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【事件激情】その男、K。#11-逮捕【秋葉原通り魔事件】

「12時33分 突入」に戻る    「12時33分30秒 凶刃に戻る

被害者位置と逮捕地点
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68日の事件関係者リスト


12時35分 逮捕
■K
駆けていく先に黒Tシャツ男子@28歳がいた。
黒T男子はこの日、ゲームイベントに参加しに来ていた。歩道で様子眺めしてたが、なにやらヤバい感じなのでこの場を離れようとバッグを担ぎ直したところに、
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が刺すのではなく振り上げて切りつけたので、黒Tシャツ男子は腕を切り裂かれたものの致命傷にはならなかった。ダガーがあくまで刺突武器だったのがさいわいした。
はもう一度狙おうとせずそのまま通りすぎた。

◆シェフ
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走ってきたが見物人たちのすぐ近くに来るまで、誰もその小柄な男が通り魔だと気づかなかった。

武道の心得のある一人がの殺意に気づき、とっさにナイフを奪おうと手を伸ばした。
すでに動物的脊髄反射で動いているは一瞬刺そうとする素振りを見せたが、強そうな相手をすっと避けて、行きすぎた。

たまたまシェフの隣にいた一人は、目前までが目前に来てやっとその手のダガーの黒い刃に気づき、「あ、やられた」と思った。

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が、はそのまま通りすぎた。

彼がほっとする間もなく、
「刺された刺された刺された」
隣にいたシェフが腹を押さえてくり返した。

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周りが「大丈夫ですか、座った方がいいよ」
と声をかけた。シェフは言われても腹を押さえて「刺された」と言っていたが、何度か言われてやっと近くのコーンを抱えるようにへたり込んだ。近くの店のスタッフが布を持って来て応急手当を始めた。

「刺された刺された」
「ナイフ持ってるぞ」
「逃げろっ」


その声が合図になって交差点南側の人波が一斉にわあっと逃げ出した。
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でも何から逃げてるのかいまいち分かってない。

この期に及んでまだ「え、パフォーマンスじゃないの?」なんてきょろきょろしてる人さえいた。

コウベパパコウベママと娘に叫んだ。
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「逃げろっ」

交差点で警官が倒れるのを見た。拳銃を奪われたんだと思った。
身を低くして親子は走り出した。
路上に転んだ人や脱げたクツがあって邪魔だ。
サンダルのコウベママは早く走れない。

シヴァカルノはよく分からず動くのをためらって立ったまま。

ヤイヅ男友だちも押されるように南へとホコ天を逃げた。

怒号と悲鳴。

■K
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走りながら、自分を中心にして円が広がるように人が逃げるのをなんだかすごいな、と思った。

◆シヴァ
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「行こう」カルノが走り出した。
走ろうか一瞬迷ったシヴァの前に、

が駆けてきた。
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◆カルノ
吉野家が目に入って無我夢中で飛び込んだ。
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何人もが同じように周辺の店内に逃げ込んだ。
シヴァも同じようにしたと思っていた。
だがシヴァはいない。
どこかほかの店に逃げたのか。

◆巡査部長from交番
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警部補に示された方角へと目を凝らした。
人が入り乱れて辺りは騒然。

いた。

白い服の男。

巡査部長は一瞬迷った。私服の女子巡査警部補の止血にかかり切り。白人男性も応急処置を手伝ってくれてるが、彼女を連れ出すのは無理だ。それに彼女には防護ベストも武装もない。

ほんの数週間前なら、ホコ天取締り強化で中央通には警官があふれていた。ちょうど取締りもゆるめて巡回の人数は最小限に減らされた。歩行者天国は全長800メートル。限られた警官はその全域に散らばっている。

いまだ他の警官が駆けつける様子はない。おれだけだ。

巡査部長は無線の緊急ボタンを押した。
特殊警棒を引き抜いて、単身、白い服の男の後を追った。

▽▽▽
▼12:33 47




◆コウベパパ
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走るうち、突然背中になにか当たって「体の中に何か入った」。痛くはなかった。

横にいたコウベママが後ろから刺されるのを見た。
コウベパパを刺したが身を翻して、一瞬だけコウベママと目が合った。
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ひ弱そうな。こんな事件を起こすような男には見えない。

一瞬が交差点を見た。コウベママはそのスキに身を低くして逃げた。

コウベパパは閉店したサトームセン横の狭い路地に駆け込んだ。
走りながら背に手を当てた。がついていた。
やられてる。
このまま走ったら死ぬ。

走るの姿は見えた。コウベママはどこなのか見えない。
「やられた」
に向かって叫んだ。
コウベパパは倒れた。
刺されてから100メートルも走っていた。

◆ヤイヅ
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逃げ遅れて群衆の後ろの方を走っていた。

走りながら振り返ると、
メガネで白っぽいジャケット男が後ろを走ってくる。
手に黒いものが見えた。

え、あれって犯人
わたし、追いかけられてるの?

