わらび旅
今日はまた例によってMGWが全世界的諜報網を駆使(主にテレビ)して見つけた食い物のみツアーである。
愛知県東部(つまり三河のヤンキーの三河)の山の中に、わらび粉100パーの「本わらび餅」を買いに行き、
さらに、道の駅の「五平餅定食」を食べに行く計画である。
ほかの観光は一切なし。食うのみ。無理していろいろ入れても疲れるだけだしな。しかも安いものしか食わんのが持続可能な環境社会構築である。ケチともいう。
えーと、わらび粉100パーのわらび餅はここ。
まつ月 >
んーと、なんか大々的に柿系の和菓子が出てるが、それではなく、わらび餅である。わらび旅である。
サイトーくんでGO!
遠い。
そして山田だれ?山だ。山山山。この界隈、

見事に高速道路網から洩れている。
そしてぽつぽつと山間に思い出したような集落が。
なんか八つ墓村か、ひぐらしのなく頃にか、屍鬼ってかんじだのう。なんか異形の神様とか祀ってたりしてな。で、村娘が次々と殺されるんだ。殺人にご用立てくださいと言わんばかりの変な数え歌もあってな。
MGW「いつも思うけどさー、こういう集落ってなんでできたのかねえ?」
まあたしかに。なぜか山また山の山奥でも人は住んでるからなあ。何して食べてるのかなあ、林業?
ようやく着いたまつ月。なぜか忽然と山の中に、「安政二年」とかのれんのかかったふつーにこぎれいな和菓子店なんだが、こんな山奥で成り立ってるんだろうか成り立ってるんだろうな。柿のやつ売り切れてるし。柿のやつ目当てで来たらしいジイサンが肩落として帰って行った。気を落とすな!死ぬなジジイ!ワ士らはワラビーを手に入れたぞ!がははは!
そして次は、そこから20分程度の道の駅である。
さいきん道の駅ってあちこちで頑張ってるよなあ。
沖縄では米軍基地がらみの助成金かなんかでつくるだけつくった道の駅が、完成した瞬間から廃墟になってるらしいが。
まあ島である沖縄で道の駅っつっても需要がなあ。何人レンタカーでそこまで行くのか。どうせお上がらみのことだから需要予測とかお手盛りだったろうしな。地元も何をどう期待していたのやら。
やはりそれなりに成功してる道の駅は、ちゃんと地域ぐるみで手の届くところで頑張って地味でもなんか魅力あるものつくろうぜ、という地道なところから始まってるようである。
しゃて、この道の駅もまた山また山の中にあるんだが、お、なかなか人が来てる脳。

アグリステーションなぐら >

このへんはえごまの産地で、五平餅もえごま味噌タレやらピーナッツタレである。五平餅ってやっぱり五平さんが考えたんだよな。
いま気づいたけど、アグリステーションってアグリカルチャーのアグリなんだな。なぜか鈴木亜久里をずっと思い浮かべてたぜ。そりゃ関係ないよな鈴木亜久里は。
あ、しまった。五平餅の写真撮るの忘れてた。
えーと、一応こんなかんじである。>
ビルダーでとりあえずがんがって作りました感漂うすンごいデザインかつ物凄く不味そうに映ってるがまあそのあたりも手づくりの妙味である。
しゃーて帰えるかの。ほんと食いにきただけだな。移動時間の方が長いぜ。
帰えった。さすが食ってきただけまだ日もかげってないな。
そして、さっそく食うかワラビー。

開けてみる。

んー、きなこしか見えんな。
んーと、どれどれ、「わらびの根から、でんぷんを洗い出し、三日間何度も水洗いと沈殿を繰りかえして精製し、さらに五年寝かすことで最高級の──」
MGW「んー、おいひーねこれ」
こらっまだ説明終わっとらんだろーが!なぜすでに食っとるか!
5年かけて丹精こめてつくり、
往復3時間かけて買い、
それを食べる所要時間1分。
贅沢なようなそれとは真逆のような…。
しかしいつも思うが、こういう食い物って必ずきなこが莫大に余るんだが、なにかもったいないな。
とはいえきなこばかり食うと口腔内がカタストロフなことになるしな。
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