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【事件激情】ハラハラクロック!9発目【連続企業爆破】

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下へ、降りよう。
いまいる場所から一段下へ、さらに下へ、
この世界の地獄の、さらにドン底へ


──太田竜「辺境最深部に向かって退却せよ!」


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警視庁公安部による捜査の大枠は、公になった記録や被告の手記などからだいたい事実に即してる。
「爆弾本部」も実在した組織である。
が、例によって捜査官・会話・思考の多くは架空にして妄想の捏造である。
警視庁公安4課の役割は「公安資料整理」だが、「永田町1丁目の10」的な解析専門家はいない。

また東アジア反日武装戦線のうち何人かは、
もう真実を語ることができない。
彼らの会話や思考の一部も創作である。



h09title敵を欺くにはまず味方から35
さて、

片岡利明@「狼」

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引き続きうつうつしてた。

「東アジア反日武装戦線」の名が“血も涙もない無慈悲にして凶悪な殺し屋集団”の代名詞みたいに一人歩きして世の中を騒がしてるから。
ほかの黒ヘル過激派にすらはげはげしくバッシングされてるから。

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“隊長”なほ子まり子姉妹は、戦いが本格的になる前に「狼」を去ったけども、

おれもなあ、向いてないかもなあ、とため息の片岡

片岡はもともと敬虔なキリスト教徒でやってきたんで、非情な爆弾テロ信仰を両立させるのってやっぱり無理め。

以前、いったん「狼」から離れて大阪へと自分探しの旅したこともある。

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そのときちょうどNHKベトナム戦争のドキュメンタリーやってたのを見て。村を焼かれたベトナムの赤ちゃんの哀しい目を見て、
片岡はまたやる気になった。
「坊や、このかたきはとってやる」
米帝とそれに協力する日帝許すまじ。で、「狼」に戻った。

公安部解析班の見立ては正しかった。
片岡の闘魂はテレビ番組ひとつで燃え上がったり消えたりするものだった。


一方、捜査では大きな動きがあって──

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【事件激情】ハラハラクロック!8発目【連続企業爆破】

tocontents18.gif h8title7発目へと戻る18  h登場人物h20 


表現者権力側から表現してはいけない(怒)

──若松孝二@『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』監督
──>「突入せよ!『あさま山荘』事件」映画化に激怒して


ふざけるな。彼らはまじめに革命を起こそうとしていたんだ。
ああいう描き方をするな(怒)

──若松孝二>熊切和嘉@『鬼畜大宴会』監督@'75年生に面と向かって

───────────────────鬼畜大宴会 - goo 映画


「あのータカサワさん」

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「私、経験がない初心者なんですけど、私のような者でも闘えるでしょうか」

初対面で浴田由紀子@「大地の牙」の口から出た最初の言葉がそれ。

「え、はあ」
タカサワ@大道寺将司@「狼」、めんくらってます。

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正直(おいおい大丈夫かこの女? なんでこんなのが来るの?)と思ったけども、
「まあダメだね、向いてないよ」とも言えないんで、

「あー、えーと大丈夫ですよ」無難にごまかす。

「狼」「大地の牙」の連絡役は、
もともと友だち同士の佐々木規夫─斎藤和Wメガネ男子でやってたんだが、
2人とも他メンに比べて大っぴらに政治活動やってたこともあるんで、
あまり大っぴらに会ってると公安デカに目を付けられるだろ、
なので、

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そういう心配のうすい大道寺将司浴田由紀子が会うことにしたんである。

例によってお互いコードネームしか知らない。スパイ映画ぽくて格好いいんである。
大道寺「タカサワ」由紀子「ミヤタ」

で、この浴田由紀子。
彼女こそ、連続企業爆破の醸し出すびみょーなる場違い感の象徴みたいなもんで。

事件激情的に連合赤軍よりも日本赤軍よりも、
東アジア以下略が引っかかったのは彼女の存在があったからで。

なんというか、彼女をひと言で言い表すと──

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【事件激情】ハラハラクロック!7発目【連続企業爆破】

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世間の注意を無理にでも引く行動によって
人民の心に新しい理想が染み込んでいく


──ピョートル・クロポトキン(ロシアのアナーキスト)


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犯行声明「狼通信」は、
「腹腹時計」と同じく「丸腰礼人」名義で共同通信に郵送されてきた。
共同通信は特ダネとして契約各紙に記事を配信。


狼通信

一九七四年八月三〇日三菱爆破=ダイヤモンド作戦を決行したのは、東アジア反日武装戦線“狼”である。
三菱は、旧植民地主義時代から現在に至るまで、一貫して日帝中枢として機能し、商売の仮面の陰で死肉をくらう日帝の大黒柱である。
今回のダイヤモンド作戦は、三菱をボスとする日帝の侵略企業・植民者に対する攻撃である。“狼”の爆弾に依り、爆死し、あるいは負傷した人間は、『同じ労働者』でも『無関係の一般市民』でもない。彼らは、日帝中枢に寄生し、植民地主義に参画し、植民地人民の血で肥え太る植民者である。
“狼”は、日帝中枢地区を間断なき戦場と化す。戦死を恐れぬ日帝の寄生虫以外は速やかに同地区より撤退せよ。
“狼”は、日帝本国内、及び世界の反日帝闘争に起ち上がっている人民に依拠し、日帝の政治・経済の中枢部を徐々に侵食し、破壊する。また『新大東亜共栄圏』に向かって再び策動する帝国主義者=植民地主義者を処刑する。
最後に三菱をボスとする日帝の侵略企業・植民者に警告する。
海外での活動を全て停止せよ。海外資産を整理し、『発展途上国』に於ける資産は全て放棄せよ。

この警告に従うことが、これ以上に戦死者を増やさぬ唯一の道である。

─ 9月23日東アジア反日武装戦線“狼”情報部


共同通信に届いた原版はタイプライターで打たれていて。
日本タイプライター社製の和文タイプ「パンライター」と判明した。

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警視庁による捜査は、公になった記録や被告の手記などからほぼ事実に即してる、
が、例によって一部は架空にして捏造である。
東アジア反日武装戦線のうち何人かは、
もう真実を語ることができない。
彼らの会話や思考の多くも架空にして捏造である。



titleダイヤモンド作戦

「やっぱり開き直りすぎだと思うんだよな、これ」

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片岡利明@「狼」は過熱する報道を見つつため息。

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