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【事件激情】借りてきた「絶望」。─《捌》(終)

ゴスロリカップルと女子高生

【事件激情】
*ネバダたん─“史上最も可愛い殺人者”佐世保小6同級生殺人事件 
*狭山事件と「となりのトトロ」事件編 /うわさ検証編 
*東電OL殺人事件 
*借りてきた「絶望」。─殺戮ゴスロリカップルと毒殺女子高生タリウム 



merrylandmurder_1.jpg

  
メリーランド・マーダー・ケース


海の向こうでゴスロリカップル事件に似た事件が起きた。

2008年米国メリーランド州の町で自営業のおっさん@47歳刺し殺された。
逮捕されたのはおっさんの娘@15歳とその男友だち@17歳だった。

娘@15歳は、のちに映画も大ヒットした学園吸血鬼小説トワイライトにハマっていた。
「わたしはヴァンパイアよ」とほざき、学園内で吸血鬼同好会まで結成。服はもっちろんゴス。お互いリスカしてをすすり合ったりして喜んでいた。
  
米国ではヴァンパイアが根強く人気なんである。日本人にはピンとこないかもしれんけど、欧米人は吸血鬼に萌えるらしい。
  
この娘@15歳が遅刻したり万引きしたりで学校も手を焼き、父親@47歳が厳しく娘を監視することにした。

が、不幸なことに、父親@47歳トワイライト敵役と同姓同名「ビリー・ブラック」だった。
娘@15歳
「パパは吸血鬼人生を邪魔する悪者よ!名前も同じだし!」(バカだ)
と、“吸血仲間”たちに殺人を頼みまくるがさすがにみんな尻込み。けっきょくSNSの吸血鬼コミュで知り合った男友だち@17歳「まかせとけ」と快諾大バカだ)
悪者パパだっての)退治して(殺して)しまったんである。
  
そんな4歳児以下な理屈がリアル世界で通じるはずもなく、2人とも逮捕
   
merrylandmurder_2.jpg“魔性のバカ女”
   
娘@15歳は、未成年扱いされず第一級殺人で有罪となった。
   
   

彼氏かばう、桃寿しゃべる
   
  
さて、2003年大阪2005年静岡、2つの事件の犯人たちも、夢の世界から引き戻され、やらかした罪と向き合うことになった。
   
   
ところでいくつか載せた桃寿のサイト画面(黒地)はミラーサイトのもので、削除されたオリジナルとは見た目が実は違う。どっかにないかと探してたら一部見つかったので改めて貼っておいたりする。

桃寿サイトオリジ2 オリジ画面は白地でずいぶん雰囲気も違うんである。
   
   
逮捕されたゴスロリ彼氏桃寿はそれぞれ取り調べを受けた。
  
はじめ、2人とも反省の言葉はなかった。
  
彼氏は、「何もかも嫌になって死のうと思ったけれど、一人で死ぬのが怖くて家族を道連れにしようとした」「どうせ死ぬなら人を殺してみたかった。家族ならやりやすいから」と話した。
  
だが一緒に捕まった桃寿のことは「逃避行に誘っただけだ」と、男気のつもりなのか、恋人を庇うような曖昧なことばかりだった。
  
が、彼氏の男気もむなしく、桃寿本人は事件との関わりをぺらぺらと隠すこともなくしゃべりまくっていた。

冗舌な桃寿。反対に彼氏の取り調べは荒れた。
供述書を見せられた彼氏は、

「僕の言ったことをちっとも分かってない!」

激しく号泣。なぜそこで泣く。しかも号泣なぜ。
彼氏はとにかく自分の言葉が正しく伝わることが何よりも大切なようだった。実の母親を殺した事実よりも大事らしい。
  
  
素に戻ったのはやはり桃寿が先で、「いけないことをしました」と弁護士に言うようになった。「学校に戻りたい」とも(うーん無理だな)。初めて反省らしい言葉も出た。
  
彼氏はといえば相変わらずで、計画的な犯行だとか動機については話すようになったが、反省してる様子はかけらもない。
  
事件が残虐かつ動機が異常すぎるので、2人に簡易の精神鑑定が行われた。
桃寿「えっ( ゚∀゚)、精神鑑定!?大喜びで応じた(やっぱり分かってねえな)
  
