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【事件激情】ウルトラ:15機目【911アメリカ同時多発テロ】

*14機目
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u15へいせ 
u151998ねん

──1998年 平成10年

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u15かえっ 
u15かえって 
u15かえってきま 
「──帰ってきました」
 


u15んにも 
「ん、荷物はそれだけか。車はこっちだ」

u15はれなnew 
「は、はれ? なんでそんな淡泊なんですか。感動の再会なのに」

u15せんげつ 
「再会何回目だよ。先週も帰ってきてるじゃないか。だいたい最初のときだって半月でしれっと帰国したろ。こっちは涙ながらに送り出したっていうのに」

u15ぶーだ 
「ぶー」

u15いやーしごとnew0902

「だいたいなんでスチュワーデスのコスプレしてるんだよ」
「えっ」

u15ふっしごnew0902 
「ふっ、仕事柄隠密裏に動くのが基本でして」
「単にコスプレしたいだけだろ」

u15あところnew 
「あ、ところで、いま、涙ながらに送り出したって言いましたよね、警視? え、それってわたしと離ればなれになるのが寂しくて?」
「言葉のあやだ」
「ねえ泣いたんですか?」
「うるさい。備局内調に一時帰国の報告に行くんだろ、急がんと遅刻だぞ」

u15がいじ 
「あ、じゃあウチに寄って着替えなきゃ」
「そんな時間的余裕はない、直行するからな」

「罰だ、そのコスプレで偉いさんと会え」
げげ



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登場する事件テロ紛争戦争、その捜査は公表された情報に基づく。
黒字の人物赤字の人物紫字の人物および各国の機関団体部局は実在する。
白鳥百合子はじめこの文字色は架空の人物であり、
実在する人物との関わりは根拠は創造にしてソースは妄想である。



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u15はばひ

幅広情報の件は、君の思惑どおりマスコミ各種団体に把握されたようだ」

u15あれだ 
「あれだけアピールしまくれば当然かもしれんが」

内閣官房内閣情報調査室長
杉田和博

@前警察庁警備局長
u15ないか02 
マスコミどころか当方の担当者たちも戸惑ってるようだぞ。今まで公安の伝統的にとってきた秘匿路線とは真逆をやれというわけだからな」

u15あのときは02 
「変に隠すから詮索されるんです。そのへんに放っておけばみんなよく見ませんし」
「あー白鳥、その前に」

u15なぜス0303 
「なんでスチュワーデスの格好しとるんだ君は」
「うう、そのう一身上の都合というか罰というか、やむを得ず…」

「まあ、君の奇行にも慣れたがね。セーラー服で現れても驚かん」

u15あでは03 
「あ、では室長のマニアなご期待にお応えましてつぎはセーラー服ツインテールで」
「見たいとはひとことも言っとらんぞ」

u15けいさ 
警察庁警備局の司令塔警備企画課の下に、オウム捜査で妙に名の売れてしまった秘密のチヨダとはべつに、総合分析室」「7係が置かれた。
のちI・Sインテグレイテッドサポートと呼ばれる部署である。

杉田和博警備局長
u15ないか02 
の時代に、その原型がつくられた、

といわれている。

u15ぜんこ 
このI・Sに、全国都道府県警公安部門から、
とにかくありとあらゆる大量の幅広情報が集まる仕組みがつくられた。

安全保障にかぎらず、政界情報、与野党政治家の個人情報、地方自治体の内情、選挙動向、創価学会など各種団体、メディア動静と人事情報──

u15でIS 
で、I・S公安警察的に特異なのは、秘密で内緒のチヨダとは逆にあんまし秘匿されてないこと。チヨダは非合法上等の「ウラ」の隠密組織だったけども、
I・Sは「オモテ」に堂々と店開き、それどころか、

u15どころか 
都道府県警幅広情報担当の公安幹部は、メディア関係者を集めた懇親会をさかんに開いて、自分たちのつかんでる情報を匂わせたりひけらかしたり。
さらにメディアにどしどしネタをリークする。

これまでの公安の隠密的スタンスからすると真逆すぎる異常な状態に。

u15またせんぜん 
「また戦前の警察国家だの監視社会だの世論誘導だの批判されるだろうな。伊達くん@現警備局長もそのあたりを不安視していた」

u15むしろそ 
「むしろそっち方面に注意が向いてもらうのが一番ですね。ミソもクソもごっちゃに並んでれば、本当に必要なネタをこそっと紛れ込ませることができますから」

u15それがい 
「そのネタが一連のこれか。しかし、こうまで君の予測どおりとなると、我々の想定していた以上に事態は深刻だ。対策は慎重に慎重を期さねばならんな」
予測ではなく解析ですよ、解析

u15きみのそ

「君のその解析によれば、正念場は10年後からの数年間か」
「はい、息の長い戦いになるでしょう」

u15しらとりけ 
白鳥警視正、言っておくが、私は君が好きではない、むしろ虫が好かん」
「はい、愛情に満ちあふれてるとは思っていません」

「にもかかわらず、君以上に信頼置ける者はおらん。こうして国体の存亡にかかわる事案も委ねている、皮肉なものだ」

「身に余るお褒めの言葉としてお聞きします」
「どうせ君は私のことなぞ認めておらんだろうがね」

u15そのひと 
「わたしは局長いえ室長の手腕をリスペクトしていますよ。わたしのようなクソ生意気な女と好悪の感情抜きでお相手して下さる懐の深さにも敬服しています。
まことに残念ながら恋愛対象からはほど遠いですけど」
「ふん」

u15ところできみ 
「ところで君がよしみを通じておる、かの超大国安全保障当局はどうだね」
「何人かまともで有能な人もいます。けど、うーん全体的にやばくてですね」
民主党クリントン政権だからかね」

u15まあソックnew 
「まあ、ソックスの飼い主さんは期待しなかったとおりの懲りない媚中疎日かつ外交音痴って感じですけど、そもそもあの国の安全保障の構造がやばいんです。

あれは経年劣化っていうんでしょうか。ぜんぜん時代に合ってないんですよ。
地下鉄サリン直前の日本よりも危ういです。
あ、べつに当時の警備トップを責めてるんじゃないですよ」

「相変わらず憎たらしいやつだ(#^ω^)」

u15へんに02 
「あのときは日本警察もガタピシしてましたけど、少なくとも長官がいざ右と号令すればみんな右を向いたじゃないですか。でもあの国にはそういう総大将がいません」

大統領司法長官CIA長官がそうじゃないのか?」

「その人たちも号令 “” できますよ。でも驚くべきことにあの国では、
号令された側が従ってくれるとは限らないんです」

u15このままnew 
「このままだと、あの国は迫る災厄を食い止める術もなく、
ノーガードで直撃食らってしまうと思います」


s06永田町宅 
s22地獄階段が

コマちゃん、警部昇任おめでとーっ」

u15いえあの 
「いえあの、試験はこれから受けるんですけど」
コマちゃんならあんなのちょろいって」

u15いつま 
「今回はいつまで日本にいられるんですか?」
「んー、たぶん月末かなあ」

u15しかしあね 
「しかし姐さん国テロも大変ですよね、レバノン日本赤軍ひっ捕まえて、ペルーの件もやっと片付いたと思えば、11月エジプト事件もあって」
「ちょっと大久保、今そういう話しないの」

u15いいよコ 
「いいよ、コマちゃん。気配りできる大久保くんなんて大久保くんじゃないし」
「なにか圧倒的に下げられた感がありますが、おれの気のせいですかね」

u15えじ 現場となったハトシェプスト女王葬祭殿 
u15えじぷ 
エジプト事件」というのは、観光地ルクソールイスラム集団右派が観光客を襲撃、日本人10人(うち新婚4組)含む63人虐殺したルクソール事件のこと。

u15オサ 
オサマ・ビンラディンのダチアイマン・ザワヒリが焚きつけた無差別テロだった。
フツーの日本人国際テロと無縁じゃない、と思い知らされることに。

u15いつ 
「でもあの事件のときは正直切なかったな。
犯人みんなすぐ自決しちゃったから捕まえることもできなかったし」

u15けいしもうnew 
警視も、うちの管理人ありばほうごはいまふ」
「口いっぱいにしてしゃべるな」
「わたしが住んでたころより小綺麗じゃないですか」

u15いやーたん 
「いやー単身赴任の夫を待つ貞淑な妻ってかんじですよね、警視

u15えんぎ 
「縁起でもないこと言うな、渋谷。どこぞの警視正殿がこの古民家を手放したくないってわがまま言うからやむを得ず引き受けてるだけだからな」

u15えでもけ 
「え、でも警視は自宅を手放して今はこの家に住んでるんでしょ。
姐さんが帰国するといつもここで一つ屋根の下寝泊まりしてるわけだし。
おれはてっきり2人はそうなんだと納得してましたが」

u15ふんそうい 
「ふん、そういうこっちゃねえよ。な、白鳥

u15あなんnew 
「あ…」

u15なんでそこnew

s06永田町宅 
なんでそこで赤面するんだ! 誤解招くだろうが!」
「え、いやあ言われてみればそうかと思ったら、つい…」
「おまえいくつだよ! 中学生か!


u04赤銅丸01 

そのころ──

u15あふが 
أفغانستان
Afghanistan
アフガニスタン

むー。

u15きんけつ 
金欠であるぞ。

オサマ・ビンラディンの財政難、相変わらず。

去年CNNで景気よく反米発言サウジ批判したらタリバーンに睨まれて、オンボロ小屋で一族郎党暮らすハメになり、食うにも困ってそのへんの草の実まで食べる生活。

だからメンバーに給料すら出せない。なので“将来を悲観”して次々とメンバーが脱退逃亡してしまう。聖戦ジハードもひもじくちゃやれんである。

u05あぶーは 
無差別テロの元凶、“ファトワー委員長アブー・ハジェルも真っ先に逃亡済。

残った部下は20人もいない。
ただし妻子100人くらい同行してるんで食う口だけはやたら多いし。

u15ビンラデ 
そんなギリギリ状態に救いの手を差し伸べたのは、
対ソ聖戦のころから縁のあるパキスタンISI@陸海空軍統合情報局
さすがに気の毒に思ったのか、タリバーンに働きかけて、テロリスト訓練キャンプの売上げがビンラディンに入るようにしてくれたんで、
アルカイダ一党はかろうじて餓死せずに済んでいた。

Abu Jandal
アブー・ジャンダル@イエメン系サウジ人
@古参中堅メンのちビンラディン専属護衛役
u15はらへって02 
「腹減って死にそうです、アミールおやじどの
「むははは、なんの、これしき」

逆境に置かれるほど元気なポジティブシンキングのビンラディンである。

u15もうすぐ 
「もうすぐ時代が変わるのである。見ておれ、アブー・ジャンダル


それがこれ。↓

1998年2月
ヒジュラ暦1418年 シャウワール月

オサマ・ビンラディンジハード宣言Ver2.0

u15ゆだやじ02 
الجبهة الإسلامية العالمية للجهاد ضد اليهود والصليبيين
World Islamic Front for Jihad Against the Jews and Crusaders
ユダヤ・十字軍に対するジハードのための国際イスラム戦線長げーよ」
有志連合結成のファトワー。

ウンマイスラム共同体に属する者は異教徒闘え
アメリカ同盟国ともに殺せ

u15いわゆ 
いわゆるグローバルジハード宣言。

仕掛け人は、もちろんオサマ・ビンラディン。

これにエジプト@「ジハード団」「イスラム集団パキスタン@「ハラカト・ウル・ムジャヒディン」「ウラマー協会バングラディシュ@「ジハード運動の各指導者の連名で。ただしアルカイダの名は慎重に隠されてたけども。

今回は1996年ビンラディンジハード宣言Ver1.0よりもインパクト強し。
さらに世界のインテリジェンスワールドでも話題になった。
まず国境民族を超えてイスラム過激派が連携していたから。

u15くわえてビン 
くわえてビンラディンは前回よりもアラブ限定のローカル色を薄めて万国共通(イスラム世界の)で通じる内容に練り直し、普及力を大幅アップ。

u15いすら 
イスラム圏からはもちろん、ABCニューズCNN──
西洋のマスメディアもまんまと乗せられて取材にやってきた。

u15びんらで 
u15びんら 
ビンラディンはなけなしの金でアフガン人をエキストラに雇って、
さも聖戦士軍団が大勢いるかのように並べて演出。

u15われわれのあ 
「我々のファトワーが、罪なき女や子供にも向けられていると非難するならば、こう答えよう。アメリカこそ歴史上、軍人民間人大人子供ですら区別をつけていないではないか、と。広島長崎へ投下した爆弾子供を区別したのか?」

