
カミシュはその全部を満たすための綱渡りをやってるんだ。

それどう考えてもぜんぶ成立させるの無理でしょ。
無理でしょとかできないとかじゃなくやらなきゃ内戦に直結するんだよこの国は。湾岸諸国は多かれ少なかれ同じような悩みを抱えるがイエメンはとくにだ。この国は中東のややこしい問題見本市みたいなもんだ。

サウジやイランと違ってイエメンは小せえ国だし、ちょっとしたガス田があるくらいで貧乏だ、なのに誰もが欲しがる紅海入口の要衝にある。南北統一したばかりで国情は不安定。政府が国民を食わせていくにはアメリカのカネが不可欠なのに、国会議員と国民の半分はアメリカを憎んでいる。
だからよけいに超絶技巧的な八方美人が必要なのさ。

じゃ、カミシュ将軍はアルカイダの不利になることはやらない。つまりコール爆破テロの捜査もFBIに協力するふりをしながら、じつは妨害している、そういうことですか?
そう落胆するな。男気の熱さじゃアイルランド系で五本の指に入ると名高いオニール様がただズルいだけのクズ野郎にブラザージョンなんて呼ばせるわけないだろ。

カミシュは確かにしたたかで裏がありまくりだ。
だが同時にやつは漢なんだよ。
一本筋の通った誇り高き武人でもある。
だから場合によっては開かずの扉の鍵を渡してくれる、そうおれは睨んでる。
場合によっては、というと?

ハートさ。全力で打算なしの気持ちをぶつけるんだ。

「いえ将軍、コールの件で来たんじゃありません。あれです」


「ジョンがあのビルにいた」

「あそこにブラザージョンが? 安否は?」
「ジョンの最後の電話はタワーの中からだった。その直後にタワーが崩壊した」

「あれから誰もジョンの姿を見てないし、ずっと連絡もとれない」

「インナー、リッラーヒ、ワインナー、イライヒ、ラジウーン」
(まこと我らはアッラーのもの。まこと我らはアッラーの御許に還るのだ)
「将軍、力を貸してください」

「クソはアデンの牢にいる。だが今日のうちに必ずここへ連れて来させよう」
The Headquarters of Central Intelligence Agency
CIA本部


「ここビンラディン問題課とFBIニューヨーク支局、ウェストウィング、サヌアとアンマンが高速衛星回線でリンクすることになった」

「それでマシューズ、ニューヨークのミスシラトリが、ジェニファー・マシューズ、つまり君をここの端末責任者に指定してきている。受けるかね?」

ここでわたしが引き受けたら、ユリコとわたしの内規破りの関係を公然と認めることになる。わたしの情報リークも露見する。ユリコはそんなこと百も承知なはず。
それでもわたしの名を出した。ということは──

ユリコのやつ、わたしも一緒に滅べってか。
上等だ、地獄まで付き合ってやんよ!

「やります。ただし、この件について全情報への聖域なし無限アクセス権および、上位管理者にも情報供出を強制できるユニット長資格をください」
「え、いや、それは長官でなければ決められん」
「では、長官の決定をもらってください。時間ありません、すぐに!」


「アメリカでなにか起きたんだってな。でもおれは関係ねえよ。
ずっと牢屋にぶち込まれてたんだし。あんたも知ってるだろ」



「クソ、これがどこで撮られた写真か分かるな」
فهد القصوع
Fahd al-Quso
ファヒド・アルクソ


「……………」
「クソ、僕は答えを知っている。僕が正解を言う前に話した方が利口だぞ?」
「マレーシアだ。でもおれは行ってない」

「ほう、じゃあ、同じ日、同じ場所で撮られた写真もあるんだが、」


「さあ教えてくれ。これは誰だ?」

「……これは、おれだ」

「そうこれはクソ、君だ。なんだ行ってるじゃないか。
なんでマレーシアに行ってないなんて嘘をついた?」

「ウソじゃない! クアラルンプールにはたしかに行った。だが会合には行ってない」
「下手な言い逃れしようとしても無駄だぞ」

「本当だって! 会合には幹部が集まったんだ。おれは下っ端だから入れない。この写真だって暇つぶしで町をうろうろしてたときのやつだよ。本当だ嘘じゃねえ!」

「そうか。だがそうすると以前の君の話に矛盾が生じるんだな」




「この男が誰かわかるな?」
「ああ、ハラドだ」

「そうだな、“義足のハラド”ことタウヒク・ビンアタシュだ。君が軍資金3万6000ドルを渡した相手だな。となると、おかしくないか? 君は以前はこのハラドとタイで落ち合って金を渡したと言っていたが、嘘だったのか?」