3時間たっぷり鑑定の結果、桃寿は一応「善悪の判断はできる状態」と分かった。
  
一方、彼氏はやたら興奮しまくり不安定だったので30分で鑑定は打ち切り、仕切り直しになった。
  
  
素敵な素敵な夢から醒めて
  
osaka_kasai.jpg 大阪家裁
  
  
11月20日──、
2人は検察「刑事処分相当」として送検された。
容疑は「殺人」「殺人未遂」から、強盗殺人」「強盗殺人未遂」に切り替わった。母親の財布(中身9000円)を持ち去ったのが「強盗」扱いとなった。
  
これは何を意味するかというと、「殺人」の刑期は3年以上(当時。翌年から5年以上に増量)だが、「強盗殺人」になると基本死刑無期懲役しかない。ぐンと刑が重くなるのだった。
桃寿「殺人予備」に、強盗殺人」共同正犯をつけられた。「一緒に死にたい」メールが彼氏の犯行をがっちり支えた、と重く見られた。
  
地検「検察官への逆送希望」意見書つきで大阪家裁に送った。
  
逆送とは「少年扱いせず、検察が刑事裁判に持ち込む」を意味する。
  
よく誤解されてるが、未成年は少年法でなにがなんでも守り抜かれるんではなく、悪らつな事件や反省の色なしのばやいは、家裁「おまえらは大人っぽく裁いてもらえ」と検察官に「逆送」大人っぽく裁かれる。
   
さいきんでは宮城県石巻市“男としてダッセー”@18歳が、計画的かつ自己チューで悪らつかつ殺しすぎのため「検察へ逆送」、大人っぽく裁かれることになった。
  
このパターンで実刑になると、大人っぽい人向けの特殊な少年院に入り、未成年の間だけここにいて、成人したら刑務所に移されて残る刑期を過ごすことになる。
(もし死刑のばやいは少年院にも刑務所にも行かず、“その日”まで拘置所で過ごす)

  
さて、
彼氏桃寿の本格精神鑑定を経た家裁の決定は、
  
  


「医療少年院行きの保護処分」。
  
検察への逆送はナシ。鑑定でちょっと出てナニだったしやっぱり子どもっぽくで、と決めたわけだ。
  
被害者遺族も家族で「厳罰を求めていない」ことや、大人っぽく刑務所に送ると、自殺や再犯、自傷のおそれがあり、と。
  
検察は大不満だったが、高裁に抗告受理の申し立てをしてやり直してもらえるほどでもないので引き下がるしかなくなった。
  
医療少年院入りは、
彼氏は「3年を超える長期間」、
桃寿は「2年程度で、症状が軽くなったら中等少年院行き」と決まった。
  
  
ゴスロリバッシング
  
  
この事件で例によって、ゴスロリは危ない」と悪評が巻き起こった。宮崎勤事件のときのようなオタクバッシングの再来をおそれて怯えるゴスロリっ娘たちもいた。
  
ところが、ゴスロリ系ブランド、ゴスロリ系アーティスト、ゴスロリ系評論家は、マスコミの安易なゴスロリ悪者論に反発。一切のコメントを拒否した。
  
関係者が何も言ってくれなければネタがない、よく分からんゴスロリのことなんてあげつらいようもない。マスコミの「魔女狩り」はしょぼしょぼと終熄した。
  
このときのゴスロリ関係者の態度は、
かのコロンバイン高校乱射事件の原因がゴスだと叩かれたとき、
マリリン・マンソンが積極的に正論を
MManson_convert.jpg この顔で
堂々と述べて大いに男を上げたのとくらべて、
何かメッセージすべきだったと批判されたり、どうせ日本のマスミなんて歪めて報道するだけだし、バッシングも止んだから結果オーライだろうと言われたりしてるが。
  
  
のち2007年9月京都府京田辺市──、
ゴスロリワンピース女子高生@16歳が、父親(警察官)首を手オノでぶった切る凄まじい事件が起きた。

kyotanabe_1.jpg
「またもやゴスロリか」とざわついたが、
この事件の動機は「親父の浮気への嫌悪」暴力親父」という生々しいリアル側にあり、ゴスロリは飾りにすぎなかった。
  
とはいえゴスロリまったく無実というつもりもない。
京田辺の少女は死刑執行人のつもりでわざわざゴスロリに着替えて手オノをふるった。「ギロチンにしようと思った」とも話した。
ゴスロリのまとう死と闇のイメージと余計な知識が、少女に一線越えやすくさせたのは確かだからだ。
  