■K
サーチ&デストロイな目には前を走る若い女の白いヒラヒラした服が映っていた。
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なんかヒラヒラしてる。

ヒラヒラめがけてダガーを突き出した。

◆ヤイヅ
いやいやいやいや!
パニクりながら、目についた路地に走り込んだ。

◆巡査部長
「止まれ、やめろっ」
叫びながらやっと追いついた巡査部長は、ほんの数メートル先でヤイヅにナイフを突き出すのをはっきりと見た。
殺人未遂の現行犯。逮捕できる。

「待てっ」
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■K
トラックを降りてからここまで200mを全力で走っていた。

逃げ遅れた人々を追ううち、あまりにも速く走ってどんどん追い抜くかちりぢりに逃げてしまい、その先にはまだ人が大勢ひしめいていて進めなくなった。が立ち止まると、

「待てっ」

◆巡査部長
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が振り返り、巡査部長と向き合った。
手に黒いナイフ。ベージュのジャケットに返り血が点々とついていた。

周りで逃げ遅れた人々が凍りついている。

▽▽▽
▼12:34 19


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このとき、を追っかけて叫んでた日テレ2人組、それに何人もの一般人が、ごく間近で一部始終を撮影した。あの有名すぎる写真群と動画だ。


対峙した巡査部長の間は2メートルほどしかない。

「ナイフを捨てろ、武器を捨てろ」

巡査部長は機動隊の経験あり。もちろん短剣相手の逮捕術も訓練済み。
だが刃物持ちの本物@殺意満々と向き合うのは初。

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が踏み出してダガーを突き出した。
巡査部長は特殊警棒をの腕の付け根めがけて振り下ろした。

警棒は微妙にズレての額の左に当たった。
同時にカキンッ!耐刃防護ベストダガーの切っ先がはじかれた。

巡査部長は訓練どおり警棒を横向き8の字に回して動きをけん制。
も真似してダガーを8の字に回して応じた。

カチャンッ!
今度はダガーと警棒が当たった音。

遠巻きに見守る人々は、
「チャンバラみたい」
と思った。

この“チャンバラ”防護ベストの胸が3カ所刺され2カ所切られた。ケプラー生地も破られて辛うじて鉄プレートが切っ先を食い止めた。サイドプロテクター1カ所刺された。素人のがなんと急所ばかり。
防護ベストがなければ巡査部長も倒されていた。

あっちの人の少ない路地に追い込もう、と巡査部長。さいわい路地にいた人たちは奥へと逃げたようだ。

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警棒で追い込むと、は後ずさりしつつ旧サトームセン横の路地に入っていく。
巡査部長が素早く右に回り込んだので、はピルの壁を背にどちらにも動けなくなった。
それでもダガーを向けて、刺そうとする素振り。

危険度をいまいち分かってない市民や日テレスタッフが遠巻きに見守ってる。「もうお巡りさんが追い詰めたから」って顔で。そんな近くにいたらぜんぜん次の犠牲者予備軍で危ないんだが。

拳銃だ。
巡査部長は慎重に警棒を左手に持ち替え、
右手で腰のホルスターから拳銃を引き抜いて、に銃口を向けた。撃鉄は起こさなかった。

「ナイフを捨てろ!」

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それでもダガーを握ったまま。先ほど警棒が当たったこめかみの上が切れてがひとすじ垂れている。

巡査部長は腰をやや落とし射撃体勢。
「撃つぞ!」

■K
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「ん?」と思った。
ナイフヲステロ?
なに言ってんの?
相手の胸に「警視庁」の白文字が大きく見えた。
ウツゾ!
自分の手がダガーを握っているのを今さらのように思い出した。

はあっさりダガーを路面に落とした。
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「ナイフ落としました」
か細く言った。

