2012年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年12月

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

【事件激情】サティアンズ 第二十解【地下鉄サリン事件】

title前解へ戻る39  title目次へ39  s00主な登場人物01 

s20阪神震災時計

自社さ連立政権村山富市首相震災発生を知ったのは、テレビのニュース。


s20震災02

官邸には危機管理体制どころかそういう概念そのものが無く法律すら無く。

s20震災01

村山は被害の大きさを知らず、昼まで呑気に離党議員の慰留をしていた。


s20きょうは危機管理 
「きょうは危機管理の専門家、佐々淳行さんにおいでいただいています」

「さて、佐々さん、今回の政府の対応、何が問題だったのでしょうか」
「このような有事には、初動がなにより大切です。しかし、今回の──」


s20相っ変わらず 
「もー相っ変わらず出っしゃばりだなー」


政府中央省庁自治体警察消防庁自衛隊──
阪神・淡路大震災ではありとあらゆる初動が遅れ。

s20震災03

村山政権サヨク政権だからとそれはそれは激しくあることないことDisられ。
このとき連立与党の主体は自民党なんだがそこはスルーらしい。

諸悪の根源のようにバッシングされた村山首相危機管理がトラウマに。
これが2か月後オウム大捜査線にも大きく影響するんである。


s20警察庁は近石

警察庁は全国の機動隊や支援の警官5500人を交替で被災地兵庫大阪に派遣。
とくに人員豊富な警視庁機動隊がアテにされてフル回転のヘビロテに。
さらに春の統一地方選対応にも人員を割かれて手いっぱいになる。


という報道の数々をみて麻原は↓こう考える。

s20麻原はこう

震災が起きたから、強制捜査が延期になった


いやいや警察庁は初めっから「オウム強制捜査は春以降」と決めてたんで、
1月2月強制捜査がなかったのは震災とは関係ないんだよだが、

とにかく麻原はそう受け止めた。



s0ffサティアンズタイトル02

オウム真理教による犯行の経緯、警察の捜査は、原則公開された情報にもとづく。
登場する公官庁、機関、組織、部局もすべて実在する。
ただし白鳥百合子はじめこの色で示されるのは、架空警察官であり、
実在する人物と彼らの関わりは、創作全開ソースは妄想である。

 


s20cptメグロアブダクション


マコやん、なにやってるんだ?」
「これ直すんだってさ。水つくるんだと」

s20水つくれって02 
平田信@車両省メンバー───林泰男@科学技術省次官

「ペットボトルに水詰めて、神戸で売れば儲かるだろだとさ」
「被災者に売るの? このいい加減な水」
あこぎだよ、まったく」


官公庁がとろとろしてるあいだにが動いた。
ダイエーローソンセブンイレブン任天堂セガ──速攻で支援活動

さらに神戸総本部を構える某広域暴力団山口組食料物資配布炊き出し

新興宗教もどんどん支援に乗り込んだ。
救世軍真光教PL教団天理教金光教創価学会──

そして、うわさのオウム真理教も。

海外メディア
日本では政府よりも、マフィアカルトの方が炊き出しに熱心だ」



s00オウムマーク 


水野事件永岡事件と管内で起きたオウム犯罪を見逃し続けてる警視庁も、
警察庁にせっつかれる形でようやくオウムに重い腰を上げる。

s20愛宕署隣の  
愛宕署隣の新橋庁舎に「オウムセンター」を設置。
オウム関連の情報をここに集約、いざってときの対策を検討し始めた。新橋庁舎情報管理課の本拠地で、データ関係がぜんぶあるから情報解析にも都合がいいんである。


「ってとこだ、メガネちゃん」

s20おれもセnew 
「おれもセンターに詰めたいが、あいにく違うヤマにかかっててな」
港区の件は見直しやらないの?」

「ああ例の会長さんのな。たしかにメガネちゃんの言うとおり臭いは臭い。
でも残念ながらあのヤマ、ケリついちまってるからな」

≫ 続きを読む

関連記事
スポンサーサイト

| 事件激情 | 13:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

【事件激情】サティアンズ 第十九解【地下鉄サリン事件】

title前解へ戻る39  title目次へ39  s00主な登場人物01 




恐ろしき
事なす時の我が顔を
見たはずの月
今夜も清さやけし

  ──中川智正 東京拘置所にて詠む




s19平成7年の夜明け 
1995年 平成7年の夜明け。

お正月

のお屠蘇気分は、


s19讀賣新聞の1面 
読売新聞の1面トップ記事を見た人々(の一部)から、


瞬速で吹っ飛ばされた。


s19サリン残留物03 

s19土壌から s19県警合同で 
s19悪臭騒ぎ s19関連解明02

s19急ぐ02



s0yuサティアンズタイトル

オウム真理教1995年1月1日から数日間の動き、犯行の経緯、警察による捜査は、
原則公開された情報にもとづく。
登場する公官庁、機関、組織、部局、団体もすべて実在する。
ただし白鳥百合子はじめこの色で示されるのは、架空警察官であり、
実在する人物と彼女らの関わりは、創作全開ソースは妄想である。



s19cpt宇宙人

s19新聞上九一色村で 
上九一色村で昨年七月、悪臭騒ぎがあり、山梨県警などがにおいの発生源とみられる一帯の草木や土壌を測定した結果、自然界にはなく、猛毒ガス・サリンを生成した際の残留物質である有機リン酸化合物が検出されていたことが、三十一日、明らかになった。

