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【事件激情】ウルトラ : 17機目【911アメリカ同時多発テロ】

*16機目
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ビンラディンホウスト訓練キャンプにやって来る。

アルカイダを一網打尽にするチャンスだ」



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خوست، أفغانستان
Khowst, Afghanistan
アフガニスタン ホウスト州

アルカイダ訓練キャンプ野営地

u17ふうや

ヒジュラ暦 1419年 ラビーウアッサーニー月 26日目

20 August 1998
1998年8月20日 未明

u17すいどう 
ふう、やれやれ、クソ行くのもいちいちバケツに水持参で面倒ったらないや。

こんなとこ水道もないからしかたないけど

ヒュウィィ──

ん?

u17このおと02 
なに? この音──

イイイ──────

u17あよこせん02 
え──

イイイイ────

u17020202.jpg


イイイ────────

u16fallingtomahawk03.jpg

───


u17うわあ 
u17うわあみ 
u17うわあみん

u17うわあみんな 
わわわ、みんなが──

ヒュゥィィイイイイイイ────

u17よこせんん0202 

───


u17tomahawkbomb.jpg 
u17tomahawkbombi.jpg

u17ほうすとの 
アルカイダ訓練キャンプはこれでもかってくらい降り注ぐトマホークの雨で火の海に。


が、

それからまもなく、無線放送が。

u17のいずと 
空電ノイズとひずみに混じって聞こえるその声は、

“ガガガピー…神…お恵み…ザザザピー”

u17かみのお02 
“……我はいまも…ピーガガガ…生きている…”


はれ?

オサマ・ビンラディン20日の幹部会議のため
訓練キャンプに来るのは、たしかたしかだったんじゃ?


──なにがどうなってこうなった?



u17title_ultra_emb.jpg

登場する事件テロ紛争戦争、その捜査は公表された情報に基づく。
黒字の人物赤字の人物紫字の人物および各国の機関団体部局は実在する。
白鳥百合子ニイタカ・ヤヨイ-カトリーヌこの文字色は架空の人物であり、
実在する人物との関わりは根拠は創造にしてソースは妄想である。



u17cpt17kime.jpg
──u17cpt_nanji_up.jpg
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なにがどうなってこうなった?

u17うわあみんな 
ここで、

u17うわあみん 
少しばかり──

u16fallingtomahawk02.jpg 
時間を巻き戻し──

u16fallingtomahawk01.jpg 
u16というわ0101

──てみると、

u16じゅん0101 
u16usddgfleet002.jpg 
u16パキス 
u16まあいっか 
u16ぽふ03 

u16オサマビ 
たいてっか向に地営野トスウホがちた近側とンィデランビ・マサオ マサオ? 誰?

ホウスト訓練キャンプ野営地へ向かうオサマ・ビンラディン一行

u17みちがふ02 
道が二手に分かれる辻まで来たところで、
 
u17むとめる 
「む、停めるのである」

かたやホウストへ続く道 かたや首都カブールへと至る街道

u17さてこの 
「このままホウストへ行くか、いったんカブールへ立ち寄るか、どちらがよいか」

側近や護衛たち、そりゃ全員「カブール」一択っしょ。
殺伐とした野営地に泊まるよりそりゃ友人もいて楽しみも息抜きも娯楽も(野営地とくらべれば)あるカブールがいいに決まってる。

u17ではそう 
「では、そうするとしよう」

u17このきま 
このアッラーの思し召しなのか第六感なのか気まぐれなのかなんなのか、
ともかくビンラディン一行は20日ホウスト前夜入りをドタキャンして、
分かれ道をカブール方面へと向かった。

なので空爆の夜、ホウスト野営地ビンラディンはいなかったんである。

u17くうば 
死者はそれぞれの陣営が都合のいい人数を上げてるけども、

アメリカ政府によれば、アルカイダ30人死亡
アルカイダによれば、訓練生6人だけ死亡、
タリバーンによれば、一般人20人死亡。
一般人がそんなへんぴな処でなにしてたんだよだが。

u17じっさ 
じっさい最も死者多しなのは、こそっとパキスタン軍だったりする。

パキスタン三軍統合諜報局ISIは、キャンプ運営に協力する代わりに、カシミアでおなじみカシミール地方で宿敵インド軍と戦う民兵の訓練をサービスさせていて。

パキスタン的には裏でアルカイダとウィン-ウィンですなんて公言できんので、アメリカに謝罪と賠償をなんてもちろん言えず、
パキスタン領内に落っこちたミサイルで住民が2人死んだ
と嫌味めいた以外は沈黙した。

u17そのしか 
その仕返しっつうかトマホーク不発弾を友好国の中共に売っぱらい、>人民解放軍がパクって長剣10を開発しました、なんて噂もひそやかにささやかれ。

いずれにせよ誰目線でもはっきりしてるのは、

アメリカオサマ・ビンラディンを仕留め損ねました(´・ω・`)」

ってことであり。

さらに、2つめのターゲット↓

u16まもな 
スーダン アルシファ製薬工場の方はというと、

u17もうひと 

たしかに工場は徹底的に木っ端微塵、瓦礫の山となった。

深夜だったので死者警備員1人。

u17ごくあく 
極悪スーダン極悪化学兵器工場をみごとに粉砕してい

u17んああれ

あ、あれ?

u17かがくへ 
化学へい… あれ?

u17ほんとにい

ほんとに医薬品つくる工場やんけ!

ಠ益ಠ おいぐぉらCIAなに間違えとんねん!

失敗どころじゃない大ちょんぼである。
スーダン政府はおかげで国内では低迷してた支持率アップ、
国際世論的にもアメリカの分が悪くなる。

このダメダメ攻撃は結果がダメダメだっただけじゃなく、
超大国アメリカが、「一個人」にすぎないオサマ・ビンラディンに巨万の軍事力をぶつけた(しかも討ちもらした)ことで、犯罪者ではなくに格上げしてしまう結果となり、長い長い不毛な対テロ戦争へとつながるターニングポイントなんだが、

このときそこまで意識してる人間はほとんどいなかった。

u17じゅんこ

低音質低出力の無線放送を直接傍受できた人間はごく少なかったものの、

u17じゅんこう

あっちゅう間にメディアに乗って全世界に拡散。

u17じゅんこうみ 
巡航ミサイルの雨を生き延びたことで、ビンラディン反米のアイコンに。

あのアメリカ軍から生き延びた! 不死身! イケメソ! カリスマ指数も急上昇。

u17いすら 
イスラムにかぎらない。パクスアメリカーナを面白く思わないけどじっと手をみる世界の反米的人々にとって、オサマ・ビンラディンの存在は痛快愉快爽快で、イスラム枠を超えてアンチアメリカンアイドルになった。本人がそれどう思ったかはともかく。

そして野山に生きるテロ組織は、圧倒的な軍事力をもってしても滅ぼせない、
という苦く不吉なリアルもまたはっきりしたんである。

u16じつはこの02 
アフガンスーダン攻撃が、CIA米軍の恥さらしに終わって、大統領猫ソックス

u16vのかい 
の飼い主は、このあと、

u17たいいら 対イラク空爆「砂漠の狐作戦」
u17こそぼふ コソボ紛争セルビア首都ベオグラード空爆

もーなにやっても「スキャンダル火消しの空爆乙」呼ばわりがついて回ることに。


それだけでなく、↓こちゃらの人にも深刻な影響が
 
u17むっらーお 
ムッラーオマル@タリバーン最高指導者@アフガニスタン

分かりにくいが、↑とても困っている。

まさにビンラディンサウジに引き渡す約束の期限が迫ってるところなんだけども。

アメの攻撃はタリバーン指導部にも波紋。

u17りょうどに 
「領土にミサイル打ち込まれたのにビビッて言いなりになるのか!」
「いやいやアメソ連と戦った頃から友好国ではないか、なぜわざわざ敵対する」
「いやおれたちの国にミサイル打ち込んだ時点で敵国だろ」

u17もうあふ 
「もうアフガンは統一した!サウジアラビアの助けなど必要ない!」「いやあるだろ、金ないじゃんよおれら」「そんなもん神の思し召しでなんとかなるわい」

u17じゃきょ 
「異教と戦う闘士ビンラディンを売り飛ばすのか、それで恥ずかしくないのか」
「いやファトワーを出す資格ないのに勝手にジハードとか頭おかしい奴だろ」

だけでなく、ビンラディンのせいでタリバーンは金の成る木を逃しつつある。

u17せきゆお 
木の名前は石油大手ユノカル中央アジアからアフガン経由でアラビア海に至るガスパイプラインを敷きたい、>その意を受けたアメリカ政府、>まあ石油大手の意はつねに優先されるし、>タリバーンイランにぶつけたれとかまたもや思いつき謀略ごっこを考えてて、>タリバーン国家受け入れへとなし崩しつつあった女性の人権抑圧とか住民虐殺とかケシ栽培とかはあーあー見えない聞こえない約束なかんじで。

けども、今回のミサイル攻撃でいっさいがっさい丸っとご破算になりそうな。

u17むっらーおまる 
ムッラーオマルもここまでタリバーンの総大将として有象無象を引っ張ってきただけあって単なる狂信者ではなく、
このままビンラディンを匿いつづければアメリカを怒らせサウジパキスタンを怒らせ、タリバーンが孤立無援四面楚歌になるのは目に見えるくらい見えていた。

といって言いなりにビンラディンを引き渡してしまえば、アメリカの脅しに屈したようにみられて国内的なタリバーンの威信がやばい(;-д- )

u17むっらーおま02 
「というわけで我が客人オサマよ、なぜ呼ばれたか分かっておるだろうな」

u17きゃくじんとし

「客人として庇護を受ける代わりに、なにもせぬ、と約束したであろう。なぜ毎度毎度しゃらっと約束を破って勝手なことばかりするのか!」

u17あいやま 
「あいや待たれい、我は一度もやったと明言しておりませぬ」
「世界中がオサマ・ビンラディンのしわざだと言っておるわ! なぜ客人として我々の庇護を受けながらアメリカにちょっかいを出すのだ!」

u17しかしあめ 
「しかしアメリカはこの国に卑劣なミサイルの雨を降らせたですぞ」
「だからそうなったのは、アメリカ大使館を爆破したからであろう!」
「それはアメリカ軍隊2大聖地占領しておるのが悪いのです」
「だからそ

あーっ今はそこまで遡った話をしておるのではない! とにかく!」

u17たりば 
タリバーン内部でもアルカイダなど追放してしまえ、という声が大きくなっておる!
いくら客人とはいえどそのような態度では、もはやかばい立てできぬぞ!」

u17といつ 
問い詰められたビンラディン、どうするかと思ったら、意外にも、

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しかも号泣。

u17えいえん 
「永遠にあなたに絶対的に帰依します、最高信仰指導者よ」

オサマ・ビンラディンという男はこういうのをプライドなんて関係なく無意識にやれる生まれながらの人たらしで。
嘘とかポーズじゃなくて、そのときそのときのビンラディンはマジで本気なんである。ただほかのときには別のマジで本気になるだけだ。

u17むっらーお 
分かりにくいが、↑いま猛烈に感動している。

素朴な古武士オマルはあっさりたらされてしまう。

「おお、我が客人よ、パシュトンの民が頼ってきた友をに売るわけがなかろう」

u17むーなぜ 
むーなぜこうなった。

分かりにくいが、↑いま非常に板挟みで懊悩のおうって字書ける?

u17というさ 
なんていう最悪のタイミングで、

u17さうじあ 
サウジアラビア総合情報庁長官トゥルキー王子カンダハールに来てしまったんである。もちろんオサマ・ビンラディンの身柄を受けとるために。

だけでなく、

u17とぅるき 
パキスタン三軍統合諜報局ISI長官ナシーム・ラナ中将まで連れてきていた。

ISIタリバーンの後ろ盾でマザリシャリフ攻略でもタリバーンのふりして助太刀してたくらい肩入れしてるんだけど、これまたビンラディンの暴走には困ってたんで。

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アフガンの数少ない同盟国ダブルスで迫ることでプレッシャーねらったんである。

が、

u17わがきゃく 
「客人オサマを引き渡すといった覚えはないのである」


u15うらと02




u15うらと02 
「は?」

u17たりば 
「我が客人オサマは傑出した信仰に篤い人物である!」

u17あめりかじ 
アメリカ人が立ち去るのを願っているだけだ、占領された地アラビア半島から!

u15うらと02 
(#^ω^)ピキッ

u17あかん 
(………あ、それサウジの偉いさんにいちばん言っちゃあかんやつや)

u17そのよ02 
「そのような立派な男をいじめているヒマがあれば、
不信心者と戦うのがイスラム教徒ではないのか!」

u17あかん 
(……ありゃー、こいつ、板挟みでぶっ壊れおった)

「帰ろう、将軍

u15うらと02 
「これ以上、話をしても無駄なようだ」

思わぬ決定的ケンカ別れ。

マザリシャリフがまだ陥落していなければ、サウジパキスタンの支援はタリバーンにも絶対不可欠だったのだが。あいにくサウジ車両400台を景気よく渡して、パキスタンに至ってはマザリシャリフ攻めまで代理で戦って勝利をお膳立てしてやった、

結果、>気づけばタリバーンの治世に憂いなしにしてしまった。

u17ぬうゆ02 
(ぬう、ユリコシラトリが言っておったのは、こういうことか)

u17ぬぬむし 
(……ぬぬむ、シラトリのドヤ顔を見ねばならんのが腹立たしいわ)


u17いやーみ 
「いやーミスタークラーク、お湯ありがとうございます、
おかげでやっとカップヌードルにありつけますよ」


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