「バンコクで会ってカネ渡したのは本当だ。時間の合うクアラルンプール行きの直行便がなかったから向こうで会う時間がなくなった。ハラドの方からクアラルンプールに呼びつけといて、会う時間がないからバンコクに戻って待ってろと言われたんだ」
「なるほどな。とりあえずおまえの言い分を信じるとしよう」

「なら次だ。これを見てみろ」





「この写真のなかに知った顔はいるか?」



「こいつ。この男は見たことがある。ほかは……覚えがないな」
(これはマルワン・アルシェヒ。ユナイテッド175便のハイジャッカーだ……)


「いつ、どこで、この男を見た?」
「一昨年だったかな。カンダハールのゲストハウスだ。こいつがラマダン*でぶっ倒れて、ゲストハウスのアミール**に看病されてたんだ。名前は聞いてない」
*ラマダン : イスラムではラマダン月(ヒジュラ暦9月)の1カ月間、
*毎日日の出から日没まで飲食しない断食(サウム)を行う戒律がある
**アミール : 「おやっさん」的意味もあるが、ここでは支配人、管理人、主人の意

「たしかドイツだっけか、あっちの方から来た学生だった。こういう温室育ちのお坊ちゃんがラマダンでへたばるのは珍しくない。真面目すぎて融通がきかないからガチで断食しちまう。ほどほどに手を抜けってアッラーは思し召しなのにな」

「そのアミールの名は?」
「は?」

「この男を看病したゲストハウスのアミールだよ。誰だったか覚えているか?」

「アブー・ジャンダルだ」
「ずいぶん即答じゃないか。知り合いか?」
「いや、話したことはない。でもちょっと特別な男だったんだ」

「シャイフオサマ直属の護衛だった。いつもシャイフのそばに付き添っていた」


“クソ追い込み、お見事でした、スーハンはん”
「ハンは1個でいいから。
しかしクソのやつ、前はあんなにおしゃべりじゃなかったぞ。
なぜ今回はあっさり口を割ったんだろう」

「カミシュ将軍から、今回のテロについてはおまえを庇わねーよ、と言い渡されたってとこでしょう。今回のテロはさすがにやりすぎでアメリカは本気で怒っている。イエメンがアルカイダに与しているとアメリカに見なされるのは困る、ということ。
カミシュ将軍がイエメン当局を説き伏せてくれたんだと思う」

「そうか、それなら饒舌だったのもうなずける。しかしクソはやはり末端のセル細胞でしかないと分かっただけだ。今回のテロのことだって何も知らなかったな」
“収穫はあったよ。新しい名前が出てきたよね”

「アブー・ジャンダル。たしか同名の男がイエメンで収監されてたはず」*【第19便】
“イエメンに? 僕の記憶にはないが”
「わたしは覚えてるよ。国家警察の囚人名簿に載ってた。たぶん本名じゃなくてアルカイダの聖戦士名だろうけど。人名に使うにしては珍しい言葉でしょう?」

「“死の父”、か。たしかに」
“その厨二病くささからいって、聖戦士名だよ、アルカイダの。
カミシュ将軍にアブー・ジャンダルを尋問できるよう掛け合ってください。わたしの秘密兵器もそれまでには間に合うと思うから”
「わかった」

「でも回線がつながらないとなんともしようがないんだよな」

「……なんかさらに凄いことなってるし」

「よし、今度こそ、これでどうだ!」

しーん

「あーくそっまたダメか!」



「……嘘」──────「つながった」
ひとまずほっとする白鳥である。
The Headquarters of Central Intelligence Agency
CIA本部