(ちなみにこの京田辺の殺人事件は、むしろ「ひぐらしのく頃に」シリーズの方がより激しくバッシングされた。少女がオノで父親を殺すシーンがあるというんである。おかげで「ひぐらしのく頃に」のTVアニメが放映中止に追い込まれた。のちに無関係と分かるがマスコミは一切謝罪しなかった。
さらにこのあと全国で少年少女の親殺しが続けて起こったが、ことごとく「ひぐらし…」のせいと叩かれることになった。だが実際の原因だったのは……でもこれはまた別の、話)
  
  
  
しぶとく落ちない「僕」
  
misimakeisatsu.jpg
  
2005年、静岡県伊豆の国市
彼女を逮捕した警察もまた「未知の生き物」に困惑していた。
  
彼女はしぶとく落ちなかった。
  
取り調べでも事件の話になると黙りこくり、
捜査員を「おまえ」呼ばわり、
突然笑ったり泣いたりネコのしぐさの真似したり、
名前を呼ばれても「それは誰?」「もう彼女はいない」と答えたり。痛い子なのか?大人のお巡りさんたちを翻弄した。
  
未成年だから気をつかうし、警察が握ってるのは状況証拠だけ。ブログやPC日記も「つくり話だ」と言われれば決定的証拠ではないし、彼女の部屋にあったタリウム母親の頭髪から採取したタリウム成分比較しているものの、やはり本人の自供が欲しい。
  
そこで化学知識のある女性警官を取り調べに同席させて、なんとか彼女「信頼関係づくり」に努めた。雑談をして化学の話題や元素記号を当てるクイズもしたり(なんと涙ぐましくバカバカしい努力)
化学の話題となると彼女は喜んで饒舌に語りまくった。相変わらず事件のことはのらりくらり。
  
タリウムは実験のために買ったけれど、母親が勝手に飲んだ」と言い張っていた。
  
legoroom.jpg
  
その母親はいまだ意識不明の重体。
  
精神鑑定をはさんで翌年3月、警察から検察、検察から家裁へと彼女の扱いは移され、家裁沼津支部少年審判を始めた。だがそこでも彼女「自分はやってない」としぶとく否認し続けていた。
  
付き添う弁護士は危惧していた。
  
このままだと、「反省の色なし。更正の可能性低し」として、「けしからん→検察へ逆送大人っぽく刑事告訴になってしまう可能性が大きい。
  
弁護士には、「僕」とかいってる彼女が、血も涙もない凶悪犯などではなく、「寂しがり屋の普通の少女」にか見えなかった。
  
そんな4月6日午前、
彼女父親が、拘置施設を訪ねてきた。
  
  

「僕がやったんだ」
  
  
父親との面会が終わったあと、
彼女は付添人の弁護士にぽつりと言った。
  
「僕がやったんだ」
  
  
それから彼女は弁護士にやっと本心を明かした。なぜ黙っていたのか。
  
「家族に知られたら居場所がなくなると思った」
   
「いたずら半分にタリウムを試したら、あんなことになってしまった。母が苦しむのを見て、自分も苦しくなって」

弁護士が「おかあさんはいま大変なんだよ」と話すと、彼女は泣きそうな顔になった。
  
  
次の審判──、
タリウムを与えたのは誰ですか」ときかれ、
彼女は素直に「僕です」と答えた。
  
弁護士はまた彼女「もともと人と付き合うのが苦手で、小中学校のときのいじめで人に心を開けなくなった」と、「自閉症に似た発達障害、アスペルガー症候群だったと発表した(またかよ、安易に使い杉だよ)
  
