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【事件激情】ハラハラクロック!11発目【連続企業爆破】

tocontents18.gif 10発目へと戻る183025  h登場人物h20 


遠くまで行くんだ。

──室蘭高校卒業の寄せ書きに斎藤和が残した言葉



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警視庁公安部による捜査は、公になった記録や被告の手記などからだいたい事実に即してる。

「爆弾本部」も実在した部局である。
が、文書解析班をはじめとする捜査員は架空であり、例によってソースは半ば妄想捏造全開である。

また東アジア反日武装戦線のうち何人かはもう真実を語ることができない。
彼らの会話や思考の多くも創作である。



──これまでの簡単あらすじ──
1974年丸の内オフィス街で死傷者400名にのぼる大規模爆弾テロ発生。犯人グループ東アジア反日武装戦線は、その後も続けざまに有名企業を標的にした爆弾テロを実行する。警視庁は大規模捜査を展開するが、犯人たちはふだん善良な一般市民としてふるまい、まったく尻尾をつかめない。
表の捜査が行き詰まる中、公安部警視総監にも秘密の捜査班「爆弾本部」を設置。犯人たちの書いたテロマニュアル「腹腹時計」犯行声明文“思想”を手がかりに糸を辿るが──




腹titleカプセル20045

1974年12月10日 午前11時4分

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大成建設本社ビル爆破事件

ビル駐車場に仕掛けられていた時限爆弾は、
塩化ナトリウムと塩素カリウムの混合爆薬IN石油ストーブ用オイル缶。

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カレンダー納入業者の2tトラック横転。4人重傷

大成大倉の窓ガラスが割れたけども、金網入りガラスなので三菱重工のような悲惨状態にはならなかった。でも負傷者9人

築地署に4つめの捜査本部が設置。
また刑事公安の混合ダブルスで捜査員55組110名が編成された。

東アジア反日武装戦線「大地の牙」が犯行声明。
 
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「──大成建設の今日は、1922年新潟県信越電力信濃川水力発電所工事現場で大量虐殺された朝鮮人労働者等、植民地人民の血と屍あとは似たような感じなんで略

三菱重工、三井物産、帝人に続く、第4の爆弾だった。


警視庁歳末特別警戒の初日にいきなりドカンで大ショックというかまた大恥。

さらに今回の犯行声明中央郵便局管区の消印。
P作戦発動ゴーッで、すべてのポストを監視してたはずなのに。

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あっさり見逃してるし。

三木首相の官邸は、内閣発足の翌日にドカンでよけい面白くない。
警察庁警視庁幹部一同が、
福田国家公安委員長「早期に犯人逮捕を」と言葉きつく説教され。
顔面真っ白である。

爆弾本部も焦りまくる。
「当夜の佐々木兄弟の動きは?」
定点監視班からの報告。

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祥氏、行動すべて把握>怪しい動きなし
規夫、勤め先の倉庫会社とアパートを往復する毎日>怪しい動きなし

規夫はさいきん職場の上司に勧誘されて創価学会に入信したらしく、家じゃ南無妙法蓮華経をさんざ唱えてますよ」

h11警官隊1s230 
警視庁年始年末特別警戒にのべ1万4500名を動員。
相手は凶悪かつ狡猾きわまる冷血テロリスト
効果は微妙だけども、せめて形だけでも全力を見せないと。


で、その凶悪かつ狡猾きわまる冷血テロリストはどうしてるかというと、

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【事件激情】ハラハラクロック!9発目【連続企業爆破】

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下へ、降りよう。
いまいる場所から一段下へ、さらに下へ、
この世界の地獄の、さらにドン底へ


──太田竜「辺境最深部に向かって退却せよ!」


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警視庁公安部による捜査の大枠は、公になった記録や被告の手記などからだいたい事実に即してる。
「爆弾本部」も実在した組織である。
が、例によって捜査官・会話・思考の多くは架空にして妄想の捏造である。
警視庁公安4課の役割は「公安資料整理」だが、「永田町1丁目の10」的な解析専門家はいない。

また東アジア反日武装戦線のうち何人かは、
もう真実を語ることができない。
彼らの会話や思考の一部も創作である。



h09title敵を欺くにはまず味方から35
さて、

片岡利明@「狼」

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引き続きうつうつしてた。

「東アジア反日武装戦線」の名が“血も涙もない無慈悲にして凶悪な殺し屋集団”の代名詞みたいに一人歩きして世の中を騒がしてるから。
ほかの黒ヘル過激派にすらはげはげしくバッシングされてるから。

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“隊長”なほ子まり子姉妹は、戦いが本格的になる前に「狼」を去ったけども、

おれもなあ、向いてないかもなあ、とため息の片岡

片岡はもともと敬虔なキリスト教徒でやってきたんで、非情な爆弾テロ信仰を両立させるのってやっぱり無理め。

以前、いったん「狼」から離れて大阪へと自分探しの旅したこともある。

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そのときちょうどNHKベトナム戦争のドキュメンタリーやってたのを見て。村を焼かれたベトナムの赤ちゃんの哀しい目を見て、
片岡はまたやる気になった。
「坊や、このかたきはとってやる」
米帝とそれに協力する日帝許すまじ。で、「狼」に戻った。

公安部解析班の見立ては正しかった。
片岡の闘魂はテレビ番組ひとつで燃え上がったり消えたりするものだった。


一方、捜査では大きな動きがあって──

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