読売新聞の一大スクープ。

記事は巧妙に曖昧。
においの発生源とみられる一帯」が「富士ヶ嶺地区」のオウム真理教の所有地で、第七サティアン付近ということは書いてないし、そもそもオウムの字もない。

s19元旦早々の01 s19元旦早々の02 
元日早々の不気味かつ奇妙な一面トップは、読売1千万読者はピンとこないとこも。
あれ? 松本サリンって犯人あそこの家の人じゃないっけ?

s19あれ松本サリンって 
上九一色という変わった村名に記憶がある人もいたし、オウム真理教の倉庫か工場みたいな施設群が陣取ってるのをむすびつける人もいた。
でもサリンオウムを結びつけられる人はごく少なかった。
この時点で世間一般の認識はその程度だった。

が、そうでない人もいる。

当の上九一色村富士ヶ嶺地区の最前線でオウムと睨み合う住民↓

s19それみろ01 s19それみろ02 
それみろ、やっぱりだ。あいつらだよ、犯人は。


警察庁sマルエス03 マルエスシフト関係者↓

s19マルエスシフト顔面蒼白 
顔面蒼白

秘匿中のマル秘の内緒が漏洩した。
警察庁でも知るのはほんのひと握り。
誰が洩らした。なぜだ。


長野県警の偉いさんたちも↓

s19長野県警顔面蒼白 
顔面蒼白

松本市内における死傷者多数をともなう中毒事故捜査本部
捜査員でさえ秘匿捜査をまったく知らないというのに。

ホシあの会社員でケテーイだとみんな思っていた。なのに、これはなんだ?
なにか俺らの知らない水面下でコトが進んでるのか?

で、その水面下でコトを進めてた、
真の捜査本部“ヤマシタさん”特命班刑事たち↓

s19おい誰だよ 
おい、誰だよバラしたの。やべーぞ。
おれら、上司や先輩の捜査を陰で全否定してたわけだしな。

s19慌てるな 
「ふん慌てるなおまえら。落ち着くんだ。いつも通り振る舞え」
「あの班長、タバコ逆さまですが」

s19あこのやろ 
「お、こ、このやろ、つかねーと思ったら」

s19びゃああぢっ01 
びゃあぢゃっ! 舌びうゃっあぢっあぢっ!
班長お約束すぎですよ」

ぬーあいつだ。この一件、丸メガネが後ろで糸引いてやがる。

s19ぬーあいつだ 
なんでか分からないが、あいつがこれを仕組んだ。
あンなろー捜査を潰すつもりか。べろヒリヒリだぜばーろー。


東京都文京区本郷──

s19本富士署 
警視庁本富士署

小さめの警察署だが所轄に東大キャンパスをかかえることで伝統的に格式が高い。代々キャリア署長を務めるならわしで、國松長官もここの署長経験者である。

s19渋谷いいか 
渋谷、今いいか」
「あ、警部。あけましておめで──」

s19新聞これ読んだか01 
「これ、読んだか」

s19リークしたのは 
「ええ、びっくりですね。リークしたのは誰かってことですか?」
「洩らしたのは白鳥だ」

「へ? 警視どのがまさか!」
s19だって警視どのは 
「だって警視どのは、オウム捜査をあんなに望んでたじゃないですか。やっとそれが始まったのに、なんで自分でわざわざ台無しにするようなことを?
それにたしか警視どのはマスコミリークをダサいって嫌ってませんでした?」

s19さすがのあいつも 
「さすがのあいつも好き嫌い言ってる余裕なかったんだろ。
年内にもあるって噂だった上九一色のガサ入れな、結局何もなかっただろ」
「ええ、あれ?ってかんじでした」

s19そういうことじゃなくて02

「不都合でもあって延期になったんだ。おそらく検察との調整に失敗した。年内を逃したとなると、統一地方選で追われるから強制捜査着手は選挙が済んでからだろう、つまり4月以降になる」

s19最後までやり抜く01

白鳥がなりふり構わずムチャしだしたのは松本サリン事件からだ。
さらに4か月オウムに猶予を与えるのは危険と判断して仕掛けたんだな」

「いやあ、さすが警部長年連れ添った夫婦みたいに警視どのを分かってますね」
「ばかもの、経験値にもとづく解析だ解析

「しかしこんなので捜査が早まりますかね? むしろ潰れてしまうのでは」

s19白鳥が松本サリンの 
「いーや、白鳥の狙いはそれじゃない、捜査の後押しなんかじゃない。
今回のこれはあいつにとっても半端じゃない大仕掛けだ。勝負に出やがった。

白鳥松本サリン秘匿捜査をぶちこわしてまでこの記事を見せたい相手は──」

s19新聞井上 
s19井上嘉浩 

≫ 続きを読む

関連記事

| 事件激情 | 21:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT