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【事件激情】永遠に謎な女【東電OL殺人事件】

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しゃて、

アメリカで1947年に起きた未解決殺人に、

「ブラックダリア事件」

っつうのがある。ちなみに「LAコンフィ以下略」のマイフェイバリット作家ジェームズ・エルロイが事件をもとに本を書き、ブライアン・デ・パルマがなんだか微妙な映画化もした。

その謎の多さ、猟奇っぷり、被害者がうら若き美女、結局は迷宮入りってところが刺激的で、いまなお語り継がれてる有名事件。 そしてワ士はうっかり当時の美女まっ二つ写真と、ジョーカーもしくは垣原状態にされた死に顔写真をネットで見てしまってうひゃあってかんじの事件。


でも、日本にもそういうのがあったんだな、とやっと気づいた。

東電OL殺人事件。

今さら何いってんだ10周くらい周回遅れだぞ、ではあるが。


この事件があったのは平成9年(1997年)。そんとき報道は過熱してたらしいがワ士は「ふーん」とスルーしていた。たぶん被害者が39歳、という一点が、それよりグッと年下だったワ士の琴線にふれなかったからだろうが。

今回ワ士、そのへんの本やら記事やらをぱらぱらと眺めて、東電が東京電力のことだと初めて知ったしバカである。東京電鉄って会社だとなぜか思いこんでた。なんだ東京電鉄って。


あの頃は、

「エリート女性が夜は売春していて、んで殺された」

くらいしか知らんかったのう。 が、10年以上も経って、やっと遅まきながら興味をひかれたワ士である。

というかなんであんときあんなに世間が騒いだのか気になった。

この事件、ネパール人容疑者の冤罪疑惑もあるらしいが、まあ彼には悪いがはっきりいってそっちに興味はあまりない。


いやー、しかし想像よりすごかった脳、この東電OL39歳。



*1997年3月19日午後5時 東京都渋谷区円山町

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彼女の絞殺死体が見つかったのは、渋谷道玄坂どん詰まりにあるラブホ街・円山町神泉駅近くの木造アパート「喜寿荘」の空き室だった。

周りは再開発も及んでいない狭い道と古ぼけた民家やらこぶりな中古ビルやらがごちゃついている、まあ東電のエリート様にはあまり似つかわしくない風情なんである。

謎──なぜエリート女性がこんな場所で殺されたのか。いやそもそもなんでこんな処に来たのか。

だが捜査と報道が進むにつれ、彼女が二つの顔を持っていたことが分かってくる。


昼は高学歴エリート社員の顔、

夜は立ちん坊の売春婦の顔。


色町ではありきたりな娼婦殺しそのものよりも、外国人をめぐる冤罪疑惑よりも、被害者の特異きわまるプロフィールがこの事件を犯罪史上に残る怪事件にした。


んではどういう特異さだったかというと。

まず彼女はエリザベス・ショートのようなうら若き美女ではなく、39歳独身で、顔は。。うーんと。。というところが妙にリアル。リアルっつうか本物なんだが。いやそういやブラックダリアも本物だが。


とりあえずエリートであることに疑問の余地はない。KO義塾の「あとちょっとで金時計」卒だし、東電だし、当時始まった間もなかった総合職採用だし、エコノミスト部門だし、初にして唯一の女性の管理職だし(課長代理くらい?)。

そんな彼女が、毎日夕方に会社を終えて、帰宅すんのかと思いきや帰らないで、渋谷の109のトイレで娼婦仕様に着替え、道玄坂どん詰まりのラブホ街・円山町で立ちんぼうをしていたのだ。毎夜4人客をとるのをノルマにして、終電で帰宅。以降そのくり返し。

金に困っていたかというとなにしろ東京電鉄だから年収は大量。いわば売春は内職というより「趣味」。格安5000円とか2000円で客をとったこともあり。でもそのわりに金には1円単位まで執着して落ちてるものはなんでも拾う習性がある。ビンを拾い集めて酒屋で売ったりもする。

と思えば、そのへんの路上で立ちションし、行きつけのセボンイレボンでなぜか「1つの器に具を1個だけ入れ汁をどばどば入れ、それを5つぐらいテイクアウト」とかよくわからない行動をし、商売に使ってたラブホではベッドに放尿して出入り禁止(でも無視して使い続ける)。

拒食症らしく痩せ細り、しかもセックスは好きではないらしいのに毎晩週末も町に立ち続け、渋谷の若いもんからは「ガリガリの厚塗りのおばはん」と気味悪がられ、それもかまわず「ねえ、遊びませーん、誰か遊びませーん」と客引きをしまくる。

最後には、勝手に“淫行部屋”使ってた古アパートのほこりだらけの空室にて死体で発見。


ある意味ブラックダリアよりすげえんである。


当時、東電OLの本を読んで働く女性たちが、

「これはわたしよ!」

と矢も楯もたまらず、現地を巡礼し、彼女がよく立ちん坊してた地蔵に泰子地蔵と勝手に名付けてルージュを塗るような現象まで起きたそうな。へーえ。


それにしても彼女はなぜそのような複雑怪奇な“晩年”を送ったのだろうか? それは…、

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| 東電OL殺人事件 | 15:07 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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