PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

【事件激情】ウルトラNW : 第29便-続【シモヤマインシデント】

un00modoru.jpgwhitespace*200*20un00mokuji.jpgwhitespace*200*20un00tojo.jpgwhitespace*200*20un00shiryo.jpgwhitespace*200*20un00nenpyo.jpg
*第28便──────────*new
【事件激情】ウルトラNW : 第29便-続【シモヤマインシデント】



下山さんの奥様にお目にかかって、
自分の見たとおりのことを
思うまま申し上げてみたいのです」

────長島フク 末広旅館女将





un29modoru.jpg” border= ≪【第29便へと戻る

メガネが見つからない限り、

un29ちちはメ 
あなたの話には説得力はありませんよ!」

un29けっきょく 
線路なんて鉄の山脈みたいなもんだし金属探知機も役に立たねえ。人海戦術で砂利までひっくり返したが、結局下山さんのメガネは見つからなかった」

un28このエピ

「“もうひとつ鉄の山脈”は調べてみましたか?」

「もうひとつ? どこにある」

un29わたしのうし08 
わたしの後ろに



 un03titlenewworld.jpg un29cptnumber.jpg
u00redline_c_640.jpg 
un29cptanotherfact.jpg ─の続き

登場する事件テロ紛争戦争、その捜査活動は公表された情報に基づく。
黒字の人物赤字の人物紫字の人物および機関団体部局書籍文献は実在する。
白鳥百合子ニイタカ・ヤヨイ-カトリーヌはじめこの文字色は架空の人物であり、
実在する人物との関わりも、ニイタカの語る下山事件の「眞相」も、
根拠は創造にしてソースは妄想だが、ある意図がある。



un29わたしのうし07
whitespace10*10
un29これをし 
un29これをしら 
「これを調べましたか?」

un29おれのしる
whitespace10*10
un29おれのしるか 
「………おれの知る限り、こいつは、調べてねえ」

un29まさかこ 
un29まさかこれ 
「まさか、これほど目立つ場所にメガネがあればすぐ気づくのではないか?」

un29このてっs 
「この鉄塔は大小の鉄骨や鉄棒、留め金、ネジ、送電線、ケーブル──
それこそ金属がさまざまな形で複雑に組み合わさっています」

un29そこにメ

「そこにメガネ程度の大きさの金属が紛れ込んだとして、
よほど意識していなければ見分けられないのでは?」

un29しかしいまま 
「しかし、いま真っ暗で見えねえぞ。昼じゃなきゃ。
今夜は無理だろ。また出直そうぜ」

「あいにく今夜のうちに済ませる必要があるのですよ」

un29ってなんnew0505 
「ってなんだよ、その顔は! おれに登れってか!」
「やっていただけるならそれが一番ですけど、やめておきましょう。
滑って落ちますし、感電しますし。照明が必要ですね」

un29このかい 
「この懐中電灯では光が届かないな」

un29くるまの 
「乗用車のヘッドライトでは? 加賀山さん、大西さんも車で来られましたよね」

un29けいしゃ 
「傾斜を利用して──」
whitespace10*10
un29ブルルル 
un29みえます 
un29みえますか
whitespace10*10
un29みえますかひ 
un29みえますかひら09 
「見えますか、平塚刑事

un29おおさす 
「おお、さすがに車3台で照らしたら、真っ昼間とまではいかねえが、
なんとか見えるくらいには明るいや。だが……」

un29あったのか 
お、

「あったのか?」

un29ああらし 
「ああ、らしいのが」

un29どうです 
マジで?

un29たしかにロ 
「たしかにロイドメガネに見える。レンズは割れたのか無くなってるようだ。
ずいぶんねじくれて見えるが、通電かなんかして焦げたか?」

un29みせてく 
「見せてくれ」

un29しんは

un29しんはき 
「芯は金属でも大部分はセルロイドだ。事故の際に破損したかもしれないし、」
whitespace10*10
un29つごうふ 
「ふた月近く真夏の日差しやら雨やら野ざらしだったなら相当に劣化しているだろう」

un29おくさまど
 
奥様、どうです。あれはご主人メガネですかい?」

un29だとおも 
un29だとおもい 
「……だと、思います」

un29ニイタカよs

un29ニイタカよど02 
ニイタカよ、どうやらおめえさんの読みが当たったな」
「わたしは消去法を用いたに過ぎません」

un29まさかち 
「血眼になって地面を這いつくばってたのを、ずっと見下ろされてたとはな」

いや、ちょっと待ってください
whitespace10*10
un29かたちは 
「形は似ていても、あれがメガネだと決まったわけではないでしょう?
よくあるメガネだ。ニイタカさんだって似たのをかけてる」

un29さだひこく 
定彦くん、下山さんのもの以外のメガネがあんな場所にあるとは考えられんよ」

un29そうですか 
そうですか? このニイタカという人が自分で引っかけたとしたら?
それなら場所を言い当てられて当然ですよ!」

定彦! もうやめなさい。
さっきからあなた、おかしいわ。どうしたというの?」

un29さだひこや02s 
あわわわわ。

「いや、おかしいのは母さんだ! こんな見え透いた茶番を信じるのか?
あれほどお父さん殺されたに違いないと言っていたじゃないか」

un29でもいまの 
「でも今の話を聞いたでしょう? お父さん自殺じゃなかったのよ?」

un29こんなはな 
だから? こんな話くらいで変える程度の考えだったのかい?
結局カネが欲しかっただけなのか?」

un29さだひこくんっ 
定彦くんっ言葉が過ぎるぞ!

(ノД`) なんか目も当てられん修羅場になってきたんですけど……、

un29さだひこさんはど05s 
定彦さんはどうあっても事故死という可能性を受け入れたくないようですね」

(;・∀・) が、あくまで平常運転すぎるニイタカさんである…。

un29あたりま 
「当たり前だ、殺された他殺しかあり得ない。こんな茶番に騙されるもんか」

メガネは見つかりましたよ。あれでも足りないと?」

un29かりにあ 
「仮にあれがメガネだとしても、それが何なんだ。生きてここに来た証拠にはならない。殺されがかけたまま運ばれたかもしれないじゃないか」

un29ころされ 
死体線路に置かれたなら、横たわっていたことになり、顔は地面近くにあったはずです。その状態で列車轢かれメガネがあの高さまで飛ばされるでしょうか?」
whitespace10*10
un29あれニイnew0510
whitespace10*10
んんん? ニイタカさん、どうして少しずつ立ち位置を変えてるんだろう?
whitespace10*10
u02いのちしらず 
相対する定彦くんもそれにつられて無意識に動いている。
whitespace10*10
un29あいたい0303 
まるで、彼を導いて誘い込むように。なんで?

un29わたしはこうか02y 
「わたしはこう考えますよ。下山総裁は立っている状態で列車撥ねられた。だからこそメガネはあの高さまで飛ばされた、と。いずれにせよ可能性でしかないですが」

un29ちがうそ 
違う違う! それこそが大間違いだ! 鉄道を知り尽くしていた。汽車が来るのに線路でぼーっとして事故死なんて、そんな間抜けなことは絶対にしないっ」

un29だからお 
ああそうか。
彼は父親をすごく尊敬して大好きだったんだ。
だから怒っている。
父親を貶めようとするニイタカさんを許せない。

un29ひとのこ04 
「人の行動に絶対はあり得ない。可能性の差に過ぎませんよ」

un29あんたはてnew0505 
「あんたは鉄道を知らないからそんなことを言うんだ。
蒸気機関車がどれだけ凄まじい轟音を立てるか、」

un28ブオオオ
 
un28ドシュコ 
──

un29なんキロnew0505 
D-51を知ってたらそんなこと言えないはずだッ

un29なん 
un29なんキ 


un29すぐそばに 
何キロも離れたところでもあの汽笛ボイラーの音は聞こえるほどなんだから!

un29すぐそば 
un29すぐそ 
おい、ちょっ

un29すぐそばにD 
すぐそばにD-51が来るまで、気づかないなんて、
絶対にそんなはずないんだっ
whitespace10*10

定彦くんっ
whitespace10*10
un29うしろを
whitespace10*10
後ろを見ろ!

un29にげろは
whitespace9*6
逃げろッ、早くッ
whitespace10*10
un29きしゃが
whitespace10*10
汽車が来るッ

un29はホオオ 
「は?」

ホオオオオオオオオオオオオ


un29ホオオ0202 


un29un28ドシュココ

ホオオオオオオオオオオオオオ

un29えドシュ 
?」
whitespace10*10

ドッシュココドッシュコッコ

un29ひガタン 
「─────

ガタンゴトンッガタンゴトンッガタンッ
whitespace10*10
un28そこにきか0101

ホオオオオオオオオオオオオ
 
un29ドシュココ03

ガタンゴトンッガタンゴトンッ

un29ホオオオs

ホオオオオオオオオオオオオッ

un29ホオオオオ

ホオオオオオオオオオオオオオ

un29ホオオオオオ02 
un29ホオオオオオオ02

オオオオオオオオオオオオオオ

un29ガタンゴ03

オオオオオオオオオ─────

un29ドシュココド

ドッシュコッコドッシュコッコ

un29ガタンゴト03

ガタンゴトンッガタンゴトンッ

un29ガタンゴトン
whitespace10*10
ガタンゴトンッガタンゴトンッガタンッ
whitespace10*10
un29ガタンゴトンッs
whitespace9*6
ガタンゴトンッガタンゴトンッガタンゴトンッ
whitespace9*6
un29カンカン 
ガタンゴトンッガタンゴトンッ

ガタンゴトンッガタンゴトンッ

un28カンカン 
カンカンカンカン──


ホオオオ──

un28プアーー03 
なお幽体なわたくしめはまたもやすり抜けた模様っす……、

un29わかっち 
分かっちゃいても心臓に悪いよ。ん? 幽体って心臓あんのか?

un29さだひこっ 
定彦っ」

un29いまれ 
un29いまれい

「いま零時18分です」
whitespace10*10
un29いまれいじnew0514_3 
un29ほぼおな02 
「今とほぼ同じ時刻、下山さんはここで轢死されました」

un29かんいっ 
un29かんいっぱ04

un29かんいっぱつ 
「間一髪だったな、ケガねえか」

un29そのへん

「おいなんだよ、その変な間は! 柄にもねーってのは分かってるよ!」

un29はっちゃんい
whitespace10*10
un29ありがとう 
「ありがとうございます」

un29てかこれ 
八っちゃん意外とこういうのさらっとやるんだよなー(ああ見えて紳士

un29ってかこれっ
whitespace10*10
「あーだからよーあれだほれ、あれこれ見えてちまってるの早よ隠しとけ」
「ふふ、なかなかそそる脚でしょう?」
「だから女がそそる脚とか言うなって!」

( ー`дー´) てかこれってハットリ中尉の役回りでしょ、イケメソなにやってんの?

un28ひとつの ←イケメソ出遅れました

un29さだひこくんき 
定彦くん、君は、汽車が近づいているのにまったく気づかなかったのか?」

un29けいてき

警笛ボイラーの音があれほど大きく聞こえていたのに」

un29ガードふ 
ガード付近のこの場所は死角なのです」

un29れっしゃs 
列車にとっても、にとっても」

un28かりには 
東武線の高い土手、そしてガード手前のカーブのせいで、列車の近づくのはここから見づらく、そしてその音も聞こえにくいのです」

u02ひがしへと 
「この場所の線路内にいる人が、近づく列車を目にするのは、
列車ガードに差しかかろうとするとき、」

u07そこにき0101

「瞬く間に目の前です」

un29さだひこさんあなた02 
定彦さん、あなたはD-51の発する“凄まじい轟音”にも振り返りませんでした。あの場所に立って興奮し大声を上げているあなたには聞こえなかった」

un29あのよる

「あの夜、406貨物列車発車遅れを取り戻すため速度をかなり上げてました。しかも機関車の電気系統の不調でヘッドライトが非常に暗く、さらに豪雨により目と耳も遮られました。列車の接近に気づける条件はさらに厳しくなっていたでしょう」

u02ごぜん 
u02そのしゅんかんに 
機関車運転士助手轢断したことに気づかないほどでしたから」

un29しもやまさんは
whitespace10*10
下山さんは暗い土砂降りの線路で、落とし物を探すのに夢中だったのだと思います」

un29それほどた
whitespace10*10
「それほど大切なものだったのでしょう」

un29それもれ 
un29それもれっ
whitespace10*10
「それも列車の来る西方面への注意力を低めたと考えられます」

un29そしてホ 
そして──

un29ホオそし 
un29ホオそして

un29ホオそしてさ
whitespace10*10
ホオオオオオオオオオ
whitespace10*10
un29ホオそしてさだ02

un28ドシュココ02

定彦さん、あなたは列車の接近を知った後も逃げようとしませんでしたね。

un29よきしな02

予期しない現象に突然見舞われると、人の脳は一瞬おきていることを認識できない、

だから咄嗟に体が反応できず、動けない。

un28ぱしゅっは

素人の一般人でも、鉄道に精通した専門家でもそれは変わりません。

un28そこにき 
u07そこにき0101

人間とはそういうものです」

u07そこにき02


un28ぱしゅっ


ぱしゅっ




un29みなさ
whitespace10*10
un29みなさんこ

un29みなさんこんa 
un29みなさんこんb 
un29みなさんこんc 
un28わたしがか 
un29みなさんこんd 
un29みなさんこんe

un29みなさんわた02s 
「皆さん、今夜は遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました」
whitespace10*10
un29みなさんこんや 
「非礼な言動で皆さんに不愉快な思いをさせてしまったことにつきましては、
最後となってしまいましたが深くお詫び申し上げます」

un28まずはじめに 
「これにて夜会をお開きとさせてください」

un29さだひこさだ

un29さだひこさだひ 
un29さだひこさだひこ 
定彦

un29さだひこさんか

un29さだひこさんかえ 
定彦さん、帰りましょう。おうちまでお送りします」
「でも、大西さんはもう……」
「今夜はまだ、下山総裁専属運転手ですから」

un29あおくさa 
un29あおくさb
whitespace10*10
un29あおくさc
whitespace10*10
un29あおくさe
whitespace10*10
un29あおくさd

un29あおくさま 甲斐甲斐しくとはまさにこのこと 
定彦さん、そこ滑りやすいですから、あ、奥様も足元お気をつけください」

un29うわっ このへんまでお約束
わーっ
「ああっ、大西さんっ」

un29あおくさf
whitespace10*10
un29あおくさg
whitespace10*10
un29あおくさh
whitespace10*10
un29あおくさi02
whitespace10*10
un29あおくさj 
「………」

un28そのうこ 
下山芳子
国鉄下山総裁殉職として遇し、その後も長きにわたって遺族を支援した。
下山夫人警察聴取に答えたほかは一切沈黙を守ったまま4人の子を育て上げ、

事件から33年後、この世を去る。

夫人葬儀国鉄総裁葬儀委員長を務める国鉄葬で執り行われた。

un29みなさ 
下山定彦
工学部を卒業後、亡き父と同じ国鉄に入社する。やはり事件に関しては言葉少なだったが、芳子の死後、知人に対して「死ぬまで他殺だと信じていた」と明かした。

un29かがやまゆ
whitespace10*10
u02せんろあるく

un29かがやまゆき 
加賀山之雄
この年9月国鉄2代総裁に就任。プロ野球参入@国鉄スワローズ新型列車導入、特急食堂車寝台車の復活など積極経営で公社日本国有鉄道の基盤を築い

たが、

un291951.jpg 
1951年@昭和26年桜木町事故
戦時設計で安全対策をはしょった劣化版電車モハ63形でおきた列車火災106人焼死92人負傷の大惨事となり、批判を浴びて辞任。のち参議院議員も務める。

un29ぼくはまだた02

「僕はまだ他殺こそ真相と確信してる。必ず真実を暴いてやるからな」

un29あんたにな 
「あんたになんと言われようが、僕と朝日が最後には勝つ」

「そうですか、どうぞご自由に。でもひとつ予言しましょうか」
whitespace10*10
un29あなたのあさ 
「あなたの朝日新聞は、再びまた、真実によって日本という国に害を為す

un29ぼくはまけ 
「………僕は負けないぞ」

un29やだきみ

un29やだきみお 
矢田喜美雄
さんざん国鉄労組犯人認定したものの、矢田本人も朝日労組委員長だったりする。

1973年@昭和48年他殺説神推しノンフィクション()「謀殺!下山事件」を出版。何度目かの下山事件ブーム再燃のなかで1980年には映画化もされる。

映画「日本の暑い日々 謀殺・下山事件
劇団俳優座製作、社会党総評@日本労働組合総評議会が協力、
監督は反米サヨ社会派の巨匠熊井啓

という時点でどういう立ち位置の映画なのかお察しである。
whitespace10*10
un20ひそんで 
もちろん矢田仕込みの他殺説嘘情報ふくめて無条件に推しまくってるので、すでにこのころから暑苦しい仲代達矢には悪いが悪質な反米反日情宣陰謀論たっぷりだ。
(しかも映画としちゃまあまあ面白かったりするんでよけいタチが悪い)

リアルタイムで事件報道最前線にいた矢田は、他殺説のカリスマ的存在となるが、矢田本人は当時主流だったGHQ謀殺を断固否定日本右翼犯行と主張していた。

それがなにか信念があったのかニイタカへの対抗心からだったのかは定かではない。

そこまでしてニイタカの予言から離れようとしていたのに、

下山総裁死体を運んだ」という匿名情報提供者の名をうっかり「」としてしまいまさに予言通りになってしまったのが一生の不覚だっ

u02ぼうさつだ
whitespace10*10
謀殺下山事件だーッ

たかどうか定かではない。

un29ながしまさ 
長島さん、今回の報道では末広旅館さんに多大な迷惑をかけてしまいました」

un29しんぶんつ 
新聞通信社の一員として心よりお詫びいたします」

un28いえいい02 
「いえ、毎日新聞さんはよくやってくださったと思ってますから」

un29ああヤヨ02 
「ああ、ヤヨイさん、今夜はお世話さまでした」

un29フクさんもs 
フクさん、申し訳ないけれど、今夜ここでのことは公にはできません。旅館の悪評を減らす措置は始めています。厭な噂をできるだけ取り除けるとよいのですが」

un29わたしはず 
「わたしは、ずっと下山さんの奥様にお目にかかって、見たとおりのことをお話ししたいと願っていました。今夜はヤヨイさんが配慮してくださったんだと思いますが、その望みが叶えられて、少し心が軽くなりました」
whitespace10*10
un29ヤヨイさんこ 
ヤヨイさん、今夜はそれでじゅうぶんですよ」

un29すえひろ 
「車で末広旅館まで送りましょうか。車を待たせてある」
タイラーさん、お気持ちだけで。今夜はひさびさに主人と歩いて帰ろうと思います」

un28だからぼ もはや誰もと呼んでくれてない件

un29こんやはnew0510
whitespace10*10
un28えあわた02 
長島フク
この事件をめぐる公開フルボッコで負った心の傷は癒えず、数年間、神経を病む。

下山芳子長島フク事件で人生を変えられた2人の女、対照的な後半生を歩んだ。

末広旅館中傷報道風評被害で客足が途絶えたまま経営に行き詰まり、
長島夫婦はやむなく土地建物の半分を手放して、不動産業に転業した。

フクは「あの事件さえなければ」と愚痴る一方で、
下山総裁追憶碑に時おり花を供えていたという。

下山事件からわずか10年後1959年@昭和34年死去

勝三郎は「家内の心配したとおりだった」と、元刑事の使命感からフクの不安を振り切って警察に届け出た結果の不幸を嘆いた。

un29ニイタカさんこ 
ニイタカさん、今夜の話、何処までが本当か、僕には正直わからん。裏取りのできないものは信じない。だが、いちおう保留にして覚えておくよ。そして、」

un28そしてま 
「いつか縛りなく報道できる日が来たら、あなたのインタビューを取りたい。
受けてもらえるね。お互いその日まで生きていればだが」

un29ええいい 
「ええ、いいでしょう。お互いに生きていたら。
そのときまたお会いしましょう、タイラーさん」

un28だからぼ 
だ」

un29たいらせ 
un29たいらせい 
平正一
誤報懲罰人事毎日新聞熊本支局長に異動。その後も地方勤務がつづき、5年後にようやく東京本社連絡部長として復帰。退職後も下山事件の取材を続けた。

1964年@昭和39年自殺説事実にもとづく「生体れき断下山事件の真相」出版。
他殺説の宿命ゆえに矢田フェイクブックほどは流行らなかった。

ちなみに毎日新聞が善玉菌かというと、下山事件報道のチームがまともだっだけで、戦前戦後の手のひらクルーも、ウケればなんだってよしの報道姿勢も、朝日讀賣そのほかとそう変わらんかったわけで。

タイラー記者があれほどこだわった報道信念は、同僚や後輩にあっさり踏みにじられ、毎日新聞もまた朝日と並ぶマスゴミと化していく。
whitespace10*10
un28だからぼ だからタイラーじゃない!

そして──

un29それではミ 
「それではミスニイタカ、私は先に車へ戻って後始末をしておくよ」
「ええ、今夜はありがとう、ハットリ中尉

un29うたれた02020202

「では、ミスター平塚。これで失礼する」
「ああ、中尉さんもお疲れさんでした」

un28このエピ

un29うたれたきnew0505_7
whitespace10*10
un29うたれたきず 
撃たれたあのは、もういいのかい」

un29こんやもさ04 
「おかげさまで、今はケツがときどきうずく程度です」
「だから女がケツとか言うなって」

un28なあどう 
「そのなんだ、変わった趣向の会だったな。いつ修羅場になるか冷や冷やしたが。

不思議なことに、帰るときみんな、なんともいいようのないツラしてたなあ。
なんか気がぬけたっつうか、憑きものの落ちたようなっていうか」

un29いたみの04 
「痛みの再分配、のようなものです」

un29みんながそ 
みんながそれぞれ傷ついた、

ニイタカさんも含めて。

そして、みんな少しずつ救われた、

un29ニイタカさんをの02

ニイタカさんを除いて。

un29まあこれが 
「まあ、これがおまえさんの言ってた“おさめる”っつうやつか。

なるほどな、他殺でも自殺でもなく、事故死とはね」

un29おやあなnew0514 
「おや、ディテクティブハチベエはお気に召さないようですね」

「ま、おれはデカだからよ。捜査不能なんてオチがうれしいわけねえわな」

un29ただまあ 
「ただまあ、だかなんだか言う謎のあんちゃんの件はあり得ない話じゃねえとは思ったね。法的には通用しねえが、今夜はそんな堅えこと言う場じゃないしな」

un29にしてもし 
「にしても、下山氏が轢かれたのと同じ時刻の列車が来る頃にぴったり合わせて、反発する下山氏のせがれを轢かれそうにして助けるって力技は見事だったぜ」

un29ほんとうはさ 
「本当は定彦さんではなくべつの人の予定でしたから、予想外の展開に少し慌てましたが、なんとかおさまりました」

un29あきらかに そして助けないとか
明らかに矢田記者轢かれそうになる予定だったな。

かがやまさんあなたはし05new 
un20さてみな 
「ありゃおれもびっくりした。いきなりはっちゃけたからな。
普段真面目な優等生だとああなるんかね」
whitespace10*10
un29かれもち 
un20みなさま03 
「彼も父親というエポックを前に、一度はじける必要があったのでしょう」

un29おまえさん 
「しっかしおまえさん、素直にすげえわ、しょうじき感服したよ。
前半戦は徹底的にどんな裏の裏に隠した秘密も丸っと承知していて、
人を自在に操れる力もあるって見せつけて、終いにゃあれだからな」

un29ghqや

GHQ国鉄の偉いさん、警察ブン屋まで駒みてえに思いのままにしましたって言われても、なるほどそうかもな、とみんななんとなく納得したし、だから名無しのさんの話も受け入れた。おれだってそう思った、」
whitespace10*10
un29とそこま 
「と、そこまでだったら、おれもあんたの話を信じてやれたろうな」

un29あんたと

un29あんたとしnew0514

「あんたとしちゃ万全を期したんだろうがな」
whitespace10*10
un29じつはな 
「実はな、さっき、おれはひとつだけあんたについたんだ」

un29ほんとうはなnew0514

un29ほんとうはなお02 
「本当はな、おれ、この鉄塔前に調べてるんだよ」

un29なーにnew0514 
un29おれのしる 
「正確にいうと現場に駆けつけた初日だ、7月6日の朝だな」

un29せんろじs

「なーに理由はとくにねえよ。おれはほれ天の邪鬼だからな。
他のデカがみんな地面に這いつくばってブツを探してるから、
じゃあおれ一人ぐらい上でも見てやるか、くらいに思っただけだ」

un29もっとあか 
もっと明るい昼間にな、双眼鏡で隅から隅まで、上から下まで見た。

un29そのときメガ 
「そのとき、メガネはなかった」

un29こりゃど 
「こりゃどういうこったろうな」

un29なんでじこ03

「なんで事故直後にはあそこになかったメガネが、
2か月近く経った今あそこにあるのか」

un29しもやまそうさ02 
下山総裁が轢かれたとき、天高く舞い上がったメガネが何日も経ってからやっと落ちてきてあそこに引っかかったか。単におれが迂闊で見落としてただけなのか、」

un29それとも

「それとも、6日より後に、誰かがあそこに置いたか、」

un29どれだとお 
「どれだと思う?」


un29わたしがさ0202


「わたしが最初に思った通りだった」

un29ディテ 
ディクティブハチベエ、」

un29わたしのいち

un29ディテク

un29やはりあなただった02 
「わたしの一番のは、やはりあなたでした」



第30便 クローズ ユア アイズシモヤマインシデント篇 終章】へとつづく
u00redline_c_640.jpg 
un00mokuji.jpgwhitespace*200*20un00tojo.jpgwhitespace*200*20un00shiryo.jpgwhitespace*200*20un00nenpyo.jpg
 
関連記事
スポンサーサイト

| 事件激情 | 18:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://nornie.blog70.fc2.com/tb.php/531-e9abbaba

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT