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【事件激情】ウルトラ : 3機目【911アメリカ同時多発テロ】

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انتم لا نرى الشيء المهم

(あんたらは、肝心なものが見えてないんだよな)


u03かんじんなもの 
عمان المملكة الأردنيّة الهاشميّة
Amman,Hashemite Kingdom of Jordan

ヨルダン 首都アンマン

u03どういう

March.1996
──67 months prior the September 11 attacks on the United States
 
1996年3月
 ──アメリカ同時多発テロ67か月


ماذا تعني

(どういうことだ)


u03さっきおしえ 
「さっき教えたネタで、あんたら日本人コミュニストのなれの果てを何匹か捕まえるだろう。しかし無駄なことだ、あいつらは放っておいても消えていく。

目を向けるべきものは違う場所にある」


渋谷@巡査部長@警視庁公安部
外事1課 調査担当
 
u03はんせいふせい 
反体制の仲間はまだ世界中にいるじゃないか、
南米アジア、ここ中東にも」


u03いんし 
「インシャラー。日本人はせいぜい泰平の夢に浸るがいいさ」

u03はんせいふせい 
「…………」

u03かっぷぬーど 
カップヌードル食べたいな


u03たべたい

「……へ?」


u03あーちょ 
げ、ちょっ!

u03いまのちが 
いまの違う! いまの言わなくていいから!」

u03いまのちが02 
u03あーちょっといま 
げ、ちょっ! いまの違う! いまの言わなくていいから!」


u03いいからnew「…………」 
白鳥百合子@警視正
@警察庁警備局外事課 国際テロ対策室付 


u03もーしぶやくん

「もー渋谷くんさー!」

u03もーしぶやくんnew3 
「私の独り言まで再現しなくていいから!」
「わーん、すみません」

u03ゆにーくな 
ミスシラトリ、ユニークな取り調べを見せてもらった」

u03ぽりすにんじゃnew キリッ 
大佐、我が国のポリスニンジャに古来より伝わる忍法傀儡の術です@めっちゃテキトーなウソ。こちらの界隈は女に取り調べられるのに慣れてない殿方が多いですし。

さいわいこのサージャントポリスニンジャ渋谷は、聴いた音を正確に再現できる無駄な才能がある人で。アラビア語ぜんぜんしゃべれないんですけどね」

u03ところでたいさnew 
「ところで大佐、私まだアラビア語いまいちの修行中なんですけど、

こういう言葉って、聞いたことあります?」

u03きいたことnew 
القاعدة


u03どだい01 

u03どだい02 
「"土台基礎座所"。そうした意味だな」

「これ、"基地"という意味もありますか?」
「ああ、それもあるな。なんにせよありふれた言葉だな」

h00永田町異顔2横長419 
「ふーん、そうなんだー。勉強になりましたー(棒)」


u03べんきょう00 
u03べんきょう01 
u03べんきょう02u03べんきょう03

「あのアゴなし大佐め、知ってて知らないふりしてたね。

u03つまりはそnew 
……つまりはそういうことか」

u03なんでにほんご 
「どういうことですか、"ある、貝だ"って。あ、そうか!
が手がかりなんですね!警視正どの」

「なんでぜんぶ日本語になってるのよ」

u03さいこーにひっぷnew 
「いまテロ産業のサイコーにヒップでクールでホットでナウでヤングなトレンディ」

u03いんでぃ01

「さてと、渋谷くん、遠くまでご苦労さま。じゃ日本に帰っていいから」
「え? 今朝着いたばかりですよ。インディジョーンズロケ地デートの約束は?」
 
u03いんでぃ02 ←ここ ペトラ遺跡(BGM:ジョン・ウィリアムス)

「あ、そうだっけ。でも別のとこ行く用事できちゃったからごめんね。
はい、じゃここで。カップヌードル差し入れありがと! やっぱカップヌードルは日本のじゃないと。それじゃ、みんなによろしく!」

「えーっ、ぼく、タクシーの乗り方さえ知らないですよ(T_T)」
「気合いでなんとかなるって」
「気合いで英語アラビア語もなんとかしちゃえるのは警視正どのだけです」
「じゃ日本大使館に保護を求めなさい」

「ぼくを見捨てて警視正どのはどこへ?」

u03ちょっとあめりか 
「ちょっとアメリカへ。会いたい人がいる」


u03titlelogo*650

登場する事件やその捜査は公表された情報に基づく。
黒字の人物赤字の人物紫字の人物および各国の機関・部局は実在する。
この文字色の人物は架空の警察官であり、
実在する人物との関わりは根拠は創造にしてソースは妄想である。



u03cptぼじんか*623
u03cptななふん*689 


u03にゅーよーく01

City of New York, United States
March.1996 

u03にゅーよーく02

アメリカ合衆国 ニューヨーク
1996年3月



u03というわけです 
「──というわけです、ミスタークラーク
 


u03たしかに 
Clarke, Richard A.
リチャード・クラーク
@大統領特別補佐官@テロ対策担当@CSG/国家安保グループ議長

「たしかに、こちらでもアルカイダというキーワードをちらほら耳にしている」

オサマ・ビンラディンというキーワードもちらほら耳にしているでしょう?」

u03どこでそれを 
「………どこでそれを知ったか話すつもりはあるかな」

u03こんなのひみつ 
「こんなの機密でもなんでもないですよ、
ふつうに資料を読んだら書いてあります」

u03こんなのひみつ02 
u01としょかnew 
「図書館に行けば、それの縮小版を誰でも閲覧できますよ」

u03えーえふぴー  
アフガニスタンAl-Qaedaという秘密組織に訓練を受けた”
27歳のヨルダン人民兵は記者に語った。
Al-Qaedaジェッダに建設会社を持つ裕福なサウジアラビア人実業家
Ossama ibinLadenが資金を出している”


(聞き書きのせいかオサマ・ビンラディンの綴りはテキトーである)

   ──AFP@フランスの通信社 1993年5月30日付 配信記事


これがたぶん西欧世界にもたらされた最古のアルカイダ報道。

アルカイダ1988年ソ連軍撤退の始まったアフガニスタンで結成され、
湾岸戦争の前後1991年から反米聖戦ジハードを掲げはじめた、

んだが、その首領オサマ・ビンラディンという男の存在を、標的にされた当のアメリカが気づいたのはずいぶん遅い。

u03えふびー 
1993年半ば、FBI情報収集部局国際インテリジェンスワールドの端っこでさわさわしてる噂を聞きつける。

サウジアラビアのさる王子がイスラム過激派を支援している」

微妙に精確度ひくい噂だけども。

u03まもなくしーあい 
まもなくCIAの給湯室の会話でも、

「なんか回ってくる情報にビンラディンとかさあ」
アルカイダとかもさあ、やたら出てくるようになったけど」
「なんだろーかへー」


u03ふぃすく 
さらに同じ1993年12月英インディペンデント紙の中東特派員ロバート・フィスクによる、スーダンにいるオサマ・ビンラディンインタビュー記事が載った。

対ソ連戦争アフガニスタンアラブ義勇兵訓練キャンプを取り仕切ったサウジアラビアの資産家オサマ・ビンラディンが、元義勇兵たちをスーダンに呼び寄せ、道路建設などの平和的な事業に従事させている」
という内容。

ここではオサマ・ビンラディンテロのことなんておくびにも出してない。


u03えぬえすえ 
いまやすっかり悪目立ちしてしまったNSA@国家安全保障局@通信ぜんぶを傍受盗み聴き盗み読みできる最強情報機関、も電話傍受で、

オサマ・ビンラディンという名のテロ資金の提供者がいる(らしい)」

ってことまではキャッチしていた。ついでに

u03きゃっち 
ビンラディンサウジアラビア随一の大富豪一族の名前」
ビンラディン一族はアメリカのエスタブリッシュメントと巨額の投資取引などビジネスパートナーとしてウィンウィンの関係にある」

ってことも。

でもせいぜいそこまで。

テロ対策の軍師クラークもふくめてアメリカ当局は、このオサマ・ビンラディンという男について、せいぜいイスラム過激派のシンパかなにかで、うまく乗せられて金づるにされてるアラブの小金持ちだろうくらいにしか見てなかった。

ぜんぜん違うんだが。

u03このころすでに 
このころ、すでにイスラム圏の情報ワールドでは、
オサマ・ビンラディン反米のフレーズと抱き合わせでけっこう有名人。

んだけども、

地中海と大西洋を越えたアメリカにはそういう活きのいいネタが伝わってなかった。

イスラム諸国の治安情報機関が知っていながら、アメリカに流さなかったのが大きい。なぜかというその理由はまたのちほど。

いやそれでも少しは伝わってはいたけども、
肝心のアメリカ側ではほとんどスパム扱いスルーで。

アメリカは冷戦終了以降やたら増える一方の多種多彩なテロに振り回されてたし。
そのなかにアルカイダという新たな潮流の兆しは紛れて見えにくくなってたんである。


1993年1月レーガン父ブッシュと続いた共和党から民主党へ政権交代、

u03そっくすくりん 
大統領猫 ソックス・クリントン
チーフ・エグゼクティブ・キャットに就任

ついでにソックスの飼い主も合衆国大統領に就任した。

u03そっくす02 
「ニャンニャンニャニャンニャンウニャニャンニャーキリッ(自由市場が世界で広がり、アメリカ製品が売れれば、みんなアメリカと同じ価値観になるキリッ

こんな具合にスタート時のクリントン政権は「大事なのは経済でしょキリッ」で、テロにまーたく関心薄かったんで、
CIAは予算を大幅削減されたあげく、日米自動車交渉日本政府やトヨタの通話盗聴とか慣れない産業スパイもどきエコノミストもどきみたいな真似事をやらされ、
テロ専門家リチャード・クラークも追い出し部屋配属かよって扱いだったんだけども。

が、流れが変わる。
政権発足からからまもなく、

u03まもなく02u03まもなく03 
u03まもなく01 
u03まもなく04

'93年1月CIA本部正門前乱射事件2月WTC爆破テロ4月父ブッシュ元大統領暗殺計画inクウェート@未遂】6月NYランドマーク同時爆破テロ計画@未遂】
'94年12月フィリピン航空434便爆弾テロ
'95年1月ボジンカ計画旅客機11機同時爆破テロ計画@未遂】1月ボジンカ計画ローマ法王暗殺計画@未遂】1月在サウジ米軍リヤド本部爆破テロ4月オクラホマシティ連邦政府ビル爆破テロ
'96年5月サウジ ホバルタワー爆破テロ7月アトランタ五輪爆弾テロ


真っ赤である。

それぞれ下手人は、外国産テロリストイラク工作員イランが黒幕のヒズボラ1人過激派パキスタン人)そしてホームグロウン@国産テロリスト在米イスラムの不良子弟、反連邦の極右、単に社会にぎゃふんといわせたい落伍者、キリスト教原理主義者)という多種多様な顔ぶれで。

国内外で次から次へと起こる反米テロで、ヒマしてたクラークもいきなり売れっ子に。

さらに世界各地で民族紛争も激化。

u03ないせん01u03ないせん02 
u03ないせん05 
u03ないせん03u03ないせん04 
クロアチアボスニアヘルツェゴビナコソボソマリアアフガンアルジェリアルワンダコンゴシエラレオネリベリアタジキスタンチェチェン──、
米ソ冷戦のあいだは一応それなりにコントロールされてた民族宗教対立が、リミッターないままチンチンになるまで加熱したのだった。

u03さすがにめが 大統領猫ソックス・クリントンと飼い主のおっさん
クリントン政権もさすがに目が覚める。

慌ててテロ対策重視に大きくシフト、予算もじゃぶじゃぶ注入しはじめた。

対テロ戦争というフレーズを演説で最初に使ったのは息子ブッシュではなくクリントンだった。なぜかほぼ報道されてないみたいだが。
当時欧米のメディアもテロなんてあんま興味なかったんだろう。

──という怒濤の1996年、の春、

ふたたび白鳥クラークのところに戻りますれば──

u03あなたがたが 
「あなた方が今年2月に捕まえたラムジ・ユセフって人殺しがいますよね」

u03とくにどこか 
「とくにどこかのテロ組織に属してたわけでも経験があるわけでもないあの男が、どうやってあんなスペシャリストな軍事技術を身につけたのか、

手繰ってったらこの訓練キャンプに行き着いたんです」

「なぜラムジ・ユセフ日本警察が調べているんだね?」
「お忘れですか?」

u03おわすれ 
「あのエセイタリア人野郎がフィリピン航空をねらったとき、
爆発した座席にいた不運な犠牲者日本人でした。

私の属する部署は日本人が巻き込まれた海外テロを捜査する義務があります」

u03げんじなで 
رمزي يوسف、
Ramzi Ahmed Yousef
ラムジ・ユセフ


これは"源氏名"で、本名はアブドルバシトマフムードアブドルカリム長げーよ。

WTC@ワールドトレードセンター地下フロア爆破テロ@1993年主犯格でもある。

もともとWTC爆弾攻撃をねらう計画を立ててたのは、

u03もうもくの01 
u03もうもくの02 
عمر عبد الرحمن الشيخ أعمى
"The Blind Sheikh" Omar Abdel-Rahman
"盲目の導師"ことオマル・アブドッラフマーン

