【事件激情】ウルトラ:16機目-結び【911アメリカ同時多発テロ】





「微妙なニュースだ」

「フリー長官↑
「フリー長官↑がナイロビに行くからな」
“Σ(゚д゚|||)えっ” “( ̄□ ̄;)げっ”
「だが捜査の大事な部分はあらかたケリもついてるし、大丈夫だ………ろう」

と思ったおれは甘かった(FBIで働くジョン・オニールさん談)
ルイス・フリークオリティーはそんなもんじゃなかったorz

登場する事件テロ紛争戦争、その捜査は公表された情報に基づく。
黒字の人物・赤字の人物・紫字の人物および各国の機関団体部局は実在する。
白鳥百合子はじめこの文字色は架空の人物であり、
実在する人々との関わりは根拠は創造にしてソースは妄想である。

────────────────────_


「アメリカが報復で、アルカイダに武力攻撃」
というホワイトハウスの決定を知ったとたん、

ルイス・フリー、大パニーーーーック!!!

なんかナイロビに降り立った瞬間から、
「どきゃーぎょびー大変大変だーぴーっ」

「いいいイスラムの反米デモぎゃーんむぐっぱっうぱっぱぴょーっ」
「怒り狂った民衆ガー津波のごとくごとく十徳ーひょひょぷっきゃーっ」

「はぁ? この国のムスリムは20人に1人くらいです。そんな騒ぎにはなりませ……」

「あっはーもうダメーっいやあーっ危なっ危ないっきゃーーーーーっ」
「(#^ω^)あの、ちょっと、話聞いてます?」

「うっきゃーっす退避ーっFBI退避ーっるるっぽっぴー」
「あ、ちょっ……」
「きゃー超にげてー捜査官全員帰るますーっぴーぽーぴーぽー」
「え、まっ……」

「はら? 大使、まだ逃げてなかったんれすか? あなたとご家族くらいなら飛行機の席あけてあげますけど、乗ってきますう?」
「((_, ._
「( ゚ Д゚)わたしは責任者です。関係者を置いて去るわけには参りません」

「あ、そですか、それはそれはご立派なことで。ほんじゃ、
レディーーーースアンドジェントルメン!」

「おー達者でーっ」

(………FBIが真っ先に逃げるってなんなの? ていうか今のアレはなに?)

……すんません、アレでもうちの大ボスでやんす(´・ω・`)

このへんまったく誇張じゃなく、こういうフリーのトンデモとんちんかんな行動で、
この先FBIの信頼度も権威も右肩下がりで急降下していく。
Freeh0fool

ピーウィーな理由は顔がちょっと似てるからだけじゃない、
ルイス・フリーの規格外の華麗なる無能歴を具体的に知りたいなら ≫ こちらへ
ヒストリー・オブ・バイオレンスの大転換期、
まさにそのとき歴史が動いた20世紀の終わり、肝心要の貴重な時間、
FBI長官が能なしのアホだったのは、もはや全米国民的いや全人類的な不幸だった。

「あのー、で、ぼくは、どうすればいいんですかね」

「あーそうだ、そういや、こいつがいたっけ」
アンティツェフとゴードンのFBIバディ、思案顔。
せっかく生け捕れた実行犯アルオワリほっぱらかして帰るわけにいかないし。
こうなるのを見越したように白鳥百合子が言ってたし、

「デモ? 国民の20人に1人しかいないイスラムが? いまあの人たちの微妙な立場でそんな真似したら残る19人からフルボッコって分かってるから、当面はなにがあっても静かーにしてますって」

「うーむ、さてどうするかね、こりゃ」

「おれは残る」
「いいのかゴードン。ミスシラトリはああ言ってたが、危険かもしれんぞ」

「あのシラトリが言うなら、おれは1200%信じる」

「──惚れたぜ」
「……ゴードン」
「ん?」
「おまえってちゃんと言葉しゃべれたんだな」
「おれをなんだと思ってたんだ」
フリー長官とFBI捜査官が一斉に逃亡帰国するのを横目に、アンティツェフ&ゴードンはナイロビに残留、アルオワリをアメリカの法廷で裁くため送致手続き。

その後なにごともなくアメリカに護送されたアルオワリの自供で、大使館テロの準備に関わった共犯者たちがテロ前日までにケニアから出国>高飛びしてることが判明、
>緊急手配を各国に発して、>逃亡先でつぎつぎと逮捕。