u15われわれには 
「我々にはアメリカ暗黒の未来が見える。
各州はくびきを解かれ、分裂国家となろう。
かつてのソ連のように」

と、ここがビンラディンのカリスマ性の特異なところで。

u15トークは 
スピーチはお世辞にも上手とはいえず、青少年時代とあんまし変わらないシャイボーイでもの言う声もぽつぽつ控えめ物静かだった。

だけども、やたら饒舌で絶叫系のよくいる導師イマームたちよりも、
なんだか神秘的で威厳あるように聞こえて、逆に目立ったんである。

u15さらにこの 
今回の共同宣言を機に盟友アイマン・ザワヒリ、
子分のジハード団を引き連れて、アルカイダと合流。

スーダン追放されてからのザワヒリジハード団も慢性的金欠で、
アメリカや旧ソ連諸国を金策の行脚で回ってみたが、
ザワヒリの人望のなさと知名度の低さもあってまーたくカンパ集まらず。
ロシアでは逮捕のあげく「どうでもいいやつ」と国境で解放されるみじめさ。

u15れいのル 
イスラム集団過激分子を焚きつけてルクソール事件をやらせたのも、祖国エジプトで沈滞気味の聖戦ジハードに喝ッ入れたったつもりなんだが。

u15これかんぜん 新聞社が水を勝手に劇的なに着色 
これ完全裏目にして逆効果で、エジプト全国民が激怒した。
観光客が激減、>庶民の生活支える観光業にもろ打撃受けたんで。

アイマン・ザワヒリの計算では、そういう国民の怒りはテロ取締りで民衆を抑圧するムバラク世俗政権へと向かうはずだった←どういう計算だ

だがもちろんエジプト国民の怒りの矛先は>テロやった過激派へと、
↑ふつうこういう流れになると予想するだろなんだが

これまた怒り心頭のムバラク政権イスラム集団ジハード団もドシバシ摘発、
民衆にそっぽ向かれた彼らには逃げ場もなく狩られに狩られまくって、
ついにエジプト国内では息の根を止められてしまった。

プライドの人一倍高いザワヒリアルカイダに合流したのは、
そんなこんなでもはや四方八方詰んでる状態を挽回できなくなったから。
人手不足のビンラディンとしても、衰えてはいてもジハード団の各国にわたる組織力はありがたいんで、この合併はウィン-ウィンだった。

u15ゆいが 
唯我独尊ザワヒリ、本音は自分がアルカイダの総帥になりたいんだが、ビンラディンのような宣伝広報力と人望がないのはいかんともしがたく、しぶしぶ副将に。

この大合併が、今回の有志連合によるグローバルジハード宣言になったわけだが。

これに参加した各過激派で身内が反発。

u15ルクソー 
ルクソールで勝手にバカやっといてまたかよ!
安全な場所で勝手に決めやがって!

u15ルクソ 
フルボッコされる現場の身にもなれ!

つるし上げを食らった各指導者たち、たちまち日和って及び腰に。

そこはアイマン・ザワヒリジハード団も同じくで、独善的なザワヒリのやりかたに愛想つかした古参メンがつぎつぎ脱退。
ザワヒリの弟ムハンマドまで「兄貴にゃついていけね」と脱退してしまった。

そうやって去った古参メンの代わりにアフガン軍事訓練キャンプにやってきたのが、

u15グロー 
グローバルジハードっつう蠱惑的イメージに乗せられた理想肌の若者たちだった。

中東だけでなく、ロンドンカナダスウェーデンチェチェントルコ──
世界各国のイスラム社会からつぎつぎと聖戦士志願者がやってくる。
それも以前みたいなチンピラ落ちこぼれとはちがって、
学生技術者ビジネスマンとか高学歴エリートたちが。

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授業料収入で当面軍資金の心配がなくなってビンラディンもひと息である。
となると、すぐなにかやらかしたくなる毎度のビンラディンである。

イスラム異教徒も、誰もがアルカイダのマジを思い知る、派手な反米テロを。


u04赤銅丸01 

オサマ・ビンラディンの知名度がグローバルになるにつれ、

u15ビンラ 
この国↑も動かざるを得なくなる。

だが肝心の担当機関が↓このありさまで──、


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