彼女は初め、発達障害を知られるのも嫌がっていたが、審判では治療を受け入れることに素直に頷いた。
  
  
2006年5月1日、家裁の決定が出た。
  
「医療少年院送致」。
    
「治療に5年くらいかかるだろう」と関係者は言った。
  
  
かたくなだった彼女を自供へと心変わりさせたのは、面会に来た父親の、
「きちんと治療して、事実をきちんと認めて戻ってきたら、受け入れてあげるよ」
のひと言だった。
  
母親は事件から7か月経っても、いまだ意識不明の重体が続いている。
  
ところで、
彼女が崇拝するグレアム・ヤングは出所後、さらに罪を重ねた

すべてを模倣してきた彼女が、そんなところまで真似しないことを祈る。
  

たまたまだが、佐世保ネバダたん河内長野ゴスロリカップル、そして伊豆の国彼女も、精神鑑定クロ判定が出た。
  
しかし精神鑑定を受けたのは彼らが凶悪事件を起こしたからで。事件を起こしてない他の子どもたちが精神鑑定を受ける機会なんて普通まずない。
  
でも、もし仮に、未成年全員を鑑定にかけたら、かなりの割合でクロが出るのではないか。どのみち全員鑑定なんて実現できないけれども。
  
単に一線を越える最後のひと押しがあったかなかったか。シャバにいる子どもたちと彼らの差はそこにしかない気がする。

ちなみに小中学生約800人を対象の面接調査で、全体で4.2%、中学1年では10.7%が、鬱か躁鬱病と診断されたという検証結果がある。
もちろん医者にもかかっていない、病気と気づかれてもいない子どもだ。
 
  

彼女たちの「居場所」
     

toy_house.jpg
   
  
ゴスロリカップル桃寿彼氏、そして毒殺彼女
  
この3人がしきりと口にしたキーワード「家」とか「居場所」
これって何だろうか。
  
家族への視線は淡白で、ときに冷血でさえあるのに、なぜかやたら家や居場所にはこだわっている。
  
でも、どうやら普通の意味での家や居場所ではないらしい。
  
桃寿は日記に、
「家に人がいない状態が好きなんです」と書いた。
  
桃寿たちの言う「家」「居場所」が、「家庭」かどうかなんてかなり怪しい。
  
「安心して好き放題(実験、ゴスロリ)できる物理的な住宅と、資金をよこす収入源(親)
でしかないかもしれない。
  
  
どうも彼らにいじわるな書き方しかできないのは、
お子ちゃまのくせに要らん知識ばかり貪り食って肥え太ったムシのいいガキの図々しさが透けて見えるからだ。激情もない。【事件激情】なのに。
  
そのへん治療とやらで少しは変わるんだろうか。
  
  
彼らは中流家庭の子どもで、家庭的にも経済的にも学歴的にもわりと恵まれていた。
  
でも何かが足りなくて満たされない感が強くて
だから絶望したかったけれど、自分たちの中に「絶望」を見つけられなくて、
よさげな絶望をどこかから借りてきた。
ぜいたく病のような「なんちゃって絶望」をまとった。
そして窒息して溺れた。
  
  
darksky_2.jpg
  
  
でも格差社会はさらに進んでいく。中流家庭も、普通の子も少なくなっていく。
  
もうすぐ、本物の絶望を抱えた子どもたちがやって来る。
  
  
(終)
  

【事件激情】
*ネバダたん─“史上最も可愛い殺人者”佐世保小6同級生殺人事件 
*狭山事件と「となりのトトロ」事件編 /うわさ検証編 
*東電OL殺人事件 
*借りてきた「絶望」。─殺戮ゴスロリカップルと毒殺女子高生タリウム 

  
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| 事件激情 | 17:05 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

なんちゃって絶望ねー。
彼らじゃないので本当のところはわかんないけど、でも、すごく当たってる気がする。
ふつうの生活が退屈で、何か人と違うことして刺激が欲しいの~みたいな。

>よく誤解されてるが、未成年は少年法でなにがなんでも守り抜かれるんではなく、悪らつな事件や反省の色なしのばやいは、家裁が「おまえらは大人っぽく裁いてもらえ」と検察官に「逆送」。大人っぽく裁かれる。

そうなんだ。知らなかった。

冒頭のヴァンパイア映画、うっかり見に行っちゃったんだよな~そういえば。
始まったとたんに後悔して帰りたくなったことを懐かしく思い出しました。
でも、ヤングアメリカンはあの世界にはまっちゃうんだ。へー。

えっと(終)ってことはゴスロリシリーズが終わりってことですよね?
事件激情は続くんですな?