◆ヤイヅ
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何十人もの人々と一緒に警官通り魔の対決を見守っていた。

不意に横から声をかけられた。
「お嬢さん、背中にがついてる」
ヤイヅは首をひねって背中を見た。白のチュニックが真っ赤に濡れていた。
あ、あれ? …なにこれ。
そこで初めて激しい痛み。
刺された?わたし刺された?いつ?
ヤイヅは路上にくしゃっと崩折れた。

◆巡査部長
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警棒を突きつけながら油断なく近づいて、の足下のダガーを蹴って遠くへ飛ばす。

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それからの右手をつかんだ。はへなへな腰を落とした。巡査部長の肩をかかえてぐいぐい押し込んだ。
じつはこれ最も危険な瞬間だった。の胸のポケットにはまだ折り畳みナイフがあった。

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でもはすでに戦意を喪失していた。
はされるがまま路上に横たわった。巡査部長はのしかかって押さえつけた。

そこへがっしりした男が駆け寄って、警察手帳を見せた。
非番で秋葉原に昼めしにきていた蔵前署巡査長@37歳だった。
吉野家にいた巡査長も騒ぎを聞いて様子を見守っていたが、他の警官が現われないので見かねて加わってくれたのだ。
巡査部長にはありがたい助っ人だ。やはり一人では手に余る。

巡査長の左腕を押さえ、やっと巡査部長は手錠を取り出し、
「今までやったこと、分かってるな」

は小さく頷いた。
手に手錠がかけられた。
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「持ってるもの、自分で言ってくれるか」
「ジャケットの内側に折りたたみのナイフがあります」

さっきまで冷酷に凶刃を振るってた犯人とは思えない、大人しい口調だった。

巡査部長は無線を手にして万世橋署に連絡しようとしたが、うまくつながらない。
巡査長@蔵前署が自分のケータイで警視庁に110番をかけ、巡査部長に渡した。

kakho_03kako.jpg「確保ですッ」

ここまで沈着冷静だった巡査部長の声もさすがに興奮していた。
「私服の警察官1名と本職っ!手錠をかけてがっちり押さえてますっ!」

12時33分に始まって、たった2分
うちわずか30秒の疾走で12人を刺した

▽▽▽
▼12:35



◆カルノ
吉野家からおそるおそる出て、巡査部長の対決を見守っていた。
シヴァはなんでいないんだろう。どこまで逃げたんだよ。

カルノが目線を動かすと、アソビットキャラシティの前で誰かが倒れていて、数人が囲んで応急手当していた。
あ──
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倒れている男のジーンズ。見覚えがあった。

◆ネカフェ彼女
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救急車救急車!119番を押してもつながらない。何回もかけてやっとつながった。
彼氏の背中からどんどんが出る。
彼女が傷口を一生懸命に押さえても全然止まらない。
ああ──秋葉原なんて。
秋葉原なんて来なきゃよかった。

◆マイキー
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路上に横たわって応急手当されている。
出血はそんなにない、意識もあって、気丈にケータイでどこかに電話しようとしていた。マイキーはこんなときでもマイキーだった。
でもひどく痛がっていた。顔面蒼白で息も浅い。
派遣会社のスタッフさんが横で取り乱している。

野次馬たちがケータイやカメラを無遠慮にマイキーへ向けている。マイキーは撮られたくないそぶりで、力の入らない手で懸命に顔を隠そうとしていた。

オタク然な男が歩み出て、脱いだ黒ジャンパーをそっとマイキーの体にかけた。
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野次馬から不満のつぶやきやら舌打ちやらが。
ジャンパーの男は「がんばれ」と声をかけた。
マイキーはほっとしたようにジャンパーで顔を覆った。

◆ノリ、ヒロ
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カズが横断歩道で倒れていた。
2人してカズの方へと近づいた。
ああ、すごいやばい、なんとかしなきゃ。ヒロはがたがた震えた。
見知らぬ人たちが囲んで蘇生しようとしてくれてる。でも──

カズの名前を呼んだ。ただ名前を呼び続けた。

ほかにも人がたくさん倒れててみんなに介抱されている。
現実でないみたいだった。

「向こう、タカがいる」
2人はタカの方へもよろよろ近づいた。
素人目にもひどい。頭、タカの頭…、どうしてあんなに──
何度も名前を呼んだが、やっぱり反応はなかった。

■K
kato_taiho05.jpg
まもなくパトカーが路地に到着した。
引き起こされたは木偶人形のようになすがまま、パトカーに押し込まれた。

走り出したパトカーの中で加藤智大は泣いた。

◆テニスさん
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ぽたぽたの出てくるおなかを手で押さえ、まだ立っていた。
重いテニスラケットバッグを肩から下げたままだったのにやっと気づいて、その場にどさりと落とした。

足もとに鞘に入った小さなナイフが落ちていた。の靴下からすっぽ抜けて落ちたナイフだった。

周りは騒然としている。警部補タクシードライバーも、はねられた人たちも大勢が囲んで手当している。

周りは血の海だった。テニスさん自身も血だらけだった。
ひどいことになっちゃった。
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友だちもそばにいた。ああ、置いてけぼりにしてごめんね。
「座った方がいいよ」
あ、そういえばそうだ、なんでわたし刺されたのに立ってるんだろ。路上に膝をついた。

医者だ、という人が「寝て、頭を低くして」と言ってくれた。
テニスさんは言われたようにした。
見知らぬ人たちが一緒に止血してくれたり脈をとってくれる。まだ自分たちも危険かもしれないのに。ありがとう。

救急車のサイレンの音が聞こえてくる。
早く来て早く、はねられた人たちを早く助けてあげて。あの人たち、ひどいケガなの。

まだテニスさんは自分が軽傷だと思っていた。


policemen01.jpg

警察官とパトカーが一体どこに隠れてたんだよと思うほど次から次へと路上にあふれた。

一番乗りした浅草橋出張所救急隊の到着時刻は、12時43分

◆ノリ
知らない人たちが懸命にカズタカを助けようとしてくれてる。
「心臓マッサージだと、肋骨が折れてるかもしれない」
「ほら、AED持って来たぞ!」

あのとき、後ろから背中を強く押された。
教えてくれたのかよ、おまえら。なあ。返事してくれよ。

気づくと、歩道は野次馬でいっぱいで、
waraimen.jpg
男も女もみんなこっちを見下ろしていた。

手に手にデジカメやケータイ。
yaziuma_satsuei02.jpg
うれしそうに撮っていた。倒れて死にかけているカズタカを。

「やめてくださいっ。不謹慎ですっ」と叫んだ。
無視された。イヤな顔をしたり、にらんでくるやつも、電話しながら笑ってるやつもいた。

救急車が次々と到着した。救急隊が駆けていく。

◆スギナミ息子
携帯が鳴った。母親だった。
「秋葉原が大変らしいけど、大丈夫?」
ニュースを見たらしい。
「ママ、落ち着いて聞いてね。パパは──」

爆音をまき散らかしてヘリが上空を旋回している。マスコミのヘリだった。



その頃──、
ケータイ掲示板サイト“究改”

keitai_key.jpg

──秋葉原で人を殺します──

のスレッド。最後の書込み、

 12:10 時間です

からレスはゼロだった。相変わらずの無視。

が、

事件のテレビ速報が放送された午後1時過ぎからレスが一気に積み上がった。

  ──警官……
  ──編集おつ
  ──いまニュースで秋葉原で警察官刺したって
  ──編集してないぜ、多分……
  ──マジか?

keziban_res.jpg

  ──まさか・・・ガチ?
  ──不細工な主・・・
  ──なんて事を



●死者 7名
19歳男性 学生 頭蓋骨骨折 脳損傷
19歳男性 学生 全身打撲 骨盤骨折 脳挫傷
74歳男性 無職 全身打撲 肺挫傷 胸部大動脈破裂
21歳女性 学生 腹部刺傷 肝臓損傷 失血死
47歳男性 無職 背部刺傷 失血死
33歳男性 調理人 左腹刺傷 失血死
31歳男性 会社員 右胸刺傷 失血死

重軽傷者 10名
20歳男性 学生 全身打撲 顔面打撲 軽傷
19歳男性 学生 腰打撲 軽傷
27歳男性 派遣社員 背部刺傷 重傷
54歳男性 タクシー運転手 腰部刺傷 重体
53歳男性 警察官 胸部刺傷 重体
30歳女性 大学職員 腹部刺傷 腸管損傷 腎臓摘出
28歳男性 フォークリフト技士 右前腕切傷 軽傷
43歳男性 会社員 脊髄損傷 下半身不随
54歳男性 会社員 右胸刺傷 重傷
24歳女性 会社員 背部刺傷 肺一部切除 重傷

■逮捕
加藤智大 25歳 住所不定 自称暴力団員



#12(終)「セカイのかけら/エピローグ」

68日の事件関係者リスト
akb_enkeimap02.jpg akbb01_convert_20100819132934.jpg
秋葉原周辺MAP 被害者逮捕地点

*閾ペディアことのは 秋葉原通り魔事件掲示板書き込み

 【事件激情】 
 *ネバダたん─史上最も可愛い殺人者 佐世保小6同級生殺人事件 
 *狭山事件と「となりのトトロ」事件編 /うわさ検証編 
 *東電OL殺人事件 
 *借りてきた「絶望」。─殺戮ゴスロリカップルと毒殺女子高生タリウム 



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| 事件激情 | 12:35 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

生々しさがダイレクトに伝わってきて背筋がゾクリです。

野次馬がデジカメやケータイを向ける様、それもまた空恐ろしい感じですね。


これほど詳細に緻密に調べて書くのりあき様には畏敬の念を抱きます。

| かあたん | 2010/08/28 22:23 | URL |

うわ…ついに。
すごい臨場感があってドキドキしつつ読みすすめました。
タガが外れた人間の力ってのは壮絶だわ。。。

ダガーナイフって、刺されたときは痛みとかないものなのかなあ?
みんなパニック状態だから感覚が麻痺しちゃってわかんなかっただけか…
それにしてもよくぞこんだけ急所を突いて。
その後のみなさん、今どういう生活をしているんだろうなあ。。

唯一ナイフを奪おうとした武道の達人、すてき。

| ash | 2010/08/28 22:27 | URL | ≫ EDIT

> かあたんどの

> 生々しさがダイレクトに伝わってきて背筋がゾクリです。

ありがとうございます。どうなることやらでしたが、なんとかまとまりました。
史上最長の2分間でしたが。

>
> 野次馬がデジカメやケータイを向ける様、それもまた空恐ろしい感じですね。

いまだネット上にじつにたくさんの画像や動画が散らばっています。

はたして野次馬らず撮らず、助けに馳せ参じられるか、
こりゃあなかなか自分でも難しい問題であります。

>
> これほど詳細に緻密に調べて書くのりあき様には畏敬の念を抱きます。

まあ要するに好きなんですな調べるのが。

時系列で並べ替える、というのが事件激情の基本理念(え?そうなの?)なので、そうするとやたら調べないといかんのですなあ。裁判の各人の証言が詳細にニュースにされていたりしたので情報はあふれんばかりにありました。割愛してしまった話もたくさんあります。

|  noriaky231(仮名  | 2010/08/29 00:52 | URL |

ぬぅ。なかなか臨場感ある運びであったな。刺された側の唐突さ、理不尽さなども、なんとなく想像したくなる。

訳がわからんだろうし、起こったことを自分なりに整理するまもなく、意識はかなたへ。

取り囲んでケータイで現場写真を撮る連中、確かに自分がその場でそういう行動を起こしていないとは言い切れない。そういう場合、あくまでも無関係な傍観者、ネタのようにして話を楽しげにあちこちでしゃべるだけ、というのが一番気楽でよい立場なのだな。関わり合いになりたくないんだよ──というような。

すべてとは岩沼でも、だれ?岩沼。言わぬまでも、世間の酷薄さもまた浮き彫りにするようなお話し。犯人Kと取り囲む群衆たちが、好対照、というより好一対という漢字くらぁ感じなのでありますな。

ところで、PDSAじゃなくてPTSDじゃないのかね?

| あ@も | 2010/08/29 16:11 | URL |

Re: > あっ種どの

> > うわ…ついに。
> > すごい臨場感があってドキドキしつつ読みすすめました。
>
> ありがとうございます。20人以上の2分間をすべて描くとこんな大変とは思いませんでした。
> やはり人の記憶とはいい加減で、いくら資料を参照してもつじつま合わないとこもありましたがなんとかなりました。
>
> > タガが外れた人間の力ってのは壮絶だわ。。。
>
> 写真を見てもケイトーってじつにひ弱そうなんですよね、ぜんぜん。
> なのにあれだけのことをやり遂げてしまう。
> 一線越えて人でなくなったものっつうのがどれだけのことをやってしまえるか、今回秋葉原ゆえに映像があって目の当たりになった感じです。
>
> > ダガーナイフって、刺されたときは痛みとかないものなのかなあ?
> > みんなパニック状態だから感覚が麻痺しちゃってわかんなかっただけか…
>
> よく刺されたり撃たれたりしてもすぐ気づかない、というのを聞きます。
> とくにダガーは華奢で細くしかも黒いので、事前に「刺される」と思わない、これ大きいんでしょうね。
>
> > それにしてもよくぞこんだけ急所を突いて。
>
> それゆえ裁判では検察官が「どこかで訓練を受けたことがあるのではないか。友だちに元自衛官でもいて教えられたのではないか」などと追及していましたが、そういうのはなんもなかったみたいです。
>
> > その後のみなさん、今どういう生活をしているんだろうなあ。。
>
> だいたい分かってるので、次回の最終回でちらとですがふれます。本当にさまざまです。
>
> >
> > 唯一ナイフを奪おうとした武道の達人、すてき。
>
> この人、裁判でも証言してまして、
>
> 「左手を犠牲にして刺されたら力を入れれば抜けなくなる、その間に複数で取り押さえよう」と考えて動いていたり、
> そのあと追いかけて「盾になる大型の液晶テレビ」を探したり(すごい発想)、
> まだ状況を把握してないパトカーの警官を無理矢理引っ張って被害者のところへ連れて行ったり、
> とにかくいろいろ頑張ってるんです。
>
> そのへんもぜんぶ書くと、#20になってもまだ事件中になりそうなんで、泣く泣く割愛しました。
>
> でも「一人も助けられなかった」と、この武勇あふれる人が「惨事トラウマ」に落ち入ってしまいます。
> 裁判の証言記録でこの人が男泣きするところはたまらん感じです。
>
> 被害者はもちろん、目撃してたり救護しててPTSDになったり、人間関係が破壊されてしまったという人も裁判で目撃者として一生懸命に証言してました。
> 真摯で善良な人ほど打ちのめされてしまうんですな。

|  noriaky231(仮名  | 2010/08/30 13:37 | URL |

Re: タイトルなし

> あ@もどの

> ぬぅ。なかなか臨場感ある運びであったな。刺された側の唐突さ、理不尽さなども、なんとなく想像したくな

裁判での証言とか聞いてると、ほんとに「はら?」「え?」というやられ方なんだな。
言葉は悪いが、深刻なのにどこか間の抜けた空気もあるという。
現実はこんなかんじなんだろうな、と思うたしだい。

>
> 取り囲んでケータイで現場写真を撮る連中、確かに自分がその場でそういう行動を起こしていないとは言い切というのが一番気楽でよい立場なのだな。関わり合いになりたくないんだよ──というような。

ほかの事件や事故でもそういう人々が大半なのだろうが、今回は場所が場所だけにそういう出歯亀ツールを使いこなす人間がたくさんいて、だから余計に出回る数も多かったし、目立ったのであるな。

> すべてとは岩沼でも、だれ?岩沼。言わぬまでも、世間の酷薄さもまた浮き彫りにするようなお話し。犯人Kと取り囲む群衆たちが、好対照、というより好一対という漢字くらぁ感じなのでありますな。

Kは大勢いる人々の間を刺しながら走り抜けたわけで、刺された人々もたまたま進路にいた、というだけで刺されたわけで、一歩間違えるとその群衆の自分もそこで倒れてる立場だったかもしれない。

じっさい、目撃者で真面目に警察に連絡して状況説明したり、救護を手伝ったり能動的に動いた人々は、いろめいろ敏感で、あとで「何もできなかった」「自分もああなっていたかも」と打ちのめされてるわけで、

なんも感じない鈍感な連中がああしてカメラで撮ったり電話で自慢したりしてるわけだ。

となると、鈍感力の強い人は言うなれば幸せなわけだな。なんも気づかなくて。


> ところで、PDSAじゃなくてPTSDじゃないのかね?

おお、また間違えた。PDSAはカイゼンのサイクルではないか。いやん恥ずかすぃ。いつもこの2つ間違える。と、どこにあったっけな、と本文みたけど分からず、ああコメントの方か。センキュー。

|  noriaky231(仮名  | 2010/08/30 13:51 | URL |















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