マデレーン・オルブライト国務長官、ナイロビの現場前でご立派な演説中。
しかしこのババア、あれですよ、再三の警告をさんざんっぱら無視放置スルー、
>結果、犠牲を拡大した戦犯筆頭のババアなんですけども。
しらじらしいおまゆうとキレイごとを横で聞かされてるブシュネル大使、

心の内でなにを思う。

オルブライト長官、パフォーマンス的な視察もどきはしても、在外公館の安全見直しすらまーたくしようとせず。省を預かる者として責任感じてると思えん厚顔に、
対テロ調整官リチャード・クラークさすがに怒る。

「なにもせず、さらに大使館を失うつもりですか、長官」

「大使館は失われてませんよ。2つの大使館はまだあります」

「………(言葉遊びやってる立場か!)」

「………… (; ̄^ ̄)」

(この大惨事の責任の所在をとことん追及する流れにしてもいいんだぞ)
オルブライトとクラークはもともと仕事仲間で、


オルブライト@国連大使時代、クラークとともに謀って、
アメリカと対立する国連事務総長ブトロス-ブトロス・ガリ@エジプト人の再選を、国連加盟国大半の支持をスルーして強引に阻止、>従順なコフィ・アナン@ガーナ人をつぎの神輿にする総長交代劇をお膳立てした。
国連はアメリカがやることの追認機関であればいいんであり、国連憲章を文字どおりに実現しようとする働き者の事務総長なんて邪魔なんで。

この皇帝ツァーリリチャード・クラークという男
911をめぐるフィクションでもノンフィクションでも、きほん正義側の、たいてい有能な善玉菌として登場するし、【ウルトラ】的にも大体そこらへんの位置だけども、
この人、決して普遍的な意味での正義の味方とか慈悲深き聖者じゃない。
クラークの仕事は、ユナイテッドステイツの国益、それ一番にして唯一であり。
クリントン政権の内向き志向をうけて、海外平和維持活動からのフェードアウト政策大統領令25号@「国益にならんPKOなんか参加せんでもいいや法」を推進、>結果、ソマリア内戦とルワンダ大虐殺をスルーしたのも、やはり同じクラークなんである。
なんにしても学者出身のオルブライトが国務省てっぺんになれたのは、
この影番クラークの後推しが大きかったんで。
職人肌のクラークは滅多にパワーゲームなるものをしないが、パワーがないわけではぜんぜんなく、忙しすぎてそんなもんやってる暇ないだけで、
むしろ眠れる皇帝ツァーリをマジギレさせるのはやっぱりそのう、まずいようよ。

(──以上 オルブライト脳内の計算0.01秒(; ̄_ ̄))

「……なにを承認すればいいの」
「今後ほかの大使館も攻撃を受ける可能性があります。移転や改修しなければならない在外公館を至急調査し、できる限り早く対処したい」
「でもそれには財源が──」

「予算が気になるなら、他省庁と共同予算にすればいいんです。大使館を使ってるのは国務省だけではないし、今回は軍人やCDC職員の犠牲者も出ている。根回しは私がしましょう(だからとっとと長官として最低限の仕事くらいやれバカちんが)」


例のカリフォルニア在住の二重スパイアリー・アブデルスード・モハメドも、
9月に入ってようやく逮捕される。高飛びtoアフガン寸前だった。
しかし、とっとと逃げときゃいいのに、なぜか大使館テロ裁判の証人に呼ばれてのこのこニューヨークまで出向いてるし、そのあとすぐ逮捕されてるし。しかもアルカイダ側からも忠誠心を怪しまれていた。アリー・モハメド、最後までなんともかんともつかみどころのないトリッキーな男だった。

アリー・モハメド、いったん捕まったら案外あっさり自供。

数年前にナイロビで、攻撃目標候補の下見をしたこと、その後ビンラディンやザワヒリらの“作戦会議”に呼ばれて下見の結果報告、そのときビンラディン自らターゲットにアメリカ大使館を選んだ、と供述した。
その証言をもとに、

ニューヨーク南部地区連邦首席検事メアリー・ジョー・ホワイトと検事補パトリック・フィッツジェラルドが中心となって、オサマ・ビンラディンやアイマン・ザワヒリ、ファズル・アブドラ・モハメド、アナス・リビー、サイフ・アデル──アルカイダの未逮捕ふくむ20数名を大使館同時爆破テロで起訴、
>国際指名手配、報奨金MAX2500万ドルに。

さて、このビンラディンお尋ね者書きがらみで、
例によっていかにもな陰謀論もあるんだけども、それはまた別の話。
さてそれはともかく、「世界の警察官USA」はこういうとき必ず自慢の軍事力で百倍返しがきほんだったし、このまま無反撃ではナメられるんで、ガツンとかましたい
んだが、

じつはかんじんのゴーを出すべき大統領猫ソックス

の飼い主が、それどころじゃない大ピーンチに追い込まれていた。

これ↑である。
大統領猫ソックス、の飼い主の女狂いはもはや病気の域で、

過去の女たち──アーカンソー州知事時代の州職員、元ミスアメリカ、元ホワイトハウス職員──がセクハラや不倫をつぎつぎ暴露、>訴訟騒ぎになっていた。

そういうビルの華麗なる性遍歴のお相手の一人、モニカ・ルインスキ@21歳@ホワイトハウス実習生。

共和党の刺客↑ケネス・スター独立検察官
クリントン潰しをねらって州知事時代の土地開発公的資金横領問題「ホワイトウォーター疑惑」を捜査していたが、>本丸のクリントン夫妻になかなかたどり着けず、しょうじき手詰まり、尻すぼまりつつあった。

「クリントンやったれるならこの際なんだっていいっす」
そこでセクハラ裁判んときの偽証をネタに、じつに1世紀ぶりの大統領弾劾を実現しよう、と、もくろんだんである。20世紀の末尾を飾る大茶番の幕開けだった。



まあはっきりいって、お下劣でスーパーくっだらないゴシップだが、


庶民はやっぱお下劣でスーパーくっだらないゴシップ好きやねんだから大騒ぎ、

大統領猫ソックス、の飼い主、あっちゅう間に火だるまっす。

アメリカ合衆国史上初の、
大陪審で捜査対象として宣誓証言させられる現職大統領に。

ぐ、ぐるぢい、もーヒラリン相手するこっちの身にもなれにゃー。
ちょうど大使館爆破テロの前日8月6日──、

モニカ・ルインスキ、ワシントン大陪審で宣誓証言。

「オーバルオフィスでオーラルセ**ス韻踏んだんじゃありません」
「あと葉巻とか」「もろもろ計9回」

ビンラディンの長い長い爪が、水面下でじりじり伸びて、
もうすぐアメリカ本土に届こうとしてるヤバめなときに、
当のアメリカ人はこんなどーでもいーことぴゃーすかやってたんである。

ユナイテッドステイツ的には、寸刻おかずアルカイダに万倍返ししてやらないと国内外にしめしがつかんけども、あまりにもバッドタイミングである。
今なにやっても「スキャンダルから目をそらす工作乙」と言われそうな。
George John Tenet
Director of Central Intelligence Agency
ジョージ・テネット@CIA長官

「じつはビンラディンの居場所について、非常に信憑性の強い行動確認を入手した」
ジョージ・テネット。判事やら弁護士やら議員やらヨソ者長官が迷走した反省もあって、副長官から昇格。ひさびさのプロパーな中の人からの長官。
春の就任以来、空中分解しそうなCIAをなんとか修復しようと悪戦苦闘中。

「ソースの種別は?」
「数時間前、やつらのナンバーツーアイマン・ザワヒリの衛星電話を傍受して得たネタだ。だから一次情報といっていい、それによれば──」

「8月20日、オサマ・ビンラディンはじめおもな幹部たちが、
ホウストの軍事訓練キャンプ野営地に集まり、今回のテロを総括する会合を開く」
「ビンラディンとアルカイダ一味をまとめて片付けるチャンスだ」


Mediterranean Sea
地中海
「相乗りさせてくださいまして、ありがとうございます、殿下」
「我が図々しくも生意気きわまる友ユリコシラトリよ」

「カンダハールでのビンラディン引き渡し交渉の結果を尋ねんのか?」
「はい、殿下がとても言いたそうにされてましたので」

「いつご自分から言い出されるかなと、あえて話ふりませんでした」
「相変わらず王族への敬意のかけらもない女であるな」

「慈悲深くも太っ腹な殿下におかれましては、タリバーンにお駄賃はずまれたようで」

「ちょっとばかり気前がおよろしすぎたようにも思いますけど」

「ふん、まあ見ておれ」

「あ、お酒はちょっと。わたしの役所って、収賄とかになっちゃうらしいんです」
「他国の王族をしれっと足代わりに使っておいて今さらグラス1杯でなにを言うか」

「しかたないなあ、じゃちょびっとだけですよ」
「なんで上から目線なのだ」

「ところでナイロビではずいぶん活躍したそうだな」

「さあ、なんのことでしょう、殿下」
「君がテロリストを捕まえたと聞いたが」
「デマではないですか? テロリストを逮捕したのはFBIですよ。わたしは日本の警察官で国外では1ミリも権限ありませんし」

「まあよかろう。じつはな、ナイロビとダルエスサラームの悲しむべき出来事──犠牲となった者らの魂に慈悲が注がれんことを──、に関わったアルカイダの幹部級2人が、いまスーダンのハルツームに来ている。スーダンは非公式にだが、アメリカが望むのならば、この2人が出国する前に捕らえ、引き渡す用意があるようだ」

「それを非公式なわたしに伝書鳩しに行けと」
「スーダンはこれをテロ支援国家指定と経済制裁の緩和につなげたいのだろう」

「スーダンか…、伝書鳩は急ぐ必要がありそうです。文明の利器衛星電話借りていいですか? このプライベートジェットには確か載ってましたよね」

「ミスタークラーク? 白鳥です。つい先ほど、かくかくしかじかの話が──」

「……ユリコ、あー、じつはその提案についてだが、ある事情があって」

「受け入れられるか今はまだ返答できない。改めて、でいいだろうか」

「……分かりました、また連絡します、改めて」

「殿下、残念ですけど、伝書鳩はちょっと間に合いませんでした」

Monday, 17 Aug. 1998
8月17日 月曜日

大統領猫ソックスの飼い主、ホワイトハウスに出張してきたスター独立検察官と大陪審員団を前に、“不適切な関係”をしぶしぶ認める、恥ずかしいの巻の刑を執行中。

大統領猫ソックスと大統領わんこバディもなまあたたかい目
4日後の8月21日 金曜日にはこの模様が全米でテレビ放送、
>合衆国大統領なる職業の威信が地に墜ちる予定だった。
ソックスの飼い主は

「大統領閣下、こちらの攻撃命令書にサインを──」


「あ」

「まあ、いっかあ、サインはこの肉球で。
ぼくみたいなサイテーヤリチン野郎の腐れ葉巻持った手で書いた腐れサインなんかよりソックスの肉球のほうがみんなも従ってくれるんじゃないかなあ」
「あのう、大統領閣下、さすがに肉球はまずいんでは……」

そのころ、アフガニスタンでは──

オサマ・ビンラディンと側近たちがホウストの野営地に向かっていた。
8月20日に開かれる軍議のため。
珍しくCIAのもたらした情報のとおりに。


合衆国対ビンラディンの戦いに、
初めてホントの軍隊が参入することになった。
ただし、軍的にちと問題が──

将軍たちは具体的な作戦をホワイトハウスに教えたがらず。

「目的だけ教えてくれ。あとはこっちでやる(からド素人は黙って見とれ)」
さかのぼれば↓ベトナムの泥沼。

ホワイトハウスの文官たちが企業経営か法廷戦術のつもりで作戦に口出しするわ、そのせいで最前線がよけい悲惨になるわ、しかも失敗はぜんぶ現場のせいにされたわ、のトラウマが。
いまやペンタゴンの軍人は、文官@大統領含む=障害物とか味方の敵つまり敵の味方としか思ってない。しかも現政権は、軍が伝統的に相の合わない民主党だ。