| ash | 2010/05/28 21:55 | URL | ≫ EDIT

なんちゃってな

>あっ種どの

> ふつうの生活が退屈で、何か人と違うことして刺激が欲しいの~みたいな。

そうなんでしょうなあ。絶望してるってなんかカッチョよさげなんでしょうなあ。これでバカならグレてたりするんでしょうが下手に勉強はできたのがあかなんだ。

> 送」。大人っぽく裁かれる。
> そうなんだ。知らなかった。

「非行」から「犯罪」に変わるわけですなここで。光市の当時少年もだから大人っぽく無期だの死刑だの争えてるわけで。
と付け焼き刃の知識披露。



> 冒頭のヴァンパイア映画、うっかり見に行っちゃったんだよな~そういえば。
> でも、ヤングアメリカンはあの世界にはまっちゃうんだ。へー。

ワ士もあっ種どのがぼろんくそーんに書いてたのを懐かしいく思い出してました。
アメリカンにはあの程度でちょうどいいみたいですよ。まあそれを言うなら日本の婦女子も恋空程度でいいわけですが。

>
> えっと(終)ってことはゴスロリシリーズが終わりってことですよね?
> 事件激情は続くんですな?

はい性懲りもなく延々と。今回激情足りなかったし。
次回はじつをいうと突然ながら準備中。
いいんかなこれ、という有名すぎる事件です。
そのうち始まります。

|  noriaky231(仮名  | 2010/05/28 22:42 | URL |

「中流家庭」がキーポイントなんですね。
親が自分のことを我慢しても子どもには好きなことをさせてしまう環境は、もしや危険を孕んでいるのかも?
これが食うや食わずの家庭や上流家庭なら、
この種の犯罪は無いね。

でも良い悪いは別として、今の世の中価値観が多様化し過ぎて、大人たちは子どもたちをどう指導して良いか迷っているようです。
子どもたちはそういう大人を見ている訳ですから、
指標が無い。
指標無き時代を生き抜くのって難しいだろうな、と思ったりします。

| かあたん | 2010/05/28 23:23 | URL |

ポストタリウム

>かあたんどの

> 「中流家庭」がキーポイントなんですね。
> 親が自分のことを我慢しても子どもには好きなことをさせてしまう環境は、もしや危険を孕んでいるのかも?

だと思いますワ士も。

ちょっと前までは中流ってのがいっぱいいたんですよね。頑張って一戸建てを建てるんですが、やっぱり予算の都合上、街から1時間以上の郊外なんですね。周りは田んぼとか山で。
MGWいわく「酒鬼薔薇聖斗製造工場」。

両者とも劇物やゴスロリ服などばかすか買えるくらいお小遣いはふんだんに与えてたみたいですからそのへんもいかんかったのでしょう。

まあいまや中流などという層は消滅しつつあり、子ども手当を当面の生活費に充てるとか親の老後のために貯金(おい)とか言ってますから、こういう状況そのものがなくなるでしょう。1000円のために強盗殺人とかそんな時代に変わるかもしれません。

>
> でも良い悪いは別として、今の世の中価値観が多様化し過ぎて、大人たちは子どもたちをどう指導して良いか迷っているようです。
> 子どもたちはそういう大人を見ている訳ですから、

考えてみれば、基本的に平成に入ってから市民生活はずっと不景気なんですよね。
パパやママはつねに疲れている。素敵な大人どころか反抗すべき権威ですらない。疲れてるし金がないですから。
そりゃ子どももそんなの見てたら大人になりたくないですよ。未来に夢を持てない。というか大体見えてしまう。

> 指標無き時代を生き抜くのって難しいだろうな、と思ったりします。

だから逆に今の10代から20歳くらいの子たちは最初っから親なんかアテにせずにある意味そういう時代を生き抜くためにカスタムチェンジしてる気がします。

地元回帰というか地域密着のまま根付く若者とか、車なんて買わずにどこにも身軽に歩いて行くカップルとか(このあいだ本当にそういう図を見てびっくりです)、農業にいって小悪魔アゲハ服のまま田植えするギャルとか、野心とか向上心とかがまったくないとか、

そういう動きが若者たちから怒ってるこらー起こってる。電通とかの仕掛けじゃなくて自然発生的ってとこが、代理店の仕掛けに踊らされたワ士らとは違うところで。
なんだか大人として恥ずかしい。

なので本物の絶望かかえた次世代の子どもたちは、もう少しマシになるのではと、かえって思ったりも願ったりもするんです。

|  noriaky231(仮名  | 2010/05/29 00:42 | URL |

>ぜいたく病のような「なんちゃって絶望」をまとった。

これ、なんだかとてもわかる気がします。
今の子はその程度の差こそあれ、みーんなそいうものを抱えてるんじゃないでしょうかねえ。


大人っぽく裁かれること、大事です。
未成年だから、何。





怖い物見たさで、次の日記楽しみにしております。

| 志龍 | 2010/05/29 16:32 | URL |

貧乏方面じゃない絶望

>志龍どの

> >ぜいたく病のような「なんちゃって絶望」をまとった。
>
> これ、なんだかとてもわかる気がします。
> 今の子はその程度の差こそあれ、みーんなそいうものを抱えてるんじゃないでしょうかねえ。

そうですねえ。
いま絶望ってなかなかできないですからね。・・・子どもの頃は。

いったん社会に出る年になって、日雇いバイトになりネカフェに寝泊まりするようになれば速攻で絶望できるんじゃないかと思いますが。

まあそういう絶望じゃないんでしょうな彼らの欲する絶望は。貧乏とかモテないとかひどいいじめに遭うとか方面じゃなくて、人間失格的な絶望でしょう。

やっぱりぜいたくもんだ。


> 大人っぽく裁かれること、大事です。
> 未成年だから、何。

だいぶ最近流れが変わってきました。昔に比べれば。酒鬼薔薇氏とかネオ麦茶とかネバダの活動により。
相変わらず少年Aですが。


> 怖い物見たさで、次の日記楽しみにしております。

はいがんばります。現在進行形の事件なんでどうなるやらですが。

|  noriaky231(仮名  | 2010/05/29 17:05 | URL |

なんちゃって絶望風味

はじめまして。私は『桃寿』が好きなのですが(事件内容や本人の性格とかじゃなく、こう…モチーフとして?)、これほど丁寧にわかりやすく時系列をまとめた文は初めて読んだのでかなり楽しめました!
『桃寿』、少年犯罪者ネタのSSとかでも、魅力的なキャラクターなのに何処か影が薄いんですよね…やはり直接手を汚していないからか。
まあそんな桃寿より更に彼氏は影薄いんですけど。

借りてきた絶望
借りてきた言葉
借りてきた思想
平々凡々だからこそ異質に憧れて憧れて、ストッパーが外れちゃうんですかね
『桃寿』『NEVDA』『タリウム少女』『酒鬼薔薇』
演技がかった少年犯罪者ばかりに人気が集中するのはやはり彼等と同質の人々が多いからなんでしょうか。

まだ読んでいないNEVADA記事も読ませていただきます!
早くも一年経ったらしいですし。

| 夢子 | 2010/06/03 19:02 | URL | ≫ EDIT

Re: なんちゃって絶望風味

>夢子どの

> はじめまして。

こちらこそはじめまして。コメントありがとうございます。


> て?)、これほど丁寧にわかりやすく時系列をまとめた文は初めて読んだのでかなり楽しめました!

ありがとうございます。
なんだか時系列順にしたい症候群にかられてしまうところがありまして。
そう思うと、意外と時系列順に紹介した読み物ってないですね。いま気づいた。

> 『桃寿』、少年犯罪者ネタのSSとかでも、魅力的なキャラクターなのに何処か影が薄いんで
> まあそんな桃寿より更に彼氏は影薄いんですけど。

彼氏はなんにも表現したものがないようですからね。
彼らの影が薄いのは、やっぱりほんとに不幸なわけじゃないからでしょうねえ。

>
> 借りてきた絶望
> 借りてきた言葉
> 借りてきた思想
> 平々凡々だからこそ異質に憧れて憧れて、ストッパーが外れちゃうんですかね
> 『桃寿』『NEVDA』『タリウム少女』『酒鬼薔薇』
> 演技がかった少年犯罪者ばかりに人気が集中するのはやはり彼等と同質の人々が多いからなんでしょうか。

人間、なにかに浸り込むとかんたんに日常感覚を失っちゃう気がします。

というワ士もまたその一人でしょうな。そういえばそうだ。

バモオドウキ神さまはまだ触る勇気が出ません。タイプは同じだけど彼だけは何か格が違う気がしますまだ。そんな聖斗ももう27歳ですが。

> まだ読んでいないNEVADA記事も
> 早くも一年経ったらしいですし。

ありがとうございます。ネバダは事件1年前から始まってますからお手柔らかかつお気を長くお願いします。

ああそうか。そういえば、先日も追悼の会やってました。あの学校で。

そんな彼女ももう18歳。

|  noriaky231(仮名  | 2010/06/04 23:33 | URL |

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| | 2011/03/29 19:03 | |

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| | 2012/07/30 04:57 | |















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