「アブー・ジャンダル、アルカイダの古参メンバーの情報を徹底的にかき集めて! ヒューミント、オシント、シギントすべてのソースを当たって!」

「分かっていることは、アルカイダの幹部ではないが、ビンラディン直属の護衛、“特別な男”と見られていたイエメン人。今年春頃にイエメン国内で逮捕されている」


「アルカイダ関係以外でも、どんな細かな情報の断片でもいい、すべてわたしのボックスに集約して! 時間は限られている。精確かつ急いで!」

「ネタ出し惜しみするやつがいたら、わたしがぶっ殺す!」

会議は踊る。

ブッシュは偉大なパパが湾岸戦争で滅ぼせなかったサダム・フセインを自分の手で仕留めたがっている。その子供じみた願望を取り巻きにうまく操られて乗せられている。
ブッシュを取り込み、どさくさ紛れにアフガニスタンとすり替えてイラクをやっつけよう派が、チェイニー、ラムズフェルド、ウォルフォイッツ。
さらに大統領上級顧問カール・ローブ、副大統領首席補佐官兼大統領補佐官ルイス“スクーター”リビー、“暗黒の君”リチャード・パール国防政策諮問委員会委員長、ジョン・ボルトン国務次官@軍備管理/国家安全保障問題担当とかまあいろいろ。
そしてもうひとり、浮かんできた大物が──

بندر بن سلطان بن عبدالعزيز آل سعود
Bandar bin Sultan
Saudi Arabia's ambassador to the United States
バンダル・ビンスルタン王子
@駐米サウジアラビア大使
アメリカと「特別な関係」の同盟国 そしてブッシュ大統領の友人

(やっべえ。この強メン相手に、勝てる気がしねえ)
このままだとオサマ・ビンラディンもアフガニスタンも無視して、
イラクのサダム・フセイン大統領を9.11の首謀者と名指しして戦争が始まる。
そしてそんな嘘すぐ世界中にバレる。
こうなったらもはやユリコのプランだけが頼りだ。

صنعاء، اليمن
Sanaa, Yemen
イエメン首都サヌア

「砂漠に空から舞い降りたというのはこの御仁かね」

「ええ、将軍。こちらはサージャントシブヤ。日本の捜査官です。尋問の協力に駆けつけてくれました。ブラザージョンも信頼(していたミスシラトリが信頼)している」

「………?」

「アブー・ジャンダルはアルクソのような男とは違うぞ。心してかかることだ」


「ここで待て」




ガラガラガラ──


ابو جندلؓ
Abu Jandal
アブー・ジャンダル















“不信心者どもがここで何をしている?”

“アメリカ人とは話さないぞ”

「アブー・ジャンダル、なぜ話さないのだ?」
「アメリカはイスラエルの犬だ」

「われわれは君の考えを聞きに来ただけだ。とても大事なことだ」

「……………」

「ジャンダルよ、ここはおまえの祖国イエメン。我らは同胞だ。ここで同胞を交えて客人と話をするのをアッラーは拒まれぬ」

「イエメン人だとしてもアメリカと与する者はアメリカ人と変わらぬ」

「………」


إذا كان الأمر كذلك ، ماذا عن التحدث إلى اليابانيين؟
「では、アブー・ジャンダル、日本人と話すならどうだ?」


إذا كان الأمر كذلك ، ماذا عن التحدث إلى اليابانيين؟
「では、アブー・ジャンダル、日本人と話すならどうだ?」




الله يرفض التحدث مع الشعب الياباني
「日本人と話すなとアッラーは拒まれているのか?」

الله يرفض التحدث مع الشعب الياباني
「日本人と話すなとアッラーは拒まれているのか?」

الياباني
「日本人だと?」

「始まった」

「これが、あの」

「ポリスニンジャのニンポー、クグツノジュツ」*【3機目】

9.11最後の戦いは、アラビア半島にある牢獄の薄汚れた一室で、
人知れず、ごく静かに始まっ

ドクン

ぐっ。

くそくそこんなときにかよ!

神様仏様あといろいろ様、もうちょっとだけタンマ!
【文明之衝突之章 第44便 最後の聖戦ラストジハード】へとつづく









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