とくにソックスの飼い主、学生時代に兵役忌避
_, ._
( ゚ Д゚)
軍人にとっちゃ「卑怯者」「臆病者」「リベラル」つまり最も軽蔑嫌悪の的。
ಠ益ಠ あいつらー、中西部の田舎町とかから召集された若い兵士たちがアジアの密林で泥まみれ戦友の脳漿まみれになってのたうち回ってるあいだ、
(#ಠิ益ಠิ)安全な本国でぬくぬく(;;:@益@)凸ラブアンドピースとかだらけて
マリファナ(╬ಠิ益ಠิ)ふかして、デモで敵を応援(╬⓪益⓪) して、
心身ともに傷ついて戻ってきた帰還兵を「赤ちゃん殺し」呼ばわりして絶望の淵にたたき落として得意がってた( ╬◣ 益◢)クソどもがーーー!
しかも(╬゚◥益◤゚)弁護士だとおおおお?
とくればもう軍人さんとの相性最悪。もはや軍部の面従腹背も珍しくなく。
これじゃ皇帝ツァーリクラークですら、作戦情報を聞き出すのはひと苦労な。
やむなく統合参謀本部にいるお仲間にこそっと電話。国防総省、国務省、外交・軍事・情報部門とキャリア多彩なクラークの強みはこういう裏人脈にある。

「アラビア海はパキスタンとインドが核の照準を互いに合わせてにらみ合う場所だ。そんなところを米艦がうろついて陸に向けてミサイルなど打ち上げたら、パキスタン側がインドの攻撃と誤解する可能性がある」
しかもアフガニスタンは内陸国なんで、巡航ミサイルはいやがおうにもパキスタン領空を飛び続けるんである、それも2時間も!
とはいえ事前にパキスタンにやるよって教えとくってわけにもいかない。
パキスタン政府は建前ではアメリカに協力しつつも、パキスタン軍情報部がしっかり裏でアルカイダやタリバーンとつながってるんで。
「最悪は核戦争を誘発するぞ。そういう危険因子は作戦で考慮されているのか?」
“それは心配ない”

“ミサイルは海中の潜水艦から発射されることになっている”

──はずが、

はれ? 海の中で旗が、なびく?

つーか思いっっっっ切し海の上じゃんけ!
USネイビー、堂々たる威容見せつけすぎ。
Thursday, 20 Aug.1998
8月20日 木曜日

Arabian Sea, off Pakistan
アラビア海 パキスタン沖

“Three──”

“Two──”

“──One、Start”




はれー【事件激情】から遠くはなれたかんじの光景が。ここはどこ? あれはなに?





海上のミサイル駆逐艦から発射された巡航ミサイル「トマホーク」@66発、

アラビア海を北へ>パキスタン領空を北へ北へ、>アフガニスタンへ。
──同日同時刻
さらに「大使館2つ分」の報復につり合うよう、ターゲットがもう1カ所──

Red Sea, off Sudan
紅海 スーダン沖
もう1つの撃滅目標、>スーダン首都ハルツーム郊外20キロにあるアルシファ製薬工場
アメリカはビンラディンとスーダンがまだ絶縁してなくてお仲間のまま、とみていた。

例の夜逃げ会計係ジャマル・ファドル【3機目】の証言から、
CIAのエジプト人エージェントが、工場付近の土壌からこっそりサンプル採取。
それをCIAで解析したところ、有機リン系化合物の前駆体「エンプタ」を検出、
CIA「アルシファは表向き製薬メーカーとうたってるが、じつは化学兵器工場。ひそかに『VX』を生産してテロリストに提供しようとしているキリッ」

VX>【サティアンズ】でもさんざおなじみの例の「神通力」ね。




というわけで、紅海からスーダン領空に入ったトマホーク@13発、

まもなくスーダン首都ハルツーム郊外、アルシファ製薬工場に降り注ぐ予定。
一方、

アラビア海パキスタン沖から発射されたトマホーク@66発も、
レーダーに映りにくい低空を自動隠密飛行中、

器用に山を越え谷を越え、アフガニスタン上空に入って、
まもなく──

トマホークの「電子の眼」が目指すターゲットを発見。

ホウスト州 アルカイダ軍事訓練キャンプ野営地。
そこではちょうど──、

オサマ・ビンラディンとアルカイダ主要メンが集まってい

──るはず

だっ

た。
【17機目 汝、その弾丸を以て我を討て ─911アメリカ同時多発テロ】へとつづく




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ライアン大統領
またまた更新が待ち遠しくなりました。私は高校でトムクランシーにハマりまして、やっぱり合衆国崩壊が、最高潮だったと思います☆
9月の更新が楽しみです!
| こまめ | 2014/08/29 23:10 | URL | ≫ EDIT