とその一味イスラム集団で。

"盲目の導師"@アブドッラフマーンエジプト人で、もとはエジプト国内で反体制過激派やってたイスラム集団の精神的支柱的頭目だった。

じつはエジプトイスラム原理主義発祥の地で、最も古くから最も激しくイスラム原理主義者世俗主義軍事政権が、テロ弾圧の応酬を延々やってる国だったりする。

エジプトから政治犯みたいな流れでアメリカへと逃げてきたアブドッラフマーンは、庇護してもらっといてアメリカに思いっきり恩を仇で返す。
ブルックリンの移民の多い地区リトルエジプトを根城にして、アメリカンドリームになじめずモスクに入り浸って現実逃避してるボンクラムスリム青年たちを煽って、

u03せいせんしょうれい 
聖戦奨励テロ上等世露死苦!

というかんじの"ファトワー"を次から次へと景気よく発したんである。

ファトワーとは"宗教的に正解です"っていうイスラム法学者によるお墨付きで。
ただ法学者なら誰でも出せるような軽いもんでなく、資格が要る。

イスラム教は「アッラーの前ではみんな平等」ってことで、聖職者っつう利権的な中間搾取業種はいないって建前だけども、
じっさいにはイスラム法ウラマー(学者)やモスクで礼拝指導をするイマーム(導師)が事実上の聖職者にして絶大な特権階級になってるんで。
宗教はどんな崇高な理想を掲げようがけっきょくそういう形に落ち着くし、みんなさん誰かにあーしろこーしろ言われた方が楽だし。


"盲目の導師"アブドッラフマーンファトワー出せる資格あるどうかは別として、

u03ひとをころ 
「人を殺すのは本来ならアッラーの名においてダメ絶対!だけど、
悪のアメリカと戦うために人が死ぬのは立派なポアだ!


こういうお墨付きひとつで、イスラム過激派は宗教的に安心してどんな残酷きわまる人殺しもやっちゃえるわけである。ん?どこかでその理屈聞いたような。

でも、「宗教的に安心してる」のと「能力あるなし」はまったく別の話で。やはり注目を集めるテロ爆弾だ、とは分かってるものの、もとがボンクラの不良たちではパイプ爆弾くらいしかというか出来損ないの試作くらいが精一杯で、こんなのをWTCに仕掛けても巨象を蚊が刺すようなもんだよなー。

いまいちというかぜんぜん目立ってないよな俺ら…。

そんな彼らの前にどこからともなく現れた助っ人が、

u03すけっとが 
義眼の男ラムジ・ユセフ。

本名はアブドルバシトマフムードアブもういいって。

ラムジ・ユセフは、聖戦上等派でもイスラム原理主義者でもない。というより大して熱心なイスラム教徒でもないんで、信仰どっぷりのアブドッラフマーン一味とはあんまし会話も噛み合わないんだけども、

とにかくこの男、過激派未満の一味に初めて本格的テロのイロハを伝授した。

そのへんのスーパーやカー用品店で買える日用品@経費わずか300ドルを材料に、
高性能爆薬600キロをさくっと調合、

u03れんた 

レンタカーのワゴンに積み込んでワールドトレードセンター地下駐車場に停め、


u03わーるどとれ01

u03わーるどとれ02 
1993年2月26日ワールドトレードセンター爆破テロ

死者6名負傷1000名以上。

u03らむじはびる 
ラムジはビルの基礎を粉砕して2つの巨塔を倒そうと目論んだが、
地下6階分が巨大クレーターになったにもかかわらず、

地上のタワーは2本とも元気に屹立したまま。

u03たわーはにほん 
WTCすっげー」「永遠に倒れねー←と当時は思われた。

FBI科学捜査チーム爆発地点で飛び散った残骸破片を丹念により分け、
爆弾カーの車種をフォードエコノラインと特定。

FBIはそれとタレコミをもとにニュージャージーレンタカー屋までたどりつき、

u03いもづる 
そこからイスラム集団一味、芋づる式に親分アブドッラフマーンもろとも逮捕。
さらに捜査によって"盲目の導師"一味が、

u03らんどま01u03らんどま03 
u03らんどま02 
u03らんどま041u03らんどま05 
国連ビル リンカーントンネル ジョージワシントンブリッジ 
ホランドトンネル フェデラルプラザ
@NY連邦庁舎

をねらっていたNYランドマーク同時爆破テロ計画も発覚。

アメリカ史上最大の無差別テロが水際で食い止められたとわかる。

"教官"ラムジ・ユセフから教わった爆弾技術がモノをいうはずだった。

u03べいこくしじょう ブランチダビディアン教祖コレシュと2ショット

"盲目の導師"@アブドッラフマーンは、オサマ・ビンラディン登場するまで、最も知名度のある"イスラムテロリストの大ボス"だった。

が、かんじんの爆弾製造&実行犯 ラムジ・ユセフはとーっくの昔に高飛び済み。

u03にげたらむじ 
逃げたラムジ・ユセフはいったんパキスタンに帰る。
じつは女房に2人目の子が生まれるんでね。

こいつら、私生活ではわりと普通に家庭持ちだったりして、
我が子を抱いた同じ手でなんの抵抗感もなく人殺しするわけである。

u03こんどはふぃり 
こんどはフィリピン首都マニラに腰をすえたラムジ・ユセフ
次なるテロの準備をいそいそ始める。

u03ぼじんか 
خطة بوجينكا
"Oplan BOJINKA"
ボジンカ計画

ラムジ「予行練習を手近なフィリピン航空機でやってみた結果」

u03ばくはつぶつを 
爆発物X線透視金属探知機をやりすごして国際線の機内に持ち込めるか、
ねらいどおり空中爆発までもっていけるか。

u03おわすれ 
実験台に選ばれたのが、マニラ成田フィリピン航空434便

ラムジ・ユセフは偽造パスポートでイタリア人になりすまし、

爆薬ニトログリセリン溶液コンタクトレンズの洗浄液に見せかけ、タイマーはふつーの腕時計起爆用バッテリーケーブルは靴の底に隠し@当時の金属探知機だと靴の底部分まで検知できないんで。

この工夫でニノイ・アキノ国際空港のセキュリティーを難なく突破。

飛行中の機内トイレで手早く組み立てて、

u03きないのと 
即席時限爆弾完成。

u03ごじかんご 
5時間後にタイマーの時刻をセット、
26列K席」底の救命胴衣のとこに突っ込む。

ボーイング747の26列の床下には燃料タンクがあるんで、
爆破燃料タンクに引火誘爆空中大爆発をねらったんである。

経由地セブ島ラムジ・ユセフはそそくさと降りる。

u03そのあと26 
そのあと「26列K席」に座った不運な男は、

日本人池田春樹@24歳。


u03ふうんな 
1994年12月11日フィリピン航空434便爆破テロ

が、ラムジ・ユセフの期待したジェット燃料誘爆はおこらなかった。
じつは26列下の燃料タンク、安全上の規則で空っぽだったんである。
燃料は27列下以降のタンクに入ってたんで、座席1列分の差で空中爆発をまぬがれた。

ただし、爆発で操縦桿─方向舵をむすぶケーブルがぶっち切れて>針路変更不能、
真っ直ぐしか飛べねー! 大ピンチに。

空軍上がりのエド・レイエス機長らクルーは絶体絶命ほとんどない選択肢から
「ジェットエンジンの出力を手動で左右微妙に変える」
っつう神ワザ的操縦でみごと那覇空港方面へ旋回するのに成功、

u03よれよれ 
434便はヨレヨレになりつつもなんとか那覇空港に緊急着陸。

乗員乗客292名生還。日本人乗客1名ほぼ即死重軽傷10人。

フィリピン警察沖縄県警FBIが協力して捜査を開始する。
機が墜落しなかったおかげでいろいろ手がかりや目撃証言が集まり、
偽イタリア人=WTC爆破犯ラムジ・ユセフが浮上。

さらに年が明けて1月初旬マニラで捜査が大きく動く。

u03ふつうじゃないいろ 
秘密アジトのラムジ・ユセフが化学調合をミスり、
絶対ふつうじゃねーよって化学的な色の煙がもくもく外に噴き出したんである。

マニラ市警「もしやラムジ・ユセフのアジトじゃないか」

で、警官隊踏み込む、>ラムジ爆弾工房でした。>434便テロの証拠出ました。

例によってラムジ・ユセフ本体は逃げ足早く高飛びしてたが。

u03ぼじんか 
が、アジトに残されたPCの暗号データを解くとボジンカ計画発覚。

なんと予定は1週間後。決行寸前だった。

u03けっこうすんぜん02 
第1段階 :
大統領猫ソックス・クリントンの飼い主が訪マニラしたところを暗殺
第2段階 :
成田ソウル台北シンガポールマニラ香港バンコク
米西海岸行きの旅客機11機を太平洋上で同時爆破
第3段階 :
爆弾満載のセスナでCIA本部に突っ込む

──ぜんぜん脈絡ないけどやたら派手げな計画だった。

さすがにアメリカ大統領の警護は超厳しいみたいなんで断念、
ローマ法王ねらいにチェンジして聖職者コスプレまで用意してた。

このとき米連邦航空局FAAも各空港で厳戒体制を敷いたし、
拠点を失ってたのもあってボジンカ計画は未遂に終わった。

u03そのいっかげ 
その1か月後クラークのもとに舞い込んできたタレコミ情報、

"イスラマバード@パキスタン首都ラムジ・ユセフが現れた"

「今度こそ高飛び前に押さえろ」

u03とうじえふ 
当時シカゴ副支局長からFBI本部テロ対策部長に異動したてのジョン"一発ヤル太郎"オニール特別捜査官が就任初仕事として逮捕劇を仕切った。

しょっぱなの一発ヤル太郎扱いでお笑い担当になっちまったけども、
ほんとはやればできる子オニールである。

現地駐在のFBI捜査官は1人しかいないんで、タイFBI方面捜査官麻薬取締局DEA国務省外交保安局DSSの駐在員、パキスタン軍人も助っ人にかき集めて、

u03せんぷくさきに 
潜伏先に速攻突入、ラムジ・ユセフのスピード捕獲成功。

ボジンカ計画の共犯者ユセフ・アブドル・ハキム・ムラドちなみに1人の名前だマニラで、ワリ・カーンクアラルンプールで逮捕された。


u03おれはてろ 
「おれはテロリストで、それを誇りにしている」

ラムジ・ユセフ終身刑+禁錮250年
"盲目の導師"@アブドッラフマーンも>終身刑確定。


ラムジ逮捕の早業はおみごとでした」

u03こうがく02 
「気になったのは一連の事件ラムジの手口が玄人じみてるってことです。工学出身とはいえ未経験の素人が独学でいきなりプロ並のテロは無理でしょう。
といって背景を調べてもイランイラクリビアとか反米国家が手伝った様子もない。

ラムジ・ユセフはどこかで爆弾テロを体系的に学んだんです。

それがここです」
───-
u03ぐんじくんれんきゃ 
アルカイダ軍事訓練キャンプ@アフガニスタン

ラムジ・ユセフはこのテロリスト学校の卒業生。ここで本格的なテロリスト養成講座一式を受けていたのはまず確実です」

u03そつぎょうせい 
ラムジ・ユセフの両親はパキスタン人パレスチナ人、本人はクウェート育ち。
今も昔もとくに熱心なイスラム教徒じゃないです。
むしろ動機は母親@パレスチナ人つながりのイスラエルアメリカ憎しでしょう。

パレスチナ過激派聖戦ジハード大好きの原理主義者はあまり接点ないんですね。

その両者の出会いの場となり、"敵の敵は味方"ってかんじで共闘したきっかけが、
このアルカイダ訓練キャンプじゃないかと思うんです」

u03そしてこのき 
「そしてこのキャンプのオーナーがオサマ・ビンラディンというわけか」

「うーん、答えはイエスでもありノーでもあるような…、も資金の一部は差し出してたみたいですけど、出資者は他にも何組かいたようですよ。

なかでもこのテロリスト養成キャンプにおカネ出してる一番の大口スポンサーが──」

u03ゆないてっど01 
ユナイテッドステイツ

u03なんだと 
u03すていつnew 
オブ、アメーリカー


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